ネクストスタンダードモデルXiaomi 15Tが海外登場!日常と趣味の両立を実現

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Xiaomi 15T

Xiaomi(シャオミ)は2025年9月24日、グローバル市場向けに最新モデル『Xiaomi 15T』を正式に発表しました。カラーは『ブラック』『グレー』『ローズゴールド』の3色展開となり、同日から各国で順次発売が始まっています。日本市場においては、2025年9月26日(金)にリリース予定。

Xiaomi 15TはTシリーズのスタンダード機に位置づけられるモデルでありながら、Leica(ライカ)と共同開発したカメラシステムを採用。背面には『ライカ23mmメインカメラ』『ライカ46mm望遠カメラ』、そして120°の画角を持つ『ライカ15mm超広角カメラ』を搭載。

広角(メイン)にはPOCO F7 Ultraと同じ『Light Fusion 800』センサーが採用され、低照度でも高い解像感と豊かな階調を確保。46mm望遠は人物や日常スナップに適した自然な画角をカバーしており、Proモデルのような超望遠ではなく『日常的に多用できる望遠』を重視した構成が特徴です。

撮影機能としては、10-bit Log撮影やLUTインポート、HDR10+動画に対応しており、標準モデルであっても本格的な作品づくりを可能にしています。

心臓部にはMediaTek製の『Dimensity 8400-Ultra』を採用。最新のCortex-A725世代コアを組み込んだ4nmプロセスチップで、日常操作やゲームプレイはもちろん、AIを活用した翻訳や音声文字起こしといった処理でも俊敏に動作します。

GPUにはArm Mali-G720を搭載し、映像処理や描画性能も安定。メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.1に対応しており、速度と省電力を両立しています。

ディスプレイは6.83インチのAMOLEDパネルを搭載。解像度は2772×1280(1.5K)、最大リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは480Hz(瞬間的に2560Hzまで対応※ゲームターボで有効化が必要)となっています。

ピーク輝度は3200nitsに到達。さらにベゼル幅は最小1.5mmと極限まで狭く設計(Xiaomi 15T Proと同じ)され、没入感ある大画面を実現。

バッテリーは5500mAhの大容量を搭載し、67W有線急速充電に対応。公称では約50分でフル充電が可能とされ、Xiaomi独自の『3D IceLoop』冷却システムにより発熱を抑えた長寿命設計(1600回の充放電で容量80%維持)。

通信面では、独自の『Xiaomi Astral Communication』を採用。16のシナリオごとにアンテナ性能を自動調整し、安定した接続を提供。さらに専用チップ『Surge T1S』がWi-Fi、Bluetooth、GPS、セルラー通信を統合的に最適化します。

そして注目すべきは、オフライン環境でも最大1.3kmの範囲(Xiaomi 15T同士の場合)で音声通話が可能な『Xiaomiオフラインコミュニケーション』に対応している点です(OTA経由で提供開始、地域によって利用制限あり)。通常の通信が途絶した状況下でも役立つ機能として位置づけられています。

防水防塵性能はIP68に準拠し、Corning社の『Gorilla Glass 7i』を採用。耐久性と日常使用の安心感を高めています。

OSは『Xiaomi HyperOS 2』を搭載し、将来的にHyperOS 3へのアップデートも予定。AI通訳や音声文字起こし、AI検索などの『HyperAI』機能を利用可能です。

Xiaomi 15Tは、『Pro』が超望遠とハイエンド志向を強調するのに対し、扱いやすい焦点域と軽量・スリムな設計で『日常使いの快適さ』を磨いた一台といえます。カメラの表現力、AI機能、そして耐久性や電波性能まで、普段使いに寄り添った完成度の高いモデルとなっています。

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Xiaomi 15Tグローバル販売価格と日本の想定価格

公式ストアの国別価格(12GB+256GB)

Xiaomi 15T

  • 英国:£549(税込)
  • ドイツ:€699.90(税込)
  • UAE:AED 2,199(税込)

Xiaomi 14T

  • 英国:£549(税込)
  • ドイツ:€699.90(税込)
  • UAE:AED 2,099(税込)

海外公式ストアの販売価格は大きく変わらず。UAEはAED100(4千円程度)の値上げとなっています。

為替換算の目安(2025年9月25日、概算)

Xiaomi 15T

  • £549 × 200.1 ≒ 109,899円(TradingViewのGBP/JPYレート参考)
  • €699.90 × 174.7 ≒ 122,172円(TradingViewのEUR/JPYレート参考)
  • AED 2,199 × 40.35 ≒ 88,710円(XeのAED/JPY目安)

Xiaomi 14T

  • UK換算:£549 × 191.6 ≒ 105,177円 → 日本実売 89,800円はUK換算の約85.4%
  • DE/EU換算:€699.90 × 158.95 ≒ 111,184円 → 日本実売はEU換算の約80.7%
  • UAE換算:AED 2,099 × 41.234 ≒ 86,552円 → 日本実売はUAE換算の約103.8%

ユーロに対してはXiaomi 14Tリリース当初から円安が進行しており、円換算で10,000円程度の値上がりとなっています。

日本の想定価格(試算)

前世代となる Xiaomi 14T はKDDI独占販売で57,300円 という強烈な割安設定でした。これは、グローバル価格(約10万〜11万円換算)に対して大幅に低く、KDDIによる販促施策(端末値引きや契約条件込みの価格戦略)の結果といえます。

今回のXiaomi 15TもKDDI独占販売となれば、定価ベースでの価格帯は10万円前後を想定しつつも、『実売は6万円前後(59,800円〜64,800円程度)』に収まる可能性が高いと見られます。14Tと同様、グローバル価格に対して半値近い設定となるシナリオも現実的です。

※国・地域で税込/税抜や付加価値税率が異なるため、単純換算はあくまで目安。国内公式発表をお待ちください。

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広角・望遠・超広角をバランス良くカバーするXiaomi 15Tのカメラシステム

端末名Xiaomi 15T
ライカ23mmメインカメラ解像度:5,000万画素
焦点距離:23mm
F値:1.7
イメージセンサーサイズ:1/1.55インチ
画素サイズ:2.0μm( 4-in-1 スーパーピクセル)
光学式手ブレ補正:対応
オートフォーカス:対応
センサー内ズーム:2倍
ライカ 46mm 超望遠カメラ解像度:5,000万画素
焦点距離:46mm
F値:3.0
光学式手ブレ補正:対応
ズームレンジ:光学品質で2倍相当
ライカ15mm超広角カメラ解像度:1,200万画素
焦点距離:15mm
F値:2.2
視野角:120度


Xiaomi 15Tは、標準モデルでありながらLeicaとの協業による3眼構成のカメラシステムを採用しています。Proモデルのようなペリスコープ望遠は備えていませんが、46mm相当の望遠カメラを搭載することで、ポートレートや日常スナップで自然なパース表現を可能に。広角には『Light Fusion 800』センサーを採用し、暗所や逆光下でも豊かな階調を保持するのが強みです。

動画撮影では、あらゆる焦点距離でHDR10+をサポートし、広角・望遠・超広角の切り替え時にもトーンの一貫性を維持。プロフェッショナルモードでは、10-bit Log撮影やLUTデータのカスタムインポートにも対応しており、ユーザーは自分好みの色調や映像スタイルを反映できます。

さらに、Xiaomi 15Tは高信号対雑音比(高SNR)マイクを3基搭載。スタジオグレードのステレオ録音を実現し、映像だけでなく音声記録においてもクリアで臨場感のある品質を提供します。

CPUの効率性 & AI処理 & カメラ最適化を両立する Dimensity 8400-Ultra

Dimensity 8400-Ultraは最大クロック周波数『3.25GHz』のCortex-A725を含む“オールビッグコア”構成。全コアをCortex-A725で統一することで、マルチコア性能を高めつつ、省電力制御も兼ね備えたSoCです。すでに日本市場で発売されている『POCO X7 Pro』が同Socを採用しています。

Socモデル名Dimensity 8400-Ultra
プロセスサイズ4nm(TSMC)
CPU1× Arm Cortex-A725(最大 3.25GHz) 
3× Arm Cortex-A725(最大 3.00GHz) 
4× Arm Cortex-A725(最大 2.10GHz)  
GPUArm Mali-G720
NPUNPU 880
ISPImagiq 1080(Dimensity 8400参照)
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Mali-G720で効率改善

Mali-G720 GPUを搭載し、前世代と比べて描画効率とフレームレートが向上。メモリ最適化やハードウェアレイトレーシング対応により、ゲームや高負荷アプリでも安定した映像を実現します。

NPU 880によるAI高速処理


AI専用エンジン『NPU 880』は推論を高速化し、写真・動画編集やAI消しゴム、生成拡張、音声文字起こしなどでレスポンスを向上。エージェント系AIアプリの動作もスムーズにこなします。

Imagiq 1080でHDR撮影の進化

Imagiq 1080 ISPは、HDR撮影やズーム切替の滑らかさ、持続AF、画質の安定性を強化。特に望遠撮影時のトーンの一貫性を重視しており、Leicaカメラとの組み合わせで自然な描写を実現します。

1.5mmベゼルで実現する約94.5%の画面占有率。Xiaomi 15Tの没入型ディスプレイ

タイプ有機EL
サイズ6.83インチ
解像度2772 x 1280、447ppi
最大リフレッシュレート120Hz
最大タッチサンプリングレート480Hz(瞬間タッチサンプリングレート:2,560Hz※ゲームターボで有効時)
ピーク輝度3,200nit(25%表示面)
色域DCI-P3
色深度680億色
ガラスコーニング®ゴリラ®ガラス®7i

背面デザインは、ガラス繊維(fiberglass)を用いた外装が、アルミ製フレームと縫い目なく融合。滑らかなラウンド形状で高級感を演出しています。

ディスプレイは『6.83インチ AMOLED』を採用し、LIPO技術により三辺のベゼルを1.5mmまで絞る設計を実施。これにより画面占有率は約94.5%相当となり、没入感の高い視覚体験を支えます。 また、明るい屋外環境では自動的にAPL輝度を25%ブーストし、視認性を保つ設計も備えています。

ディスプレイガラスやフレームの強化で耐久性及び剛性が向上

Xiaomi 15Tは、防水防塵で最高クラスの IP68(最大3m、30分) に準拠し、日常の水濡れや粉塵から端末を保護。ディスプレイガラスには Corning® Gorilla® Glass 7i を採用し、従来世代から耐久性を高めています。

また、高強度アルミ合金フレームと背面ガラス繊維素材の組み合わせにより、落下時の耐性も強化。前世代からのフレーム剛性向上によって、より信頼性の高い堅牢設計を実現しています。

Xiaomi オフラインコミュニケーションで電波がなくてもつながる

上位のProモデルだけでなく、Xiaomi 15T もXiaomi オフラインコミュニケーション に対応しています。 これは、携帯ネットワークや Wi-Fi が利用できない環境でも、同じ機能に対応した Xiaomi 端末同士で音声通話やメッセージ送受信を可能にする仕組みです(SIM と Xiaomi アカウントへのログインが必要)。

公式発表によれば、この機能は 2025年9月24日から OTA アップデートを通じて順次提供され、利用可能地域やリリーススケジュールは国によって異なる可能性があります。

Leica カメラと Dimensity 8400-Ultra が底上げするスタンダードモデルのユーザー体験

Xiaomi 15T は、ライカ 23mm メインカメラ(5,000万画素、OIS) をはじめ、46mm 望遠カメラ、15mm 超広角カメラのトリプルカメラ構成を採用。ポートレートから日常のスナップまで身近な距離をサポート。

動画撮影時は HDR10+ に対応し、広角・望遠・超広角の切り替え時にもトーンの一貫性を維持。さらに LUT データのカスタムインポート に対応しており、プロフェッショナルな映像表現もサポートします。

SoC には MediaTek Dimensity 8400-Ultra を搭載。CPU は「1+3+4」の オールビッグコア(最大3.25GHz)。GPU『Mali-G720』、AI 処理を担う『NPU 880』の採用に採用により、AI 編集やズーム切替、写真・動画のHDR処理がスムーズに。スタンダードモデルのユーザー体験を底上げ。

Xiaomi 15T(グローバルモデル)の主な仕様

サイズ / 重量163.2 × 78.0 × 7.5mm / 194g
カラーブラック / グレー / ローズゴールド
防水防塵IP68(水深3m/30分防水、防塵)

カメラ

メイン(広角)50MP / f1.7 / 23mm相当 / Light Fusion 800 / 1/1.55型 / 2.0μm(4-in-1 Super Pixel) / OIS
望遠(46mm)50MP / f1.9 / 46mm相当 / OIS 対応
超広角(15mm)12MP / f2.2 / 15mm相当 / FOV 120°
フロントカメラ32MP / f2.2 / 21mm相当 / 視野角 90°

プロセッサ・メモリ・ストレージ

SoCMediaTek Dimensity 8400-Ultra(4nm)
CPU最大3.25GHz(1+3+4 構成、すべて Cortex-A725)
GPUMali-G720
NPUMediaTek NPU 880
メモリ最大12GB LPDDR5X
ストレージ256GB / 512GB(UFS 4.1)

ディスプレイ

サイズ6.83インチ AMOLED
解像度2772 × 1280、447ppi
リフレッシュレート最大120Hz
タッチサンプリング最大480Hz(瞬間 2560Hz ※ゲームターボ時)
ピーク輝度3,200nits(25%表示面)
保護Corning Gorilla Glass 7i
表示DCI-P3 / HDR10+ / Dolby Vision
認証TÜV Rheinland(低ブルーライト / フリッカーフリー / サーカディアンフレンドリー)

バッテリー・充電

容量5500mAh
有線充電67W(約46分で100%)
ワイヤレス充電非対応
冷却Xiaomi 3D IceLoop

オーディオ

スピーカーデュアルスピーカー
マイク3マイクアレイ
対応Dolby Atmos / Hi-Res / Hi-Res Wireless

通信

SIMデュアルSIM(nano + nano / nano + eSIM / eSIM + eSIM)
5GSA/NSA(n1/2/3/5/7/8/12/20/26/28/38/40/41/48/66/71/75/77/78)
LTE FDDB1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/71
LTE TDDB38/40/41/42/48
WCDMAB1/2/4/5/6/8/19
GSM2/3/5/8
Wi-FiWi-Fi 6E
Bluetooth6.0(デュアル)
NFC対応
位置測位GPS / BeiDou / Glonass / Galileo / QZSS / NavIC

ソフトウェア・その他

OSXiaomi HyperOS 2(出荷時)
特殊チップSurge T1S(通信最適化)、Surge P3(充電制御)
耐久性高強度アルミフレーム + ガラスファイバー背面

関連リンク

Xiaomi Global

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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