カメラの為に何かを撮りたいと思わせるスマートフォンXiaomi 14T Pro
カメラよりの『Xiaomi 14 Ultra』、スマートフォンよりの『Xiaomi 14T Pro』
『綺麗に写真を撮れる』と感じるカメラを搭載するスマートフォンは確実に増えていますが、それらで撮影するタイミングは『撮りたい被写体』を見つけた時だけ。
『カメラの為に何かを撮りたいスマートフォン』はごく少数に限られます。Xiaomi 14T Ultraは間違いなくその『少数』に該当。ただし、私の中で同端末はスマートフォンより『カメラ』という位置付け。
『スマートフォン』と『カメラ』はベツモノです。スマートフォンは『日常的』にバッグやポケットに入れて持ち歩くもの。カメラは『撮りたい何か』が決まっていなければ、基本的に家に置いたままです。
Xiaomi 14 Ultraの持つカメラ性能が高いのは言う間でもありませんが、『手軽さ』『扱いやすさ』に関しては、『実売価格9万円台』『良好な電池持ち(体感で14 Ultra以上)』『おサイフケータイ対応』のXiaomi 14T Proが上回っている印象。
Xiaomi 14 UltraとXiaomi 14T Proには共通点があり、どちらも『Leica(ライカ)』と共同開発したカメラシステムを搭載しています。
Xiaomi Tシリーズ(日本モデル)として初めて『Leica』のカメラシステムを採用したXiaomi 14T Pro
日本のXiaomi Tシリーズは、Xiaomi 13T Proまで『Leica(ライカ)』のライセンス(技術)を取り扱うことが出来ませんでした。待ちに待った『Leicaあり』で、前世代からお値段据え置きとなったXiaomi 14T Pro。

それでいて『処理能力』がXiaomi 14 Ultraと同等。AnTuTu Benchmark(Ver.10)のトータルスコアは50万程度上昇し、『約200万』を叩き出しています。

13.5EVのハイダイナミックレンジをサポートする1/1.31インチの『Light Fusion 900』。通常の低感度に加えて『高感度用』に設計された回路も搭載する『デュアルネイティブISOフュージョンマックス』が、『Leica』の世界観を最上位モデルからしっかりと踏襲しています。

低照度の描写力向上が特に著しいXiaomi 14T Pro。『ほぼ暗闇』な撮影環境においては、前世代(Xiaomi 13T Proを)を圧倒する結果に。

ダイナミックレンジが広いと、ディテールの表現が豊かになります。『質感』をより正確に再現出来るということ。この部分が『綺麗に写真を撮れる端末』と『カメラの為に何かを撮りたい端末』の明確な違い。
私が普段メインの被写体として撮影している『花』は、ダイナミックレンジの広さがとても重要。私はXiaomi 14T Proで花の写真を撮りたくて仕方なかったのですが、季節が『冬』だったので中々実現出来ずにいました。

ようやく外を歩いていると春の息吹を感じ始めたので、満を持してXiaomi 14T Proのカメラで『Leicaな深い春』をお届けします(画像を選択するとAmazon Photoの低圧縮画像を表示)。