Amazonで購入したXiaomi 14T Proを本格的に使い始めて一週間程度経過。低照度撮影性能の検証をメインに行ってきましたが、前世代(Xiaomi 13T Pro)から『表現力』が格段に向上。ダイナミックレンジの広さを活かした、立体感のある描写が特徴です。
最上位モデルのXiaomi 14 Ultraで撮影した際に漂っていた『Leica(ライカ)』の世界観もはっきりと感じられます。10万円程度の端末(日本版)でここまで撮れるとは正直驚き。
『最上位』ではありませんが、Xiaomi 14T Proもハイエンド歴としたモデル。処理能力を決めるSocにはMediaTek社の『Dimensity 9300+』を搭載。Xiaomi 13T Proが採用しているDimensity 9200+との違いは下記の通り。
Soc | Dimensity 9300+ | Dimensity 9200+ |
CPU | Cortex-X4(最大3.4GHz)×1、Cortex-X4(最大2.85GHz)×3、Cortex-A720(最大2.0GHz)×4 | Arm Cortex-X3(最大3.35GHz)×1 、Arm Cortex-A715(最大3.0GHz)×3、 Arm Cortex-A510(最大2.0GHz)×4 |
GPU | Immortalis-G720 MC12 | Arm Immortalis-G715 |
NPU | MediaTek NPU 790 | MediaTek NPU 690 |
CPUの部分を見ると、Dimensity 9200+は最上位コアに『Arm Cortex-X3(最大3.35GHz)』を1基、上位コアに『Cortex-A715(最大3.0GHz)』を3基採用。
Dimensity 9300+では最上位コアに『Cortex-X4(最大3.4GHz)』を1基。上位コアにも最大周波数を落としたCortex-X4(最大2.85GHz)を3基といった構成。Cortex-X4を合計で『4基』備えているのが、前モデルと異なる大きなポイント。
GPUの『Immortalis-G720』は、Immortalis-G715からピーク性能が平均で『15%』向上。さらにメモリー帯域幅の使用量を最大『40%』削減しています。
今回は代表的なベンチマークアプリ『AnTuTu Benchmark』『Geekbench』『3DMark』でXiaomi 14T Proの処理能力を数値化。『Xiaomi 13T Pro』『Xiaomi 14 Ultra』『OPPO Find X8』と比較(同時実測)してどういった結果になるのか。