Xiaomiの畳める90W(3ポート)AC充電器レビュー|鞄に入れるならコレ!

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Xiaomi 90W 3ポート GaN (窒化ガリウム) 急速充電器の携帯性イメージ。出張や旅行に最適なコンパクトなUSB充電器。

2025年11月12日(水)、Xiaomi Japanは最大90Wの出力に対応するAC充電器『Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)』の発売を開始。価格は3,480円(税込)。

最大『90W』と高出力で、独自プロコトルが使えて『3千円台前半』という価格設定は他メーカーと比較してかなり良心的。Xiaomiのスマートフォンに付属している充電器とは異なり『折り畳める』のも大きなポイントです。

同充電器と充電ケーブル『Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cable(1m)』『Xiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cable (1m)』を購入したので、早速検証レビューをお届けします!

XiaomiスマホユーザーがXiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)を購入すべき3つの理由

プラグが折り畳み式で持ち運びに便利!カバンの中で邪魔にならない

Xiaomiのスマートフォン(オープンマーケット版)には、基本的にAC充電器が付属。他メーカーは『充電器別売り』が増えているので、この部分は間違いなくメリット。ただし私が所有する付属AC充電器は、どれも『プラグを折り畳めない』仕様。

Xiaomi (シャオミ) 製の90W AC充電器 (電源アダプター)。白く角ばったデザインで、折りたたみ不可のUS/JPプラグを搭載。
Xiaomi 15T Proに付属したAC充電器

折り畳み構造にすると、その分製造コストが上がるのは間違いなし。『オマケ』と考えれば不満は無いのですが、持ち運び用途だと正直不便。物理的にかさばりますし、プラグキャップをつけなければカバンの中で他の荷物を傷つけてしまう可能性も。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のプラグは折り畳み式。プラグキャップが不要で、3ポート仕様なのに省スペース。アクセサリーとしての見た目もスマートです。

Xiaomi (シャオミ) 製のGaN (窒化ガリウム) 急速充電器。白く角ばったデザインで、プラグ部分に製品仕様のテキストがある。

Xiaomi独自の充電技術(プロトコル)に対応

Xiaomiのスマートフォンは独自の充電技術を採用。他社の汎用的な充電器だと、パフォーマンスを活かしきれない可能性が高いです。Xiaomi 15Tで検証した際には、下記の通り『2倍以上』の速度差。

最大65W出力(1ポート使用の場合)のUGREEN 65W USB-C充電器でXiaomi 15Tを充電

スマートフォンの画面に表示された高速充電中のアニメーション。黒い背景の中央に、青く光るリングが表示されており、現在のバッテリー残量を示す「33%」の数字と、「高速充電」という日本語の文字、そして稲妻のアイコンが表示されている。
USB電力テスターのデジタル表示画面。複数の計測値がカラフルな数字で示されている。

付属の純正AC充電器でXiaomi 15Tを充電

スマートフォンの画面に表示された高速充電中のアニメーション。黒い背景の中央に、青く光るリングが表示されており、現在のバッテリー残量を示す「35.17%」の数字と、最大充電電力「67W MAX」の文字、そして稲妻のアイコンが表示されている。
USB電力テスターのデジタル表示画面。複数の計測値がカラフルな数字で示されている。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)はXiaomiの独自充電規格に加え、『PD(PPS対応)』『QC』といった充電規格もサポート。他社のデバイスを使用している場合でも、それらの規格に準拠しているデバイスに関しては高出力が可能。

『過電圧保護』『過熱保護機能』『過電流保護』『異常導電性抵抗保護』『短絡保護』『低電圧保護機能』『静電気保護』『ケーブル暗号化保護』『落雷保護機能』『電磁場保護』といった複数の機能により、充電時の安全性と信頼性を確保しているのも特徴です。

外出先でも安心して使える素材へのこだわり

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)は筐体素材に『UL94-V0グレード』のプラスチックを使用。これは『難燃性規格』の等級を表します。UL94-V0の主な条件は下記の通り(アメリカの国際安全規格機関Underwriters Laboratoriesより)。

  1. 炎を当て終わってから10秒以内に自力で消火する(1回あたり)
  2. 2回の着火テストの合計燃焼時間が50 秒以内である
  3. 燃えて溶け落ちた滴下物(ドリッピング)が下の綿に着火してはいけない
  4. 炎が消えた後の 残り火(グロー)が 30 秒以内に消える

また、Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)は筐体に『GaN』と大きめなプリントが(スマートフォンに付属する充電器にはなし)。

Xiaomi (シャオミ) 製のGaN (窒化ガリウム) 充電器に印字された「GaN DESIGNED BY XIAOMI」のロゴのクローズアップ画像。

公式な説明は2025年11月14日時点でされていませんが(問い合わせても情報が無いとのこと)、表記的に『GaN(窒素ガリウム)』素材の使用を想定(確定ではない)。ちなみにXiaomiが海外で発売している『65W GaN Charger』の製品ページでは、GaNつき『高い熱伝導率』『高温、酸、アルカリへの耐性』『電力変換に優れる』と記載。

GaN(窒化ガリウム)は電気を高速・効率的に切り替えられる半導体素材です。そのため、同じ出力でも従来のシリコンより 発熱が少なく、小型で、電力のムダが少ない充電器を作れます。結果として持ち運びやすく、高出力充電を安定して行えるのが最大のメリット。

見た目が良く『クセ』がつきづらい『Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cable(最大120W対応のUSBケーブル)』『Xiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cable(最大60W対応のUSBケーブル)』。お出かけのお供に最適

Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cable(最大120W対応のUSBケーブル)

Xiaomiは『Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)』と同時に、最大120W出力に対応するUSBケーブル『Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cable』をリリース。価格は1mが『980円(税込)』で2mが『1,280円(税込)』。私は1mを購入しました。

Xiaomi (シャオミ) 6A Braided USB-C to USB-C ケーブル (1m) の製品パッケージ。白色の箱にはケーブルのイラストと120Wの表記がある。

スマートフォンに同梱されているUSBケーブルは『USB-A×USB Type-C』。Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB-Aポートは最大出力が『27W』止まりなので、Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを同時に購入するのが吉。

ケーブルに関しては仕様をしっかり見ずに流れで購入(セットが売り切れだったので単品注文)。開封してみると高耐久で見た目も良い『編み込み式』。これはXiaomi端末を使っている人にプレゼントしたら喜ばれそう!

Xiaomi (シャオミ) 製のUSB Type-C to Type-C ケーブル。白色の編み込み (Braided) ケーブルが巻かれた状態で、コネクタ部分が見えている。
白い編み込み (Braided) 仕様のUSBケーブルのクローズアップ画像。ケーブルの丈夫な質感と素材感が確認できる。
Xiaomi (シャオミ) 製のUSB-C to USB-C 編み込みケーブルが巻かれた状態の画像。コネクタ内部がオレンジ色に見える。

コネクタは『10,000回異常の抜き差し』『20,000回以上の±90°曲げ』テストに合格。10kg以上の負荷で引っ張っても接続が外れにくい という『100N+』が製品ページに記載。

Xiaomi 120W 急速充電用USB-Cケーブルの端子接写。金属製USB Type-Cコネクタと、編み込みケーブルの質感。
Xiaomi 120W 急速充電対応 USB-Cケーブルの端子接写。120Wの表記で高出力を強調。

付属ケーブルもしっかりした作りですが、クセの付きやすさが難点(束ねにくさも)。一度小さくまとめると、なかなか真っ直ぐになりません(微妙にクネクネが残る)。

白いUSB Type-A to Type-C ケーブルの画像。スマートフォンや周辺機器の充電・データ転送用。

Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableは開封直後でこのクセの無さ。束ねて持ち歩くのに最適ですね。

Xiaomi 120W 急速充電用 USB-C to USB-C 高耐久編み込みケーブル。Xiaomiロゴと120Wの表記で高出力をアピール。

Xiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cable(最大60W対応のUSBケーブル)

Xiaomi (シャオミ) 3A Braided USB-C to USB-C ケーブル (1m) の製品パッケージ。白色の箱にはケーブルのイラストと60Wの表記がある。

Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableは最大『120W出力』に対応。こちらのXiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cableは『60W出力』止まり。長さも『1m』のみで、価格は『680円(税込)』。

Xiaomi (シャオミ) 製のUSB Type-C to Type-C ケーブル。白い編み込みケーブルが結束バンドで巻かれた状態で、コネクタ部分が見えている。

ぱっと見はXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableと同じですが、並べて比較すると『コネクタ』が一回り小さくケーブルが『細い』。それぞれ出力値に合わせた作りとなっています。

Xiaomi 60W PD (Power Delivery) 急速充電対応 USB-C to USB-C 編み込みケーブル。耐久性と高出力を示す60Wの印字を強調。
Xiaomi 60W/120W対応 PD (Power Delivery) 急速充電用USB Type-C to Type-C 編み込みケーブルのコネクタ部接写。純正ケーブルを強調。
Xiaomi 60W/120W対応 急速充電用USBケーブルの、高耐久な白いナイロン編み込み (Braided) 外装の接写。断線防止。

Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableと同様に、見た目が良くクセがつきづらい『編み込み式』を採用しているので、こちらも持ち歩きに最適。複数デバイスを所有している人は『充電器+ケーブルセット買い』推奨です。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)、Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cable、Xiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cableを実際に使ってみた

【実測】Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)の重さを1ポートタイプ(90W)と比較

Xiaomi 15T Proに付属のAC充電器は重量の実測値が『95.74g』。100gを切りますが、1ポート仕様かつプラグを折り畳めないので『持ち歩き』には不向き。

Xiaomi 90W GaN (窒化ガリウム) 急速充電器の軽量性を示す実測重量。本体重量は95.74gで、携帯性に優れることを強調。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)は実測値で『131.32g』。1ポートタイプのAC充電器より36g程度重いですが、『タブレット』『スマートウォッチ』『Bluetoothイヤフォン』など複数のデバイスを所有する場合は、『1台で3台同時充電可能』が可能に。プラグを折り畳める構造も『かばんの中』で大活躍。

Xiaomi製の白いGaN(窒化ガリウム)充電アダプターをデジタルスケールに載せて重量を計測している写真。スケールのディスプレイには、充電器の重量が131.3グラムと表示されている。充電器本体には「GaN DESIGNED BY XIAOMI」と印字されている。

先述している通り、Xiaomiのスマートフォンは独自の充電技術を採用。殆どの人は付属充電器を利用してると思いますが、『USB1ポート=コンセント1つ』という状況は非効率。Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)を導入することで『充電渋滞』から解放されるはず。

プラグを折り畳むと3辺合計サイズが1ポートAC充電器(90W)よりも小さくなる!

Xiaomi 15Tに付属のAC充電器のサイズ(実測値)

70mm(プラグ部分含む)×47.4mm×26.2mm

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のサイズ(実測値)

71.2mm(プラグ収納時は55.2mm)53.8mm×28.1mm

Xiaomi製の白い充電アダプター2種類を比較する写真。左側は「GaN DESIGNED BY XIAOMI」と書かれたGaN充電器。右側は「90W DESIGNED BY XIAOMI」と書かれた90W充電アダプター。背景は木目調の壁。
白い充電アダプター2種類をポート側から比較する写真。左側はUSB-Aポート1つとUSB-Cポート2つ(C2、C1)の計3ポートを持つマルチアダプター。右側は赤いUSB-Aポートのみを持つアダプター。

プラグが出た状態での3辺合計サイズ(実測値)は、Xiaomi 15Tに付属のAC充電器が『143.6mm』でXiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)は『153.1mm』。3ポートタイプが9.5mm程度大きいです。しかしプラグを収納すると『137mm』まで小型化!1ポートタイプを6.6mm下回る!

AC充電器1台でデバイス3台同時が可能に

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)はUSBポートが3つ。上からUSB-A(最大27W)、USB Type-C(最大67W)、USB Type-C(最大67W)といった仕様です。『シングルポート使用』『デュアルポート使用』『トリプルポート使用』時の最大出力(公式情報)は下記の通り。

使用ポート数USB-A出力USB-C2出力USB-C1出力合計出力/備考
シングルポート使用
USB-A のみ27W最大27W
USB-C2 のみ90W MAX最大90W
USB-C1 のみ90W MAX最大90W
デュアルポート使用
USB-A + USB-C218W67W MAX同時最大85W
USB-A + USB-C118W67W MAX同時最大85W
USB-C2 + USB-C118W67W MAX同時最大85W
トリプルポート使用
USB-A + USB-C2 + USB-C1合計15W(USB-A+C2)合計15W(USB-A+C2)67W MAX合計約82W
USB充電器のポートごとの最大出力図。アダプターにはUSB-Aが1つ、USB-C (C2, C1) が2つ搭載されている。
Xiaomi Japanより

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)を使用した充電速度実測結果(スマートフォン、タブレット、モバイルノートPC)

USB電力テスターの計測結果画面。高電圧の 18.68V と電流 3.852A、そして高出力の 71.990W が赤い枠で強調されている。抵抗値は 4.8オーム、温度は 31度C。PD充電器などの高出力デバイスの性能テスト結果を示すデジタル表示。
赤枠内の数値を参考にしてください(左上から電圧、電流、W数、抵抗、温度)。
  • 電圧(V):どれくらい高い電圧(水道に例えると水圧)で電力を送っているか
  • 電流(A):どれくらいの『量(水道に例えると水の量)』の電気を流しているか
  • W:どれくらいの『力(電圧×電流)』で充電しているか
  • 抵抗(Ω):充電時の電力ロス、電気の通りやすさ(水道に例えるとバルブの太さ、詰まり具合)
  • 温度:内部温度

充電速度は環境によって異なる可能性があります。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)の充電速度実測値(シングルポート使用)

白い90W充電アダプターのUSB-Cポートに、白い布巻きのUSBケーブルが接続されているクローズアップ写真。アダプターの側面には「90W」の文字とUSB-Aポートが見える。充電器の使用例を示す画像。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(1)にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.68V、電流は 3.852A、電力は 71.990W。抵抗値は 4.8オーム、積算容量は 430mAh、積算電力量は 6191mWh、温度は 31度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(2)にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.62V、電流は 3.844A、電力は 71.598W。抵抗値は 4.8オーム、積算容量は 424mAh、積算電力量は 6082mWh、温度は 33度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

USB Type-Cポート『1』『2』にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続して端末を充電すると、一番高いパフォーマンスを安定的に得られます。検証時はどちらも70W超えでした。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(1)にXiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.21V、電流は 2.839A、電力は 51.715W。抵抗値は 6.4オーム、積算容量は 465mAh、積算電力量は 6807mWh、温度は 26度C。高出力充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

ケーブルをXiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cable(最大60W)に変えると、抵抗値が6.4Ωに上がってW数が70台から50程度まで速度ダウン。1ポート使用が多い場合はXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableの購入をお勧めします。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Aポートに純正USBケーブル(Xiaomi 15T付属)を接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 8.817V、電流は 1.194A、電力は 10.527W。抵抗値は 7.4オーム、積算容量は 403mAh、積算電力量は 5604mWh、温度は 27度C。充電性能テスト結果を示すデジタル表示。

USB Type-Aポートはシングル使用でも検証時は『10W』程度と控えめ。スマートフォンやタブレットよりも『アクセサリー』の充電に適したポートと言えるでしょう。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-C(1)ポートに純正USBケーブル(Xiaomi 15T付属)+変換プラグ(市販品)を接続してPOCO X7 Proを充電

モノクロ写真。白いUSBケーブルに、四角い白いアダプター(USBテスターまたは延長パーツ)が接続され、さらにその先に別のコネクタが挿入されている。ケーブルには「6A」の文字が見える。USB充電のテストや計測に使用される接続状態。
USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 8.935V、電流は 1.172A、電力は 10.471W。抵抗値は 7.6オーム、積算容量は 403mAh、積算電力量は 5602mWh、温度は 26度C。充電性能テスト結果を示すデジタル表示。

スマートフォン付属の純正USBケーブル(USB Type-A×USB Type-C)に『変換コネクタ』を装着したら、『ハイスピード充電』されるのではと検証前まで密かに期待。しかし結果はUSB Type-Aポートと変わらない残念な数値でした(変換コネクタ側に原因があるのかも)。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(2)にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してモバイルノートPC(HP Pavilion Aero 13-bg)を充電

USB電力テスターの計測結果画面。高電圧 19.89V、電流 3.010A、電力 59.868W。抵抗値は 6.9オーム、積算容量は 644mAh、積算電力量は 8891mWh、温度は 28度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

HP Pavilion Aero 13-bgには最大『65W』のAC充電器が付属。Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)+Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableの組み合わせで充電(電源OFF)すると、付属品の最大値に近い速度を得ることが出来ました。

Xiaomi純正AC充電器+USBケーブルの充電速度(シングルポート充電比較用)

最大90W出力純正AC充電器とUSBケーブル(どちらもXiaomi 15T Pro付属)でPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.67V、電流は 3.830A、電力は 71.509W。抵抗値は 4.8オーム、積算容量は 419mAh、積算電力量は 5996mWh、温度は 31度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

最大67W出力純正AC充電器とUSBケーブル(どちらもXiaomi 15T付属)でPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.13V、電流は 3.272A、電力は 59.334W。抵抗値は 5.5オーム、積算容量は 384mAh、積算電力量は 5383mWh、温度は 27度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)+Xiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableの組み合わせでUSB Type-Cを1ポートのみ使用すると、最大90W出力純正AC充電器と同等の充電パフォーマンスを得られることが判明。Xiaomi 15Tなどに付属する最大67W出力純正AC充電器よりも速度は上です。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)の充電速度実測値(デュアルポート使用)

白い90W充電アダプターのUSB-Cポート2つに、白い布巻きのUSBケーブルが2本同時に接続されているクローズアップ写真。アダプターの側面には「90W」の文字が見える。2台同時充電の使用例を示す画像。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(1)にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.29V、電流は 3.090A、電力は 56.540W。抵抗値は 5.9オーム、積算容量は 437mAh、積算電力量は 6317mWh、温度は 30度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(2)にXiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO M7 Pro 5Gを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 8.598V、電流は 1.586A、電力は 13.636W。抵抗値は 5.4オーム、積算容量は 592mAh、積算電力量は 7897mWh、温度は 24度C。充電性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Aポートに純正USBケーブル(Xiaomi 15T付属)を接続してXiaomi Pad 7を充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 8.598V、電流は 1.330A、電力は 11.435W。抵抗値は 6.4オーム、積算容量は 444mAh、積算電力量は 6350mWh、温度は 29度C。充電性能テスト結果を示すデジタル表示。

2ポート使用だと、USB Type-Cポート(1)で『メイン端末を超急速充電』。残りどちらかのポートで『サブ端末を充電』といった使い方が一般的かと。USB Type-Cポート(2)とUSB Type-Aポートで大きなな速度差はありませんでした。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)の充電速度実測値(トリプルポート使用)

モノクロ写真。白いGaN充電アダプターに、USB-A、USB-Cの全3ポートすべてにケーブルが接続されているクローズアップ。アダプター本体には「GaN」の文字が見える。3台同時充電の使用例を示す画像。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(1)にXiaomi 6A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してPOCO X7 Proを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 18.31V、電流は 3.098A、電力は 56.742W。抵抗値は 5.9オーム、積算容量は 586mAh、積算電力量は 8268mWh、温度は 30度C。高出力PD充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Cポート(2)にXiaomi 3A Braided USB-C to USB-C Cableを接続してXiaomi Pad 7を充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 4.922V、電流は 1.252A、電力は 6.162W。抵抗値は 3.9オーム、積算容量は 566mAh、積算電力量は 7692mWh、温度は 26度C。標準的なUSB充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)のUSB Type-Aポートに純正USBケーブル(Xiaomi 15T付属)を接続してPOCO M7 Pro 5Gを充電

USB電力テスターの計測結果画面。電圧は 5.068V、電流は 1.278A、電力は 6.476W。抵抗値は 3.9オーム、積算容量は 581mAh、積算電力量は 7770mWh、温度は 26度C。標準的なUSB充電の性能テスト結果を示すデジタル表示。

3ポート全てにスマートフォンやタブレットを接続した状態で実測。USB Type-C(1)のみ速すぎる!と驚きましたが、正しい仕様でした。つまり1ポートで『超急速充電』しつつ、残りの2ポートでサブ端末やアクセサリーを『のんびり充電』といった使い方。充電時間を短くしたい場合は、使用するポートの数を減らしましょう。

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)はこんな人にお勧めしたい充電器

  • 家のコンセントが足りないと感じている
  • スマートフォン・タブレット・Bluetoothイヤフォン・スマートウォッチなど複数Xiaomiのデバイスを所有している
  • デスクまわりをスッキリさせたい
  • Xiaomiデバイスの充電パフォーマンスを落としたくない
  • 出張などでAC充電器を持ち歩く機会が多い
  • 低コストでXiaomiの高出力充電器を追加したい
  • 規格に合ったモバイルノートPCを所有している

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)とセットで使いたいスマートフォン/タブレット実機レビュー

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Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)の主な仕様

項目内容
製品名Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)
製品寸法55.5×74.8×30mm(プラグ除く)、実測値:53.8×71.2×28.1mm(プラグ出した状態)、53.8×55.2×28.1mm(プラグを畳んだ状態)
製品重量130g(実測値:131.32g)
製品の色ホワイト
入力パラメーター100–240V〜、50/60Hz、2.0A
ポートタイプUSB-Cポート×2、USB-Aポート×1
出力パラメーターシングルポート出力:USB C1/C2:5.0V=3.0A 15.0W、9.0V=3.0A 27.0W、15.0V=3.0A 45.0W、11.0V=6.1A 67.0W(最大)、20.0V=4.5A 90.0W(最大)USB A:5.0V=3.0A 15.0W、9.0V=3.0A 27.0W、12.0V=2.25A 27.0Wデュアルポート出力USB C1+C2:67.0W(最大)+18.0W、USB C1/C2+A:67.0W(最大)+18.0Wトリプルポート出力:USB C1+(C2+A):67.0W(最大)+15.0W
動作温度-10℃〜+40℃
同梱品Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)×1取扱説明書×1

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)を使って感じたメリットとデメリット

Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter (3-Port)
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • カバンに入れて持ち運ぶ際に便利なプラグ折り畳み式
  • Xiaomi独自の充電技術に加えて『PD(PPS)』『QC』といった複数の規格をサポート
  • UL94-V0グレードの難燃性に優れる素材を使用。外出先でも安心して使える
  • 『過電圧保護』『過熱保護機能』『過電流保護』『異常導電性抵抗保護』『短絡保護』『低電圧保護機能』『静電気保護』『ケーブル暗号化保護』『落雷保護機能』『電磁場保護』といった複数の安全機能
  • 最大90Wの高出力に対応。スマートフォンやタブレットに加えてモバイルノートPCの充電にも使える
  • コンセント1つで3つの充電ポートを得られる。充電渋滞を改善
  • 90W&3ポート仕様ながら3,480円(税込)の低価格設定
デメリット
  • 複数デバイスを所有しない人にとってはオーバースペック

関連リンク

Xiaomi Japan

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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