Xiaomi Pad Miniレビュー|3KとAnTuTu250万の優位性が宿る頂点スペックタブレット

記事には広告が含まれます。本内容は公開時の情報です。
Xiaomi Pad Miniの背面を前に手に持っている合成画像。背景はマンガとイラストが融合したような近未来的なオフィス空間。
この記事に書いてある内容一覧
  • 【電池もち】Xiaomi Pad Miniは『やや良い』部類
    • YouTubeで同じ動画を約90分間再生して電池がどの程度減るか(実機検証結果)
    • 電池もちを優先するなら画面やバッテリー設定の調整を
  • 【充電】Xiaomi Pad Miniはタブレットなのに超急速対応!30分で50%以上の電池残量確保。67W出力の高性能充電器も付属
    • 2つのUSB Type-Cポートを搭載。同時に充電するとどうなる?
    • Xiaomi Pad Miniを付属のAC充電器で約10分間充電した結果
    • Xiaomi Pad Miniをモバイルバッテリー(Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh)で約10分間充電した結果
    • 充電しながら3Dゲームをプレイするなら『低速充電(GAME TURBO内)』をONにしよう
  • 【ベンチマーク】Xiaomi Pad Miniの処理能力は?『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』『3DMark(Wild Life Stress Test)』実測結果まとめ
    • 【実測】Xiaomi Pad MiniのAnTuTu Benchmarkスコア(Ver.10.5.2)
    • 【実測】Xiaomi Pad Miniに性能が近いスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10.5.2)
    • 【実測】Xiaomi Pad MiniのGeekbench6(CPU)スコア
    • 【実測】Xiaomi Pad Miniの3DMark Wild Life Stress Testスコア
  • 【2つのUSB Type-Cポート】Xiaomi Pad Miniは追加アクセサリー不要で充電しながら有線映像出力が可能
  • 【高速データ転送】Xiaomi Pad Miniの左側面ポートはUSB 3.2 Gen 1に準拠。10GB超えのデータを転送してみた結果
  • 【電子書籍リーダー】3K高解像度(403ppi)のメリットを体感。Xiaomi Pad Miniは片手持ち出来るサイズながら漫画を見開き(2ページ)で快適に読める!
  • 【マルチウィンドウ】外部ディスプレイ出力時に大活躍!複数のアプリを並べてパソコンライクに使えるワークステーション
  • 【Xiaomiフォーカスペン対応】精細な絵を描けるだけじゃない!Xiaomi Pad Miniがプレゼンツールに
  • 【画面評価】Xiaomi Pad Miniのディスプレイはプロユースでも通用する高い精度を持つ
  • 【画面表示】『3K超高解像度』と『12bit(687億表示)』の本格スペック。スマートフォンより広く、大型ディスプレイより高精細に
    • Xiaomi Pad Miniの主な画面仕様
    • 『自動明るさ調整』をONにすると明るさが向上
    • 高い満足度を得られる表示品質。ただしリフレッシュレート『165Hz』は体感出来ず
    • ディスプレイの色彩(色温度など)調整方法
    • ブルーライトを制御する読書モードは『周期』『時間』『色温度』『テクスチャ』など細かい設定が可能
  • 【リアカメラ】SocとXiaomiの画像処理力が影響?スペック超えのタブレットらしからぬクオリティ
    • Xiaomi Pad Miniの主なリアカメラ仕様
    • スマートフォンより大きく表示。本格的な画像編集機能で撮った写真を自分好みに仕上げる
    • シンプルな撮影メニュー。タブレットながら豊富なフィルター効果
    • 地域を『日本以外』に設定するとシャッター音をOFFに出来る
    • 【写真作例・評価】Xiaomi Pad Miniのリアカメラで撮影
    • 【動画作例・評価】Xiaomi Mad Miniのカメラで撮影
  • 【フロントカメラ】スマートフォンより広く撮れる超広角仕様。ポートレートモードも高性能
    • 優れた画質と自然な被写界深度エフェクト
    • Google Meet(オンラインミーティング)の『画質』『音声』ともに良好。同時通訳はバグり気味
  • 【デザイン】ハイエンドらしい洗練された見た目と質感。Xiaomi 15Tシリーズとの相性も抜群
    • Xiaomi Pad Miniに近い画面サイズの端末重量
  • 【顔認証】速度は一般的。高輝度設定時は暗い場所でもロック解除可能
  • 【スピーカー】明瞭で音の分離性に優れる。ただし低音域の再生能力には物足りなさ
  • 【Bluetooth】Xiaomi Pad Miniは低いビットレートで高音質を実現する『LC3』をサポート
    • 【LE Audio(LC3)】電池の減りとデータ転送量を抑えつつ高音質で音楽を聴ける。低遅延にも対応
  • 【デジタル著作権管理】Xiaomi Pad MiniのWidevineは?Netflixを高解像度で観られるか確認
  • 【YouTube、アマプラ、Netflix】Xiaomi Pad Miniは外部ストレージにコンテンツを保存出来る
  • 【ジェスチャー】デジタルアシスタント、カメラアプリ、レコーダーの起動を素早く行える
    • デジタルアシスタントを変更する方法
  • 【デュアルアプリ&アプリロック】プライベートと仕事の使い分けを効率的かつ安全に
  • 【AI】文章から画像まで自由かつ効率的に『生成』『拡張』『削除』出来る
    • AIライティング
    • AI画像拡張
    • AI消しゴム
  • 【Miキャンバス】ただのスケッチアプリじゃない!雑なラフ画をXiaomi Pad Miniで使える虹色ペンで囲むと凄いことが起きる
  • 【マルチデバイス連係】スマートフォンのアプリ表示/操作、ネットワーク接続、発着信などをタブレット側で行える
  • Xiaomi Pad Miniの日本発売日
  • Xiaomi Pad Miniの日本販売価格
  • Xiaomi Pad Miniのアップデート保証期間
  • Xiaomi Pad Miniの同梱品
  • Xiaomi Pad Miniとセットで使いたいスマートフォン実機レビュー
  • 【スペック】Xiaomi Pad Miniの主な仕様
  • 実際に使った上で感じたXiaomi Pad Miniのメリットとデメリット
  • Xiaomi Pad Miniに関するQ&A
  • 関連リンク

Xiaomi Pad Miniのレビューは、Xiaomi Japanから本体を貸していただき行っています。

一般的なXiaomi Pad(SE)シリーズより、一回り小さい『8.8インチ』サイズのXiaomi Pad Mini。片手で持つことが出来たり、ミニショルダーバッグにすっぽりと収まる機動力の高さが魅力(重量も326gに抑えられている)。

Socはハイエンドスマートフォン『Xiaomi 15T Pro』も搭載しているDimensity 9400+。ベンチマークをテストしてみた結果、超ハイエンドクラスの圧倒的な処理能力が明らかに(AnTuTuベンチマーク250万)。

タブレットの中では小型な部類ですが、スマートフォンよりは筐体サイズが大きいXiaomi Pad Mini。物理的な放熱性に優れるので、負荷時がかかった状態でも高いパフォーマンスを維持。本格的な3Dゲームを余裕でこなします。

処理能力に加えて『ディスプレイ』もハイエンドなXiaomi Pad Mini。『3K解像度の恩恵』を大きく感じられたのは、『漫画リーダー』としての利用時。文字が滲み無く表示されるので、画面に目を近づければ『見開き(2ページ)』すら快適に読めてしまう。

左側面と下部に『2つのUSB Type-Cポート』を備えるのも同タブレットの特徴。充電しながら映像出力(左側面のみ)やポータブルストレージなどを接続可能。どちらのポートも最大『67W』の急速充電に対応しています(充電器付属)。

個人的に驚かされたのは『カメラ』の画質。タブレットのカメラは『デジタルメモ』クオリティがほとんど。しかしXiaomi Pad Miniの画質は、いい意味でタブレットを逸脱。Dimensity 9400+が搭載するISP性能の高さや、Xiaomiの画像処理力がしっかりと活かされている!

Leicaと共同開発した3眼カメラシステムを使えるXiaomi 15Tは、『12GB/512GB』モデルが6万円台。Xiaomi Pad Miniの8GBモデルとベストマッチな印象です。

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本記事では、『充電時間計測』『ベンチマーク実測』『カメラ撮影(静止画から動画まで)』『Xiaomiフォーカスペンの使い方』『顔認証』など、Xiaomi Pad Miniの実機を使った様々な検証を行っています。購入を検討している人は、参考にしていただけたら幸いです(右下にリンク付きの目次あり)。

【電池もち】Xiaomi Pad Miniは『やや良い』部類

YouTubeで同じ動画を約90分間再生して電池がどの程度減るか(実機検証結果)

※画面の明るさは照度計で50LUX程度に合わせています。

端末名画面サイズ(解像度)電池容量減った電池量
CMF Phone 2 Pro6.77インチ(2,392×1,080px)5,000mAh-6%
Nothing Phone(2)6.7インチ(2,412×1,080px)4,700mAh-6%
Nothing Phone(3a)6.77インチ(2,392×1,080px)5,000mAh-6%
POCO F7 Ultra6.67インチ(3,200×1,440px)5,300mAh-6%
POCO X7 Pro6.67インチ(2712 × 1220px)6,000mAh-9%
Xiaomi 13T Pro6.7インチ(2,712×1,220px)5,000mAh-10%
Xiaomi 14T Pro6.67インチ(2712 × 1220px)5,000mAh-8%
Xiaomi 15T 6.83インチ(2772 × 1280px)5,500mAh-7%
Xiaomi 15T Pro6.83インチ(2772×1280px)5,500mAh-5%
Xiaomi 14 Ultra6.73インチ(3,200×1,440px)5,000mAh-8%
Xiaomi 15 Ultra6.73インチ(3,200×1,440px)5,410mAh-4%
Pixel 7a6.1インチ(2,400×1,080px)4,385mAh-9%
Pixel 9a6.3インチ(2,400×1,080px)5,100mAh-7%
Pixel 86.2インチ(2,400×1,080px)4575mAh-8%
OPPO A79 5G6.72インチ(2,400×1,080px)5,000mAh-6%
OPPO Reno9 A6.4インチ(2,400×1,080px)4,500mAh-6%
OPPO Reno11 A6.7インチ(2,412×1,080px)5,000mAh-6%
OPPO Find X86.6インチ(2,760×1,256px)5,630mAh-5%
moto g246.6インチ(1,612×720px)5,000mAh-7%
moto g66j 5G6.7インチ(2,400×1,080px)5,200mAh-7%
AQUOS sense86.1インチ(2,432×1,080px)5,000Ah-4%
AQUOS wish46.6インチ(720×1,612px)5,000mAh-4%
AQUOS sense96.1インチ5,000mAh-5%
Redmi Pad SE 8.7 4G8.7インチ(1,340×800px)6,650mAh-6%
iPlay 70 mini Pro8.4インチ(1,920×1200px)6,050mAh-10%
iPlay 70 mini Ultra8.8インチ(2,560×1600px)7,300mAh-6%
Xiaomi Pad Mini8.8インチ(3,008×1,880px)7,500mAh-6%

Xiaomi Pad MiniでYouTube動画(1080p)を約90分間再生し、減った電池の量は『-6%』程度。これは他のスマートフォンやタブレットと比較して『やや良い』部類に入ります。

搭載するSocはMediaTek社の『Dimensity 9400+』。ハイエンドスマートフォン『Xiaomi 15T Pro』と同じものです。Dimensity 9400+は『映像処理パイプライン最適化(AV1 / HEVC / VP9 / AVCでCPUをほぼ使わないハードウェア処理が可能)』に対応。この部分がストリーミング動画再生時の消費電力制御に影響している可能性あり。

主要動画配信サービスのコーデック採用状況

YouTube

  • AV1:高解像度・HDRで採用拡大
  • HEVC:基本未使用
  • VP9:依然主力
  • AVC(H.264):低解像度・旧端末向け

Netflix

  • AV1:対応端末で利用開始
  • HEVC:4K / HDRの主力
  • VP9:なし
  • AVC:SD/HDで利用

Amazon Prime Video

  • AV1:Fire TVなど新世代端末で利用
  • HEVC:4K HDRの基本
  • VP9:なし
  • AVC:HD配信で利用

Disney+

  • AV1:2023年以降導入
  • HEVC:4K / HDRの主力
  • VP9:なし
  • AVC:一部デバイスで利用

Apple TV+ / iTunes

  • AV1:一部環境のみ
  • HEVC:標準コーデック
  • VP9:なし
  • AVC:旧環境で利用

Hulu(日/米)

  • AV1:なし
  • HEVC:4K / HDRの主力
  • VP9:なし
  • AVC:HD以下で利用

Meta(Facebook/Instagram)

  • AV1:リール・動画投稿で採用拡大
  • HEVC:一部環境
  • VP9:幅広く利用
  • AVC:低解像度向け

電池もちを優先するなら画面やバッテリー設定の調整を

設定項目のディスプレイと明るさを『自動明るさ調整』のいずれかに設定すると、最大輝度が高くなります。明るい画面表示の状態が続くと、消費電力が増えて電池の減りが早く。

電池もちを優先する場合は下記の設定を行いましょう。

  • サンライトモードOFF(検証時は明るさが変わらなかったが念の為):設定→ディスプレイと明るさ→サンライトモード
  • 自動明るさ設定ON(明るい場所では消費電力が上がる。利用環境によってはOFF):設定→ディスプレイと明るさ→自動明るさ調整
  • ディスプレイのリフレッシュレート60Hz:設定→ディスプレイと明るさ→リフレッシュレート
  • AI画像エンジン(超解像/AI HDR補正/MEMC)OFF:設定→ディスプレイと明るさ→AI画像エンジン
  • 高度なテクスチャOFF:設定→ディスプレイと明るさ→高度なテクスチャ
  • 自動スリープまでの時間短め:設定→ロック画面→スリープ(15秒〜30秒程度)
  • バッテリーセーバーON:設定→バッテリーとパフォーマンス→現在のモード
  • 気温が低い時期は低温耐久モードON:設定→バッテリーとパフォーマンス→追加機能→低温耐久モード
「ディスプレイと明るさ」設定画面。ライトモードとダークモードの切り替え、画面の明るさ調整、自動明るさ調整のオン/オフ設定が表示されている。

【充電】Xiaomi Pad Miniはタブレットなのに超急速対応!30分で50%以上の電池残量確保。67W出力の高性能充電器も付属

2つのUSB Type-Cポートを搭載。同時に充電するとどうなる?

Xiaomi Pad Miniは、67W充電に対応するUSB Type-Cポートを『左側面』『下』部分に1つずつ(合計2つ)備えます。2つのポートから同時に充電したらどうなるのか試してみたところ、『最初に接続したポート』のみが機能。後から接続したポートでは抵抗値が上がり、電流が流れない状態に。つまり67W出力の充電器を2つ用意しても『2倍の速度』で充電することは出来ません。

Route RのUSB Type-Cチェッカーで給電状態を計測。画面に5.141V、0.000A、0.000Wなどが表示されている。
項目ポート1ポート2
ポート位置本体下部本体左側面
インターフェース規格 USB 2.0USB 3.2 Gen 1
最大転送速度最大480Mbps最大5Gbps
充電/給電67 W HyperCharge 対応18 W 有線リバース充電対応(同時利用不可)67 W HyperCharge 対応18 W 有線リバース充電対応(同時利用不可)
映像出力(DisplayPort)非対応対応(DP 1.4)外部モニター・テレビ出力可
ホストモード(OTG)対応(マウス・USBメモリ接続可)対応(マウス・USBメモリ接続可)
ケーブル要件USB 3.2Gen1で接続するには対応ケーブル(別売)が必要
充電優先動作2ポート同時接続時は最初に挿したポートが優先される2ポート同時接続時は最初に挿したポートが優先される

Xiaomi Pad Miniを付属のAC充電器で約10分間充電した結果

Xiaomi Pad Miniは最大『67W』の充電速度に対応しています。付属の純正AC充電器+USBケーブル(67W対応)を使用して約10分間充電したところ、電池残量は『+24%』増えていました。

端末名充電時間(有線)増えた電池残量
Pixel 9a約15分間+18%
moto g66j 5G約15分間+22%
CMF Phone 2 Pro約15分間+24%
Nothing Phone(3a)約10分間+20%
POCO F7 Ultra約10分間+34%
Xiaomi 14T Pro約10分間+48%
Xiaomi 15T約10分間+25%
Xiaomi 15T Pro約10分間+34%
Xiaomi Pad Mini約10分間+24%

ちなみに公称値は『30分で58%』まで充電(検証値よりも控えめ)。30分充電すれば、半分以上の電池量を確保出来るXiaomi Pad Mini。タブレットはスマートフォンと比較して充電速度が『遅い』場合が多いので、この部分は明確なメリットに。

Xiaomi製67W急速充電器と充電ケーブル、紫色のデバイス本体(タブレット/スマートフォン)の付属品
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Xiaomi Pad Miniをモバイルバッテリー(Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh)で約10分間充電した結果

搭載ケーブルが最大『120W』の出力に対応するモバイルバッテリー『Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh』。Xiaomi Pad Miniを約10分間充電して、増えた電池残量は『+16%』。検証時は最大入力が40W程度にとどまり、付属のAC充電器と比較してやや低速な結果となりました。

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充電しながら3Dゲームをプレイするなら『低速充電(GAME TURBO内)』をONにしよう

セキュリティ→ゲームターボからアプリを追加可能(ゲームは自動的に追加される場合が多い)

スマートフォンの「セキュリティツール」メニュー画面。プライバシー、ビデオツールボックス、ゲームターボ、デュアルアプリ、診断、アプリロックなどの機能アイコンが一覧表示されている。

充電しながらゲームを安定的にプレイしたい場合は、GAME TURBO内に用意された『低速充電』機能を使いましょう。

ゲームターボ(GAME TURBO)のオーバーレイ画面。「低速充電」機能が赤枠で強調表示されており、リアルタイム104 FPS、パフォーマンス設定、ボイスチェンジャーなどのオプションも見える。

原神プレイ時に、『ON』『OFF』で出力がどの程度変わるかを検証してみました(充電器はXiaomi 165W Power Bank 10000mAhを使用)。

USBテスターによる急速充電(USB PD)の計測値。画面に8.817V、3.970A、35.003Wの高出力が表示され、積算容量2168mAh、温度40℃なども確認できる。
低速充電OFF
USBテスターのデジタル計測画面。7.925V、1.174A、9.303Wの充電数値と、積算容量2293mAh、温度30℃などが表示されている。
低速充電ON

低速充電がOFFの状態では、『35W』程度と比較的高出力を維持。出力に伴い温度は40度まで上昇しました。低速充電をONにしてみると、抵抗値が上がって出力は10〜13W程度にダウン。温度は30度付前後まで下がりました(利用環境によって異なる場合あり)。

温度の上昇はスマートフォンのパフォーマンスダウンに直結。通常充電しながら負荷の重い3Dゲームをプレイすると、『カクつき』『画質低下』を引き起こしやすくなります。

充電速度(時間)がトレードオフとなりますが、『電池の減りを抑えながら高いゲームパフォーマンスを維持したい』時には、低速充電を『ON』にしましょう。ご覧の通り効果ありです。

【ベンチマーク】Xiaomi Pad Miniの処理能力は?『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』『3DMark(Wild Life Stress Test)』実測結果まとめ

ベンチマークの測定は12GB/512GBモデルを使用しています。

タブレット端末でゲームをプレイする様子。画面には、リアルなグラフィックで丸太小屋や赤いトラクターが描かれた、田園風景のゲーム画面が表示されている。

【実測】Xiaomi Pad MiniのAnTuTu Benchmarkスコア(Ver.10.5.2)

AnTuTu Benchmarkはスマートフォンやタブレットの性能を数値化してくれる代表的なアプリ。『CPU(処理速度)』『GPU(グラフィック性能)』『MEM(RAM、ROMの読み書き速度)』『UX(アプリの動作速度)』を測定し、その結果を総合スコアとして表示します。

AnTuTuスコア目安性能レベル適した使い方(参考程度)
〜40万程度一般的なエントリークラス通話・LINE・読書・軽いWeb検索程度。ゲームやカメラ処理は厳しい
40万〜65程度エントリークラス上位〜下位ミドルクラスSNS、動画視聴、ナビ、ライトなゲームはストレスを感じない程度
65万〜90万程度一般的なミドルクラス日常利用はスムーズで快適。動画・写真の処理も比較的はやい。グラフィック設定中程度で3Dゲームも遊べる
90万〜130万程度上位ミドルクラス3Dゲーム、写真編集、AI(オンデバイス)などを行える
130万〜200万程度ハイエンド負荷の重い3Dゲームも安定的にこなす。ヘビーユーザー向き
200万〜超ハイエンド最高峰の性能。ゲーミングスマホやフラッグシップ級

室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

REDMI K PadのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)結果。総合スコアは2,590,207で、CPU、GPU、メモリ、UXの各スコアと、温度変化のグラフが表示されている。
Xiaomi Pad Mini(Dimensity 9400+)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(1回目)
REDMI K PadのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)結果。総合スコアは2,499,333で、CPU、GPU、メモリ、UXの各スコアが表示されている。

Xiaomi Pad Mini(Dimensity 9400+)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(2回目)
REDMI K PadのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)結果。総合スコアは2,483,639で、CPU、GPU、メモリ、UXの各スコアと温度変化のグラフが表示されている。

Xiaomi Pad Mini(Dimensity 9400+)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(3回目)

SocにXiaomi 15T Proと同じ、MediaTek社の『Dimensity 9400+』を搭載するXiaomi Pad Mini。Xiaomi 15T Proは3回目の実測において『2144,436』までスコアが低下したのに対し、Xiaomi Pad Miniは『2483,639』という高い数値を維持。

『CPU』『GPU』のスコアがどちらも落ちていないので、高負荷なデータ処理や3Dゲームプレイを長時間続けても、『超ハイエンド』な優れたパフォーマンスを維持してくれるでしょう。

タブレットはスマートフォンと比較して筐体サイズが大きいので、その分『放熱性』に優れます。電池温度の上昇も『38.3度』と40度に届かず(Xiaomi 15T Proは45度超え)。抜群の安定性を数値が実証。

ちなみに『Snapdragon 7+ Gen 3』を搭載する『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra(8.8インチ)』『Xiaomi Pad 7』の実測値(2回目、3回目)がこちら。

Alldocube iPlay 70 mini UltraのAnTuTuベンチマーク比較(V10.5.2)。総合スコア1,336,707点と1,329,653点の2回分の結果が並び、CPU、GPU、メモリ、UXの各スコアが表示されている。
iPlay 70 mini Ultra(Snapdragon 7+ Gen 3)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から2回目、3回目)
Mi Pad 7のAnTuTuベンチマーク比較(V10.4.7)。総合スコア1,414,312点と1,403,325点の2回分の結果が並び、CPU、GPU、メモリ、UXの各スコアが表示されている。
Xiaomi Pad 7の(Snapdragon 7+ Gen 3)AnTuTu Benchmark(V10.4.7)スコア実測結果(左から2回目、3回目)

Androidタブレットの中では『高性能』な部類に入る両デバイスですが、Xiaomi Pad Miniとのスコア差は雲泥の差。『CPU』『GPU』『MEM』『UX』全ての数値が上に突き抜けています。そして『Snapdragon 8 Elite』を搭載するハイエンドスマートフォン『POCO F7 Ultra』『Xiaomi 15 Ultra』すらも上回ります。

【実測】Xiaomi Pad Miniに性能が近いスマートフォンのAnTuTu Benchmarkスコア(ver.10.5.2)

全端末室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

Xiaomi 15T ProのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)3回連続測定結果。総合スコア2,511,483点、2,190,952点、2,144,436点の比較と、CPU・GPUスコア、温度変化のグラフが表示されている。
Xiaomi 15T Pro(Dimensity 9400+)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
Poco F7 UltraのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)3回連続測定結果。総合スコア2,333,734点から2,144,989点への変動、CPU・GPUスコア、温度変化グラフが表示されている。
POCO F7 Ultra(Snapdragon 8 Elite)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
Mi 14 UltraのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)3回連続測定結果。総合スコア2,003,091点、1,926,985点、1,928,207点の比較と、CPU・GPUスコア、温度変化グラフが表示されている。
Xiaomi 14 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)
Mi 15 UltraのAnTuTuベンチマーク(V10.5.2)3回連続測定結果。総合スコア2,155,958点、2,204,601点、2,253,357点の比較と、CPU・GPUスコア、温度変化グラフが表示されている。
Xiaomi 15 Ultra(Snapdragon 8 Elite)のAnTuTu Benchmark(V10.5.2)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)

3回連続でAnTuTu Benchmarkを実測(同じ環境)して『3回目』のスコア。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

AnTuTuベンチマーク(V10.5.2)のスコア比較グラフ。Xiaomi Pad Mini、Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 14 Ultra、POCO F7 Ultra、Xiaomi 15T Proの5機種について、CPU、GPU、メモリ、UXの内訳スコアを棒グラフで比較している。

【実測】Xiaomi Pad MiniのGeekbench6(CPU)スコア

Geekbench6(CPU)は『シングルコア(1つのCPUコアで処理した時の性能』『マルチコア(複数コアで処理した時の総合的な性能)』を評価するベンチマーク。タスク処理の早さを知るための参考値となります。

Xiaomi 25079RPDCGのGeekbench 6 CPUベンチマーク結果。シングルコアスコア2651、マルチコアスコア8080。OSはAndroid 15。
Xiaomi Pad Mini(Dimensity 9400+)ののGeekbench6スコア実測結果
Xiaomiの異なる4モデル(2506BPNG6Rなど)のGeekbench 6 CPUベンチマークスコア比較。シングルコアは2236~2898、マルチコアは6861~8890の範囲で、全機種がAndroid 15を搭載。
左からXiaomi 15T Pro、POCO F7 Ultra、Xiaomi 14 Ultra、Xiaomi 15 UltraのGeekbench6(CPU)スコア実測結果

全端末室温30度程度の室内で検証。テストする環境やOSのバージョンによって数値は異なる場合あり。

Geekbench 6 CPUベンチマークスコア比較グラフ。Xiaomi Pad Mini、Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 14 Ultra、POCO F7 Ultra、Xiaomi 15T Proの5機種のシングルコアとマルチコアのスコアを横棒グラフで比較している。

Xiaomi Pad MiniのGeekbench6(CPU)スコアは、単体で処理をするシングルコアが2,500を突破(Xiaomi 15T Pro、POCO F7 Ultra超え)。『スピーディーなアプリの起動』『Webページの読み込み高速化』『ゲームのフレームレートの安定』などを見込めます。

総合力を示すマルチコアも『8,080』とかなり高め。スマートフォンの最上位モデル、Xiaomi 15 Ultraに迫る結果となっています。マルチコアの性能は『同時に沢山処理する力』に直結。Androidは年々マルチスレッド化が進んでいるので、マルチコアの性能アップは安定した高いパフォーマンス維持に不可欠です。

【実測】Xiaomi Pad Miniの3DMark Wild Life Stress Testスコア

3DMark(Wild Life)は、スマホやタブレットのGPU性能を長時間連続で測定するベンチマークテストです。数分間のベンチマークではなく、20回連続で同じ負荷をかけ続けることで、端末が時間の経過とともにどう性能変化するかを確認できます。

Xiaomi 25079RPDCGの3DMark Wild Life Stress Test結果。安定性(Stability)は75.9%、ベストスコア18654、最低スコア14153。スコアとフレームレートの変動グラフ、温度やバッテリー消費のモニタリング結果も含む。
Xiaomi Pad Miniの測定結果
Xiaomi 15T ProのGPU性能画面
Xiaomi 15T Proの測定結果
項目Xiaomi Pad MiniXiaomi 15T Pro両デバイスの差
ベストループスコア18,65418,585+69(+0.4%)
ローストループスコア14,15311,338+2,815(+24.8%)
安定性(Stability)75.9%61%+14.9pt(+24.4%)
最高温度42℃45℃−3℃(−6.7%)
フレームレート範囲52〜139FPS52〜141FPS最小 0(±0%)/最大 −2(−1.4%)/中央値 −1(−0.7%)

同じSocを搭載するXiaomi 15T Proとの比較で、ベストループスコア差はわずか0.4%』。ただしローループスコアは『+24.8%』に拡大。安定性は『+24.4%』Xiaomi Pad Miniが優れた結果に。

フレームレート範囲は両モデルほぼ同じですが、Xiaomi Pad Miniは最高温度を『42度』に抑えての結果(タブレットは筐体が大きいので物理的な放熱性に優れる)。これは負荷の重い3Dゲームを長時間プレイした際に、Xiaomi 15T Proよりも高いパフォーマンスを維持出来ることを意味します。

もっとも、3DMark Wild Life Stress Testは『GPUに負荷をかけ続けること(しかも20回連続)』が目的。通常負荷が重い3Dゲームはシーンによって波があるので、同様の状況は『存在しない』と言っても過言ではありません。

Xiaomi Pad Miniのゲーム推奨設定(参考程度)

ジャンル解像度フレームレートグラフィック品質エフェクト/陰影
超重量級RPG(原神/崩壊:スターレイル/Tower of Fantasy)FHD+60fps固定(最大90fps可)中〜高
FPS/TPS(PUBG Mobile/Apex/COD Mobile)FHD+90〜120fps推奨(高温時は90fps制限)HDR相当中〜高
MOBA/格闘/カジュアル(LoL: Wild Rift/荒野行動/モンストなど)FHD+90fps固定
エミュレーション系(PS2/Switchなど)FHD+(スケーリング1.0〜1.5)60fps上限(安定)
レース/スポーツ(Asphalt/eFootballなど)FHD+90fps推奨(安定時120fps可)中〜高
長時間バトルロイヤル(BGMI/PUBG長時間戦/Apex長時間セッション)FHD+60fps安定設定低〜中(発熱抑制目的)

【2つのUSB Type-Cポート】Xiaomi Pad Miniは追加アクセサリー不要で充電しながら有線映像出力が可能

本体『下部』『左側面』にUSB Type-Cポートを備えるXiaomi Pad Mini。左側面のポートは『映像出力』に対応し、ケーブル1本で『モバイルディスプレイ』『PCディスプレイ』と接続可能です。

タブレットを外部モニターに接続し、画面をミラーリングしている様子。USB Type-Cケーブル(またはHDMIアダプター)で大画面に出力され、ホーム画面とアプリが表示されている。

同様の機能を持つスマートフォンやタブレットは少数存在しますが、ディスプレイがUSB PDに非対応の場合、HUBなどを用意しないと『充電しながら映像出力』を行うことが出来ません。

ORICO製の多機能USB Type-Cハブ(ドッキングステーション)。HDMI、VGA、USBポートなどの複数のポートを搭載したメタリックグレーのアダプター。

Xiaomi Pad Miniは『映像出力』『充電』と2つのUSB Type-Cポートを使い分けられるので、充電目的でアクセサリーを追加購入する必要なし。

Xiaomi製タブレットのUSB Type-Cポートに、充電用の白いケーブルと映像出力用の黒い編み込みケーブルの2本が接続されている背面写真。

有線映像出力時(モバイルディスプレイにXiaomi Pad Miniから電力供給)も『低速充電』は機能します(消費が増えているので17W〜20W。検証時の温度は30度程度)。

【高速データ転送】Xiaomi Pad Miniの左側面ポートはUSB 3.2 Gen 1に準拠。10GB超えのデータを転送してみた結果

項目ポート1ポート2
ポート位置本体下部本体左側面
インターフェース規格 USB 2.0USB 3.2 Gen 1
最大転送速度最大480Mbps最大5Gbps
充電/給電67 W HyperCharge 対応18 W 有線リバース充電対応(同時利用不可)67 W HyperCharge 対応18 W 有線リバース充電対応(同時利用不可)
映像出力(DisplayPort)非対応対応(DP 1.4)外部モニター・テレビ出力可
ホストモード(OTG)対応(マウス・USBメモリ接続可)対応(マウス・USBメモリ接続可)
ケーブル要件USB 3.2Gen1で接続するには対応ケーブル(別売)が必要
充電優先動作2ポート同時接続時は最初に挿したポートが優先される2ポート同時接続時は最初に挿したポートが優先される
UGREEN製の外付けM.2 SSDケース(NVMe/SATA)を、USB Type-CケーブルでノートPCに接続している写真。高速データ転送の利用シーン。

左側面のUSB Type-Cポートは『USB 3.2 Gen1』に準拠。最大『5Gbps』の転送速度に対応します。タブレットのポートはUSB 2.0の場合が殆ど。

規格(バージョン)最大転送速度(理論値)
USB 2.0480Mbps
USB 3.05Gbps
USB 3.1 Gen 15Gbps
USB 3.1 Gen 210Gbps
USB 3.2 Gen 15Gbps
USB 3.2 Gen 210Gbps
USB 3.2 Gen 2×220Gbps
USB4 Gen 2×220Gbps
USB4 Gen 3×240Gbps

『11.83GB』の大きなデータを、外部ストレージ(SSDケースSSD)からXiaomi Pad Miniに転送するとどの程度時間がかかるのか。下ポート(USB 2.0)と左側面ポート(USB 3.2 Gen 1)で比較した結果がこちら(ファイルマネージャーアプリ使用。Filesでは遅くなる場合あり)。

スマートフォン(またはタブレット)のファイルコピー中画面。データ転送速度が41.94MB/sと表示され、進行状況が4%のポップアップダイアログ。
下ポート(USB 2.0)
スマートフォン(またはタブレット)のファイルコピー中画面。高速なデータ転送速度335.54MB/sが表示され、進行状況は49%のポップアップダイアログ。
左側面ポート(USB 3.2 Gen 1)
  • 下ポート(USB 2.0)=4分36秒
  • 左側面ポート(USB 3.1 Gen 1)=38秒

下ポート経由では4分30秒以上かかったデータの転送が、左側面ポートでは『38秒』まで短縮。転送速度は接続するデバイスのスペックに依存しますが、USB 3.2 Gen 1のパフォーマンスをしっかり引き出せれば、高解像度動画や音楽の出し入れが効率的に。

Xiaomi 14 Ultra/Xiaomi 15 Ultraといった最上位スマートフォンは、さらに上の規格となる『USB 3.2 Gen 2』に準拠。Xiaomi Pad Miniと撮影データのやりとりをスピーディーに行えます。

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【電子書籍リーダー】3K高解像度(403ppi)のメリットを体感。Xiaomi Pad Miniは片手持ち出来るサイズながら漫画を見開き(2ページ)で快適に読める!

8.7インチサイズの『Redmi Pad SE 8.7』は、漫画を読むのに適したタブレットの一つ。ただし『見開き(2ページ)』では文字が小さくなりすぎて読みづらく。ディスプレイに目を近づけると、解像度が『1,340 x 800px』と低めなので(滲みが目立つ)疲れてしまいます。

『ブラックジャックによろしく』は二次利用規約に従う限り、商用・非商用の区別なく、事前の承諾を得ることなく無償で複製し公衆送信することが許可されている。

電子書籍リーダー(タブレット)でマンガのページを表示しているクローズアップ。モノクロで鮮明な活字とコマ割りが確認できる、電子コミックの読書シーン。

Xiaomi Pad Miniは8.8インチ。ディスプレイサイズ自体はRedmi Pad SE 8.7と大きく変わりません。しかし解像度は『3,008×1,880px(403ppi)』と雲泥の差。この超高解像度が『漫画を見開き』で表示した際に真価を発揮します。

電子書籍リーダー(タブレット)の画面に表示されたモノクロマンガ。高解像度で描写された電子コミックのクローズアップ読書シーン。

Redmi Pad SE 8.7では目立った滲みがほぼ無くなり、印刷物に近い見え方に(403ppiは一般的な印刷物より数字上高精細)。画面に目を近づけても疲れないので、見開きで漫画を快適に読めてしまいました!これはXiaomi Pad Miniを選ぶ理由の一つとなりそうです。

読書モード(設定→ディスプレイと明るさ→読書モード)』を設定するとブルーライトが抑えられ、目の疲れをさらに軽減した環境で長時間読書を楽しめます。

電子書籍リーダー(タブレット)でマンガを見開き表示している読書画面。モノクロの複雑なコマ割りと、書棚や病院のような室内背景が詳細に描かれている。

【マルチウィンドウ】外部ディスプレイ出力時に大活躍!複数のアプリを並べてパソコンライクに使えるワークステーション

設定→タブレット向けの機能→ワークステーション

Xiaomi Pad Miniは、ウィンドウを複数並べて自由に配置可能な『ワークステーション』に対応しています。8.8インチでは使い勝手がイマイチかと思いきや、『漫画見開き表示』に続き『3K解像度』の恩恵を受けることに。顔を画面に近づければウィンドウサイズが小さくても文字を読めるので、意外と実用的に使えてしまう。

タブレットのマルチタスク(タスクビュー)画面。Webサイト、YouTube動画、電子コミックの3つのアプリがカード形式で表示されており、スムーズなアプリ切り替え機能を示している。

さらにパフォーマンスを上げるなら、やはり『外部ディスプレイ』に出力すべき。Xiaomi Pad Miniは『充電しながら有線映像出力』に対応。ワークステーションに適した環境が整っています。

タブレットを外部モニターに接続し、PCモード(デスクトップモード)で利用しているマルチタスク環境。モニター画面上にはWeb、ChatGPT、SNSなど複数のアプリウィンドウが表示されている。

【Xiaomiフォーカスペン対応】精細な絵を描けるだけじゃない!Xiaomi Pad Miniがプレゼンツールに

XIaomi Pad Miniは別売りの『Xiaomiフォーカスペン』に対応。『8,192段階の筆圧感知』『タッチサンプリングレート240Hz』をサポートしつつ、『スポットライトボタン』『スクリーンショットボタン』『書き込みボタン』といった3つの物理キーを備えます。

タブレット(スマートフォン)のスタイラス設定画面。「手書き」文字をテキストに変換する機能と、「画面オフ時の書き込み」機能のオン/オフ設定が表示されている。

XiaomiフォーカスペンはXiaomi Pad Mini右側面のマグネット部分に吸着。吸着と同時にペンの充電がスタートします。

スマートフォン(タブレット)の充電中を示すポップアップ画面。稲妻マークとバッテリー残量$89%$が表示されており、急速充電中であることを示している。
Xiaomi製タブレットのパープル色の背面に、白いスタイラスペンがマグネットで取り付けられている(または充電中の)クローズアップ写真。

Miキャンバス

白いスタイラスペン(タッチペン)を使ってタブレットの画面に書き込み(筆記/描画)をしているクローズアップ写真。スタイラスの精度と遅延の少なさを示している。

右上の・が縦に3つ並んだアイコンから『指で描く』をOFFにすると、ペン先だけを検知するようになります。

スタイラス(タッチペン)対応デバイスの描画設定画面。「指で描く」機能のオン/オフスイッチが赤枠で示され、指とスタイラスの同時使用の切り替えができる。
  • 書き込みボタンを押しながら画面をタップ:Miキャンバスが開く
  • Miキャンバスを開いた状態で書き込みボタンを短く押す:ツール切り替え
  • Miキャンバスを開いた状態で書き込みボタンを押す:消しゴムに切り替え
  • Miキャンバスを開いた状態でスクリーンショットボタンを短く押す:最近使用した色に切り替え(3種類)

プレゼンテーションリモコン

小さい画面に表示した状態では扱いづらいですが、大画面出力するとプレゼンツールとして機能します。

  • ポインター:スポットライトボタン長押し
  • 描画:スポットライトボタンを短く押してペンマークが表示されたら長押し(2回押すと消える)
  • 描画を消す:スポットライトボタンを2回短く押す
  • ページをめくる:Googleスライドやギャラリーアプリを表示した状態で書き込みボタンかスクリーンショットボタンを短く押す

カメラシャッター

  • シャッターを押す:カメラアプリを起動した状態でスポットライトボタンを押す

ブラウザ(Chromeやedgeなど)

  • スクロール:ページを表示した状態で書き込みボタンかスクリーンショットボタンを短く押す

手書き文字入力

  • 文字入力:テキストカーソルが点滅した状態で画面に文字を書く(テキストボックス外でも可能。ただしアプリによっては書きづらかったり非対応)

個人的にはKindleやKoboアプリの『ページ送り』に対応して欲しいですね!

【画面評価】Xiaomi Pad Miniのディスプレイはプロユースでも通用する高い精度を持つ

色彩を高高度な設定から「P3」、アダプティブカラーを「ON」、明るさ「100%」で測定。参考値としてご覧ください。

色域(カラースペースのカバー率)

ディスプレイの色域測定結果を示すCIE色度図。測定値はsRGB 100%、AdobeRGB 84%、DCI P3 95%で、各カラースペースの三角形がグラフ上に示されている。
規格カバー率用途特徴
sRGB100%Webサイト、SNS、一般的なモニターやテレビなど最も普及している色の規格
Adobe RGB84%写真印刷、グラフィックデザイン、プロ向け制作より緑〜シアン系の域が広い
DCI-P395%映画制作、動画配信(Netflix、YouTube HDRなど)映画業界標準の色域で、赤やオレンジの発色が特徴

sRGBを100%カバーしているため、『Web』『YouTube』『SNS』などの表示環境に最適。一方でDCI-P3を『95%』再現できる点は、最新スマートデバイスのP3ディスプレイと色空間的に一致するレベル。AdobeRGB(84%)はEIZOやBenQの写真編集向けモデルと比較してやや狭いが、一般的なIPS液晶を採用するタブレット/PCモニターとしては極めて優秀。

色精度(カラーの正確性)

ディスプレイの色精度(色差 $\Delta E$)測定結果。平均色差は1.64で、最小0.42、最大5.83。各カラーパッチのLab値と色差を一覧にした表と棒グラフ。

平均ΔE=1.64は「専門用途でも問題ない」非常に高精度なレベル。肉眼では色ズレをほとんど感じず、再現精度も高い。映像編集・写真現像・製品レビュー用途に十分通用する色精度を持つモニター。

特に優れている点

  • 平均ΔE < 2 → Adobe Photoshop/DaVinci Resolve/Lightroomでのカラー確認用途に推奨レベル。
  • グレーから中間色までのΔEが1以下 → トーンジャンプがなく自然。
  • sRGB 100% + P3 95% → Web/スマホ/動画の色確認に理想的。

ガンマ特性

映像の『明るさの階調(グラデーション)』をコントロールするカーブのこと。暗部〜明部の見え方を自然にするための調整。

ディスプレイのガンマ測定結果とグレーランプ(色温度)グラフ。ガンマ値は$2.3$で、理想的な$2.2$と比較。グレーランプの色温度は$6600\text{K} \sim 6900\text{K}$の間で変動している。

ガンマ2.2に極めて近く、階調表現が非常に正確。『黒潰れ』『白飛び』の兆候はなく、暗部から中間部の現像特性も優秀。キャリブレーション精度はプロ向け水準。

トータル評価

項目結果コメント
色域カバー率sRGB 100%/P3 95%/AdobeRGB 84%Web制作・映像編集向けとして非常に優秀。スマホ表示再現にも最適。
ガンマ特性2.21(標準2.2に近い)sRGB準拠。階調再現が自然で暗部から明部まで滑らか。
色精度平均ΔE=1.64目視でズレを感じない。青系の偏りもなく、再現性が非常に高い。
グレーバランス安定階調全域で色ムラがほぼゼロ。モノクロ表示の正確性も高い。
総合評価9.3/10プロユースに十分対応。制作・レビュー用途どちらにも最適。

【画面表示】『3K超高解像度』と『12bit(687億表示)』の本格スペック。スマートフォンより広く、大型ディスプレイより高精細に

Xiaomi Pad Miniの主な画面仕様

端末名Xiaomi Pad Mini
ディスプレイサイズ:8.8インチ
最大リフレッシュレート:165Hz
最大タッチサンプリングレート:372Hz/1,080Hz(瞬時)
素材:液晶
解像度:3,008×1,880 (403ppi)
ピーク輝度:700nits(HBM)
色域:DCI-P3
色深度:12bit(687億色)
調光:最大3,840HzPWM
原色Pro:対応
超解像:対応
AI HDR補正:対応
MEMC:対応
ウェットタッチテクノロジー:対応
HDR10:対応
Dolby Vision®:対応
ガラス:不明
認証:TÜV Rheinland低ブルーライト(ハードウェアソリューション)、TÜV Rheinlandフリッカーフリー認証、TÜV Rheinlandサーカディアンフレンドリー認証
タブレットのディスプレイに表示された、夕焼け空とコンクリート護岸の水路(川)の風景写真。鮮やかなオレンジと青のコントラストが際立っている。

『自動明るさ調整』をONにすると明るさが向上

Xiaomi Pad Miniのディスプレイを照度計で実測した結果がたこちら(利用する環境によって異なる場合があります)。

  • 画面の明るさ100%(自動明るさ調整OFF、サンライトモードOFF)=523LUX
  • 画面の明るさ100%(自動明るさ調整OFF、サンライトモードON)=525LUX
  • 自動明るさ調整ON(明るさ100%)=592LUX

【公式ディスプレイスペック】ピーク輝度:700nits

検証の際に一番明るかったのは『自動明るさ調整ON(明るさ100%)』を設定している時でした。『2倍の明るさになる』といった極端な変化はありませんが、屋外での利用が多い人などは同設定がお勧め。

「ディスプレイと明るさ」設定画面のスクリーンショット。ライトモードとダークモードの選択肢、画面の明るさスライダー、自動明るさ調整のスイッチが表示されている。

高い満足度を得られる表示品質。ただしリフレッシュレート『165Hz』は体感出来ず

CANON EOS RP(フルサイズ)でXiaomi Pad Miniの画面を撮影後、RAW現像して色合いを近づけています(実際の表示と異なる場合あり)。色彩の設定は原色Pro。

タブレットのディスプレイに表示された、ビーチと桟橋の鮮やかな夕焼け(日の出)写真。観覧車とオレンジ、紫、青のグラデーションの空が写っている。
タブレットのディスプレイに表示された、夕日に照らされる高層ビル群が立ち並ぶ都市の風景写真。画面のコントラストと鮮やかな発色が強調されている。
タブレットのディスプレイに表示された、霧(霞)のかかった遠景の都市風景写真。手前の丘陵地帯と、奥の山並みの手前に高層ビル群のシルエットが浮かび上がっている。
タブレットのディスプレイに表示された、夜の都市を見下ろす風景写真。地上の夜景と、満天の星空(天の川)のコントラストが際立っている。

Xiaomi Pad Miniのディスプレイサイズは『8.8インチ』。プロユースの高精度に加え、『3K解像度』『12bit(687億色表示)』といった強みを持ちます。ハイエンドクラスのスマートフォンすら上回る最大『165Hz』のリフレッシュレートも特徴の一つ。

リフレッシュレートを『最大165Hz』、高リフレッシュレートに登録した状態で『Chrome』『X』を利用してみましたが、リフレッシュレートは『120Hz』でした。公式説明には『対応するアプリやゲームで最大165Hzまで調整可能です』と書かれており、具体的にどのアプリで『165Hz』になるかは不明。まぁ『120Hz』でも十分滑らかですし、165Hzだと電池の減りも早くなりそうなので特にデメリットとは感じず。

デバイスのディスプレイ設定画面で、リフレッシュレートを「最大 165 Hz」に設定している様子。「60 Hz」「90 Hz」との選択肢が表示されている。
スマートフォン(タブレット)の画面に表示された$120\text{ Hz}$のリフレッシュレートインジケーター。高リフレッシュレートが動作していることを示している。

ベゼル幅の実測値(若干異なる可能性あり)は左右が『約4.6mm』で上下は『約6.2mm』。

デジタルノギスでタブレットのベゼル幅を計測。ディスプレイ外側の額縁幅が$4.6\text{ mm}$であることが分かる。
デジタルノギスでタブレットのベゼル幅を計測。ディスプレイ外側の額縁幅が$6.2\text{ mm}$と測定されている写真。

下部分のベゼルが『極端に広い』といったアンバランスな見た目ではありません。

ベゼルが狭く、角が丸いタブレットのディスプレイ右下隅のクローズアップ。画面には鮮やかな黄色の花の写真が表示されている。

『超解像(動画の解像度をアップスケール)』『AI HDR補正(明るい部分と暗い部分のディテールをより鮮明に)』『MEMC(動画にフレームを追加して滑らかに表示)』といったAI画像エンジンに加え、『高度なテクスチャ(システム全体にぼかしなどのレンダリング効果を追加して、強化された視覚体験を提供)』の利用も可能です。

デバイスの「AI画像エンジン」設定メニュー。超解像、AI HDR補正、MEMC(フレーム補間)の各画像処理技術のオン/オフ設定が表示されている。
設定→ディスプレイと明るさ→AI画像エンジンから

ディスプレイの色彩(色温度など)調整方法

『設定』→『ディスプレイと明るさ』→『色彩』からは細かい調整を行えます。ハイエンドスマートフォンXiaomi 15T Proと同様にアダプティブカラー(周囲の光に合わせて色を調整する)の設定も可能です。色域の広さを活かして画像編集などをする場合は、高度な設定から『P3』を選択しましょう。

デバイスの「高度な設定」にある色域調整メニュー。ディスプレイの色域モードをP3、sRGB、オリジナルから選択できる画面。

ブルーライトを制御する読書モードは『周期』『時間』『色温度』『テクスチャ』など細かい設定が可能

デバイスの「読書モード設定」画面(クラシック)。目の疲れを軽減するための色温度とテクスチャ(紙の質感)を調整するスライダーが表示されている。

周期

アプリの種類と日の出/日の入りの時刻に基づいて色を自動的に調整。最適な快適さを実現。

クラシック

暖色系に切り替えてブルーライトの量を減らす。『色温度』『テクスチャ』『色彩(白黒もしくは単色)』を選択可能。

電子書籍リーダー(タブレット)でマンガを見開き表示している読書シーン。画面の色温度が暖色(黄色)に設定され、読書モードで目の負担を軽減している状態。

時間設定

  • おやすみタイムの読書:日没後、自動的に読書モードに切り替える
  • 読書モードの時間設定:開始時刻と終了時刻をスケジューリング出来る
スマートフォン(タブレット)の「読書モード」時間設定画面。日没後の自動切り替え、または開始時刻(19:00)と終了時刻(7:00)を設定して、ブルーライトをカットする機能。

【リアカメラ】SocとXiaomiの画像処理力が影響?スペック超えのタブレットらしからぬクオリティ

Xiaomi Pad Miniの主なリアカメラ仕様

端末名Xiaomi Pad Mini
リアカメラ解像度:1,300万画素
焦点距離:25mm相当
推奨撮影距離:10cm〜無限遠
F値:2.2
イメージセンサーモデル名:OV13B(Device Info HWより)
イメージセンサーサイズ:1/3.06インチ
画素サイズ:1.12µm
視野角:81.4度
フォーカス:PDAF+CDAF

タブレットが搭載するリアカメラは、スマートフォンのエントリーモデルよりも『低画質』である場合が殆ど。『デジタルメモ』として記録用に使えれば本来は十分です。Xiaomi Pad Miniが搭載するイメージセンサーとレンズも『1/3.06インチ』『F2.2』と小さめなもの。高画質を期待出来るスペックではありません。

ただしXiaomi Pad Miniと同じ『Dimensity 9400+』を搭載するXiaomi 15T Proのカメラ画質がとにかく素晴らしかったので、『画像処理力』の高さがどう活かされているかは、個人的に気になるポイント。

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スマートフォンより大きく表示。本格的な画像編集機能で撮った写真を自分好みに仕上げる

スマートフォンでは画像編集のUIが『縦表示』のみですが、Xiaomi Pad Miniはタブレット用の『横表示』に対応。横長比率で撮影した画像を大きく表示した状態で編集出来ます。

スマートフォン(タブレット)のギャラリーアプリ写真編集画面。トリミング、フィルター、調整、テキスト追加などの基本的な画像編集ツールが右側メニューに表示されている。

調整項目内には『露出』『明るさ』『コントラスト』『明度』『ハイライト』『シャドウ』『明るい範囲』『暗い範囲』『ホワイトバランス(暖かさ、色合い)』『色(彩度、自然な彩度)』『HSL(色相、彩度、明度)』『ポスタリゼーション』『曲線』『分散(強度、色相、サイズ)』『ノイズ除去(輝度、色)』『細部(明瞭度、シャープネス)』『ノイズ(程度、ハイライト、サイズ、粗さ)』『効果(フェード、グレイン、ビネット)』といった豊富なメニューを用意。

写真編集アプリの「トーン」調整画面。露出、明るさ、コントラスト、ハイライト、シャドウなど、画像の明暗と階調を細かく調整するスライダーが表示されている。
写真編集アプリの「ホワイトバランス」と「色」調整画面。暖かさ(色温度)、色合い(ティント)、彩度、自然な彩度の調整スライダーが表示されている。

Xiaomi Pad Miniのディスプレイはプロユースにも対応する高精度。スマートフォンで撮影した画像を編集するのに適しています。

シンプルな撮影メニュー。タブレットながら豊富なフィルター効果

撮影メニューは『HDR』『アスペクト比』『タイマー』『透かし』『設定』。低照度ではタブレットながら『自動夜景モード』で撮影を行います。

スマートフォン(タブレット)のカメラ設定メニューの一部。HDR、アスペクト比(3:4)、タイマー、標準(撮影モード)、設定ボタンなどの撮影オプションが表示されている。

フィルター効果は『ポジティブ(FILM)』『ネガティブ(FILM)』『自然』『ビビッド』『シネマティック』『ブラック・ゴールド』『フリーハンド』『モンスーン』『パルクール』『オーキッド』『怠惰な一日』『オールドタウン』『路地』『判定』。タブレットにしては十分な種類です。

地域を『日本以外』に設定するとシャッター音をOFFに出来る

『設定』→『追加設定』→『地域』を日本以外(アメリカなど)に設定すると、カメラアプリ内の『設定』→『一般』からシャッター音をOFFに出来ます。

カメラアプリの詳細設定画面。バッテリー節約のためのスクリーンセーバー機能、撮影場所(位置情報)の保存、シャッター音のオン/オフ設定が表示されている。

【写真作例・評価】Xiaomi Pad Miniのリアカメラで撮影

HDR:オート、フラッシュ:OFF

Xiaomi Pad Miniで撮影された、白い花びらと紫の中心を持つクレマチスのクローズアップ写真。背景は自然にボケており、花にピントが合っている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、植木鉢の薄いクリーム色のバラのクローズアップ写真。花の中心にピントが合っており、背景の葉はボケている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、緑の葉がぷっくりとした多肉植物のクローズアップ写真。背景の濃い木製フェンスとのコントラストが際立っている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、鮮やかな赤い松かさ状の花(ケイトウ)のクローズアップ写真。背景の竹林と花が大きくボケて、主役の花が強調されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、赤とオレンジのグラデーションの鮮やかな花(マリーゴールド)のクローズアップ写真。背景の土や竹林がボケて、花が強調されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、コンクリートの杭と有刺鉄線に咲くオレンジ色の小さな花(朝顔/ルコウソウ)のクローズアップ写真。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、コンクリートフェンスに咲く鮮やかな紫色の朝顔のクローズアップ写真。花の色と中心のグラデーションが強調されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、黄色い花と黒い蝶のクローズアップ写真。鮮やかな色彩で、花に止まる蝶のディテールと周囲の緑が強調されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、強い日差しを浴びた緑の植え込みの葉のクローズアップ写真。手前の葉のディテールが鮮明で、背景は自然にボケている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、緑の葉の上に止まる白っぽい小さな蝶(シジミチョウ)のクローズアップ写真。蝶と葉のディテールが鮮明に描写されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、オレンジ色のダリアに止まる黒い蝶(または蛾)のクローズアップ写真。花と昆虫のディテール、背景の建物と植え込みの描写。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、オレンジ色のコスモス畑(または群生)を上から捉えた写真。手前の花にピントが合い、鮮やかな色彩で描写されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、オレンジ色のコスモスのクローズアップ写真。手前の花にピントが合い、背景のマンション(集合住宅)と青空がボケている屋外作例。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、赤、黄色、ピンクの多色のランタナ(七変化)のクローズアップ写真。強い日差しの下で花の色と緑の葉が鮮やかに描写されている作例。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、オレンジとピンクがかったジニア(百日草)の群生を上から捉えたクローズアップ写真。花の色と葉のディテールが鮮明に描写されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、鮮やかなピンク色の一重咲きの花(ジニア/百日草)のクローズアップ作例。背景のマンションと芝生が大きくボケている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、細かい切れ込みと産毛のある緑の多肉植物(または葉)の群生を上から捉えたクローズアップ作例。葉の質感とディテールが鮮明に描写されている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、並木道と集合住宅が並ぶ屋外風景写真。舗装された歩道が奥に伸び、空の青さや建物のディテールが描写されている作例。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、鮮やかなマゼンタ色の八重咲きの花(ジニア/百日草)のクローズアップ作例。花と黒い金属フェンス、背景の緑の植え込みが写っている。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、淡い青色の小さな花(ルリマツリ)と緑の葉のクローズアップ作例。背景の古いレンガ(コンクリート)壁の質感と、花の色が鮮やかに描写されている。

XIaomi Pad Miniリアカメラの画質評価

露出とダイナミックレンジ

屋外での適正露出:ほとんどの画像で『空の明るさ』『影になっている部分』『主要な被写体(花や建物)』の露出が適切にコントロールされている。日差しが強いと思われる画像でも白飛びや黒つぶれが目立っていない。


色の再現性と彩度

鮮やかで自然な色::花の色(オレンジ、赤、ピンク、黄色、白)が鮮やかでありながらも、不自然に強調されすぎずバランスの取れた色合い。緑の葉も生き生きとして見える。

ホワイトバランス:屋外の自然光の下でほとんどの画像で適切なホワイトバランスが保たれており、色かぶりが少ない。


接写(クローズアップ)性能とボケ味

自然なボケ味(被写界深度の浅さ): 多くの花の写真では被写体である花がシャープに捉えられ、背景が適度にボケている。


広角・風景写真

歪み補正: 街路樹や集合住宅を捉えた写真では、建物の垂直線が比較的まっすぐに保たれており、レンズの歪み補正が適切に行われていることが分かる。

コントラスト: 影と光のコントラストがしっかりしており、遠近感のある風景に立体感を与えている。


総合評価

Xiaomi Pad Miniのリアカメラはタブレットとしては非常に優秀なレベル。日常のスナップ撮影や花のクローズアップ撮影など、幅広いシーンで満足のいく結果が得られるでしょう。 ただしイメージセンサーやレンズの口径が小さいので、光の量が足りない低照度環境での撮影には不向き。

高倍率域にもかかわらず、主題の皮のテクスチャは実用上十分な情報量を保っている。ただし過度なシャープネス処理により、エッジがわずかに硬化する傾向が見え始める。それでも葉脈や皮の微細な凹凸が潰れず、情報量が維持されているのは優秀。色ノイズも非常に少なく、低感度での安定性が際立つ。

【動画作例・評価】Xiaomi Mad Miniのカメラで撮影

HYPERGADGETで撮影された、オレンジ色の一重咲きの花(コスモス)のクローズアップ作例。手前の花にピントが合い、背景の集合住宅と青空がボケて写っている屋外写真。

YouTubeで動画を再生する

720p/30fps〜2160p/30fpsまで電子式手ぶれ補正をサポート。プロモードではON/OFFが可能。

色彩の豊かさと鮮やかさ

  • オレンジ、白、ピンク、紫など、花の色が非常に鮮やかで、生き生きと表現されている(0:09〜のオレンジ色の花、0:35〜のピンクと黄色の花)。
  • 背景の緑の葉も鮮明で、全体的に彩度が高く目を引く。

解像感とディテール

  • 花の細部がシャープに捉えられており、花びらの質感や、花についている虫(0:25〜の黒い虫、0:57〜のハチ)のディテールも比較的クリア。
  • 背景のボケ(被写界深度の浅さ)も自然で、主役の花を際立たせている(0:18〜の白いバラ)。

露出と明るさ

  • 屋外の明るい環境下で適切な露出で撮影されており、暗すぎたり白飛びしたりしている印象は少ない。

留意点

  • ダイナミックレンジ: 特に空が入るシーン(0:09〜)で、一部白飛び気味に見える箇所がある。全体としてはよく抑えられている。
  • 光学ズームの有無: 光学ズームを持たないため、ズーム時には画質の低下が予想される。
  • 手ぶれ補正:

総合評価

日光の当たる屋外環境においては優れた影能力を持っている。タブレットのカメラはスマートフォンに比べて性能が劣ることが多い中、『日常のスナップ』『Vlog』『趣味の記録用』としては十分に高性能。

【フロントカメラ】スマートフォンより広く撮れる超広角仕様。ポートレートモードも高性能

Xiaomi Pad Miniの主なフロントカメラ仕様

端末名Xiaomi Pad Mini
フロントカメラ解像度:800万画素
焦点距離:18mm相当
F値:2.28
イメージセンサーモデル名:OV08F10(Device Info HWより)
イメージセンサーサイズ:1/4インチ
画素サイズ:1.12µm
フォーカス:FF

優れた画質と自然な被写界深度エフェクト

Xiaomi Pad Miniで撮影された、サングラスとニット帽、迷彩マスクを着用した人物の正面ポートレート写真。
Xiaomi Pad Miniで撮影された、サングラスとニット帽、迷彩マスクを着用した人物の正面ポートレート作例。屋内を背景に適度にボケが表現されている。

Xiaomi Pad Miniの800万画素フロントカメラは、『ポートレート』『テレプロンプター』『ダイナミックショット』『HDR』機能を備えます。焦点距離が『18mm相当』と超広角よりなので、スマートフォンのフロントカメラと比較して広めに撮れる印象です。

フロントカメラで撮影した写真の評価

解像度とディテール

・通常モード:被写体(人物)の輪郭や服装のディテールは比較的クリアに捉えられている。
・ポートレートモード:通常モードと同様にディテールは良好。

800万画素というスペックから期待される範囲内で、明るい環境下では実用的な解像度。

露出と明るさ

・通常モード:全体的に適切に露出され、顔は明るく見やすい。背景も白飛びはしていない。
・ポートレートモード:適切な露出。背景の明るさも自然に処理されている。

F値2.28を考慮すると、室内光下でこれだけ明るく撮れているのは好印象。

ノイズ

・通常モード:わずかにノイズが見受けられるが許容範囲内。
・ポートレートモード:通常モードと同程度で特に目立つノイズはない。

照明条件が完璧ではない室内でも、ノイズリダクションが効果的に機能していると考えられる。

色再現

・通常モード:全体的に自然で、色味に大きな偏りはない。
・ポートレートモード:自然な色味を保っている。

適切なホワイトバランス調整が行われており、肌の色などが不自然ではない。

ポートレートモード

被写体と背景の分離(エッジ検出)がかなり正確で、自然なボケ効果(背景のぼかし)が適用されている。

タブレットのフロントカメラとしてはかなり優秀な部類に入る。帽子やサングラスといった複雑な輪郭も比較的きれいに処理できている。

総評

良い点:ポートレートモードの性能が高い。被写界深度エフェクトが自然で、ビデオ通話などで人物を際立たせるのに効果的。800万画素の解像度と適切な露出により、オンラインでのコミュニケーションツールとして高い実用性を持つ。

留意点:タブレットのフロントカメラは、スマートフォン(特にハイエンドモデル)のカメラと比較すると、センサーサイズやレンズ性能の制約から『暗所(低照度)』での画質や細部の緻密さでは劣る傾向にある。画質を求めるなら光量の確保が重要。

Google Meet(オンラインミーティング)の『画質』『音声』ともに良好。同時通訳はバグり気味

Googleのビデオ会議サービス『Meet』を試してみると、通常撮影時と大差を感じないクリアな画質。色合いも自然で境界の認識もバッチリ。一般的なスマートフォンのフロントカメラよりも画角が広いので、WEB会議用途に適していると感じました。

ビデオ通話画面(またはポートレートモード)で撮影された、サングラスと迷彩マスクを着用した人物の正面写真。背景の本棚が人工的にボケて強調されている。
ビデオ通話画面(またはポートレートモード)で撮影された、サングラスと迷彩マスクを着用した人物の正面写真。背景の室内にある植物が人工的にボケて強調されている。
ビデオ通話画面(またはカメラアプリ)で撮影された、サングラスと迷彩マスクを着用した人物の正面写真。背景が本が並んだ本棚の画像に合成(置き換え)されている。

タブレット(Xiaomi Pad Mini)とスマートフォンを使用して『音声』がしっかり聞こえるかをテストしましたが、こちらも問題なし。マイクに関する情報は公式に記されていませんが、実際にホールを手で塞いでテストした結果がこちら。

  • ホールを塞がない=ハッキリと音声が聞こえる
  • 上部のホールを塞ぐ=音声は聞こえるがやや聞き取りづらい
  • 下部のホールを塞ぐ=音声は聞こえるがやや聞き取りづらい
  • 両方のホールを塞ぐ=音声がほぼ聞こえない

上記の内容から、Xiaomi Pad Miniは最低『2つ』のマイクを搭載していることが分かりました。

会議ツール(設定→追加設定→サイドツールボックス)からは『フィルライト(画面の端にしろを表示させライトに代用する機能)』『FocusFrame(被写体が中央に配置されるよう自動調整)』『同時通訳』『クロスデバイスカメラ』『ハンドジェスチャーを認識(動きに合わせてエフェクトが表示される)』を設定出来ます。

スマートフォン(タブレット)の「会議ツール」設定メニュー。フィルライト、FocusFrame、同時通訳、クロスデバイスカメラ、ハンドジェスチャー認識など、ビデオ会議を補助する機能の一覧が表示されている。
Xiaomi 15T、Xiaomi 15T Proで利用出来るノイズ低減は使えない

同時通訳(AI通訳)をONにすると、話した内容が指定した言語で自動翻訳され相手に音声出力。Xiaomi Pad Miniでは『通訳した内容が音声として入力される』現象が起きており(恐らくバグ)、検証時点ではうまく機能しませんでした。アップデートで改善されることを期待します。

スマートフォン(タブレット)の「同時通訳(英語/日本語)」機能の実行画面。英語の文章が翻訳処理中で、「翻訳中...」の表示と共にリアルタイム通訳機能を示している。

【デザイン】ハイエンドらしい洗練された見た目と質感。Xiaomi 15Tシリーズとの相性も抜群

Xiaomi Pad Miniは『パープル』『グレー』の2色展開。貸していただいたのはパープルです。リアカメラユニット部分は、シングルレンズなのでシンプルになりすぎないよう異なる素材を使用。下部分に『Gamma Antenna』というテキストが小さく入っています。

パープル/ブルーグレー系のタブレット背面にある、メインカメラモジュールと「Gamma Antenna」と表記されたアンテナ部分のクローズアップ。
パープル/ブルーグレー系のタブレットの背面カメラ、スピーカー穴、側面ボタン(電源/ボリューム)をクローズアップ。丸みを帯びたデバイスの角のディテール。

セラミックサンドブラスト加工を施すことで、しっとりとした柔らかい質感に。同加工は『指紋がつきにくく目立たない』『耐摩耗性・耐スクラッチ性が向上』『小傷防止』といった特徴を持ちます。

Xiaomi製タブレットのパープル/ブルーグレーの背面全体写真。マットな質感で、メインカメラと帯状のデザイン(アンテナ)が特徴的な薄型タブレットのデザインレビュー。
Xiaomi製タブレットのパープル/ブルーグレーの背面全体写真。マットな質感で、下部側面のスピーカー穴とUSBポート、背面カメラが見えるデザインレビュー。
Xiaomi製タブレットの背面全体写真。パープル/ブルーグレーのマットな質感で、横向き使用を想定したXiaomiロゴと、メインカメラモジュールが配置されているデザイン。
Xiaomi製タブレットのパープル/ブルーグレーの背面全体写真。横向きロゴ、メインカメラモジュール、側面スピーカー穴、マットな質感のデザインレビュー。

フラットデザインを採用するXIaomi 15Tシリーズとの相性も抜群です。

Xiaomi製タブレットとスマートフォンのサイズ比較。パープル系のタブレット背面に、Leicaカメラ搭載と推測される大型カメラモジュールを持つシルバーのスマートフォンが重ねて置かれている。

『幅:132.03mm』『厚み:6.46mm』に抑えられたスリムなデザイン。私の手の大きさだと片手持ちが苦ではありません。液晶パネルとカバーガラスの間の空気層を取り除き、直接接着した『フルラミネーション構造』を採用しています。

手で持った薄型タブレットのディスプレイに表示された、ネオンサインと高層ビルの鮮やかな夜の都市風景写真。水たまりに光が反射し、高コントラストな発色が強調されている。

『読書』『動画鑑賞』などで長時間手に持って使用する場合は『タブレットバンド』が便利。安定感が格段に向上し、手の疲れも軽減されます。

Xiaomi製タブレットの背面に、斜めストライプ柄のハンドストラップ(ハンドグリップ)がフックで取り付けられている写真。片手での操作安定性を高めるためのタブレットアクセサリー。

ミニショルダーバッグにすっぽり収まったのには驚きました。10インチ超えのタブレットではもちろん不可能。スマートフォンのように持ち歩くことが出来、さっと取り出して使えるのはXiaomi Pad Miniの大きな魅力です。

パープル/ブルーグレー系のコンパクトなタブレットを、カモフラージュ(迷彩)柄のショルダーバッグに収納している様子。携帯性の高さとカメラ部分が見えている。
Carhartt(カーハート)のロゴパッチが付いたカモフラージュ(迷彩)柄の小型ショルダーバッグ(サコッシュ)。コンパクトで複数のジッパー付きポケットがある。

Xiaomi Pad Miniに近い画面サイズの端末重量

Xiaomi製タブレット(パープル/ブルーグレー)の背面を手に持っている写真。マットな質感とコンパクトなサイズ感、メインカメラとGamma Antennaのデザインが確認できる。

Xiaomi Pad Miniの重量は『約326g』。Redmi Pad SE 8.7よりも画面サイズは0.1インチ大きく、47g程度軽いということ。『Lenovo Legion Tab』『REDMAGIC Astra』といった競合のゲーミングタブレットと比較しても軽量です。

端末名画面サイズ重量
Xiaomi Pad Mini約8.8インチ約326g
Redmi Pad SE 8.7約8.7インチ約373g
iPlay 70 mini Ultra約8.8インチ約335g
Lenovo Legion Tab約8.8インチ約350g
REDMAGIC Astra約9.06インチ約370g
Fire HD 8約8インチ約337g
iPad mini(A17 Pro)約8.3インチ約293g(Wi-Fi)

【顔認証】速度は一般的。高輝度設定時は暗い場所でもロック解除可能

Xiaomi Pad Miniは指紋認証センサーを備えません。この点をデメリットと捉える人は少なからずいるでしょう。ロック解除のメインは、フロントカメラを使用した『2D顔認証(設定→顔データと画面ロックから)』。

スマートフォン(タブレット)の顔認証(Face Unlock)設定画面。「顔データを追加」というタイトルと、3Dイラストを使って顔を登録する手順を示している。

スマートフォンで顔認証を利用している人は、あまり不便を感じないかもしれません。登録可能な顔データは最大『2種類』。マスク着用では登録出来ませんでした。

ほぼ光が無い場所でも、画面の輝度を上げた状態では顔を認識してロック解除。

【スピーカー】明瞭で音の分離性に優れる。ただし低音域の再生能力には物足りなさ

Xiaomi製タブレット側面のクローズアップ。スピーカー穴とUSB Type-Cポートのディテール。パープル/ブルーグレーの筐体の質感も見える。
デバイスのオーディオ性能テストで記録されたスペクトログラム。低周波数帯のノイズ(定常音)と、右側に離散的に現れる高周波ノイズパターンを示す周波数分析グラフ。
Xiaomi Pad Miniのスピーカーで音楽及びテストトーンを再生(YouTubeあり)

Xiaomi 15 Ultraで録音したwaveデータをスペクトログラム化しています。

Xiaomi Pad Miniのスピーカー音(YouTube)

低音域(0Hz〜約200Hz)

音楽セクション(前半・中間)において、特に100Hz以下のエネルギーが非常に薄い(暗い)。低音域の再生能力が弱いことがスペクトログラムからも裏付けられている。スイープ信号(後半)の下降時、100Hz付近で急激にエネルギーが消失。スピーカーの実質的な低音域のカットオフ周波数は約100Hzと推定。サブベースやバスドラムの重低音は再生が難しい。

中高音域(2kHz〜20kHz)

全体で10kHz以上の高周波成分がしっかり確認できる(細いラインが確認できる)。高音域がクリアでシャープであるという評価を裏付け。これにより音の分離と明瞭さが担保されている。スイープ信号の最後に基音(原音)が小さくなっても、高調波成分(ハーモニクス)が残存。スピーカーの特性により、特定の高音域に強調やピークが存在する可能性を示唆。

総合的な評価

Xiaomi Pad Miniのスピーカーは、タブレット内蔵としては優れた明瞭度と音の分離性を持っている。ただし重低音(100Hz以下)の再生能力は弱い。

  • 適している用途:
    • 声が中心のコンテンツ: ニュース、ポッドキャスト、オンライン通話、講義動画など。
    • 高音域が重要な音楽: クラシック音楽、アコースティック音楽の一部。
  • 適していない用途:
    • 迫力が必要なコンテンツ: アクション映画、EDM、ロック/ヒップホップなど、低音が重要な音楽。

【Bluetooth】Xiaomi Pad Miniは低いビットレートで高音質を実現する『LC3』をサポート

【LE Audio(LC3)】電池の減りとデータ転送量を抑えつつ高音質で音楽を聴ける。低遅延にも対応

Xiaomi Pad Miniは、次世代オーディオコーデック『LC3(LE Audio)』をサポート。Redmi Buds 5 Proを例にすると、ペアリング後に『設定』→『Bluetooth』→『Redmi Buds 5 Pro』→『オーディオ』から『Bluetooth LE Audio』をONにするとLC3で接続。

片方のイヤフォンからしか聴こえないなど、接続が安定しない場合は一度切断して再ペアリングすると改善される場合あり。

項目SBC(クラシックA2DP)LC3(LE Audio)
標準登場年Bluetooth A2DP(2003頃)、必須コーデック Bluetooth 5.2 に伴う LE Audio(2020年発表) 
ビットレート範囲約 192–345 kbps(最大で512 kbpsステレオ仕様あり) 約 16 kbps ~ 345 kbps/ch。より柔軟で低ビットレートでも高品質 
サンプリングレート最大 48 kHz(16–48 kHz 対応) 8 ~ 48 kHz(柔軟)|高解像度版 LC3plus では最大 96 kHz also supported 
オーディオ品質中程度(ビットレートに依存) 同等ビットレートでも明らかに高品質。低ビットレートでも優れた音質 
遅延(レイテンシ)高め(約 200ms 程度)でリアルタイム処理には不利 低遅延を実現、リアルタイム用途に強い 
効率(圧縮・電力)非効率、高ビットレート必要、消費電力や帯域を多く使用 非常に効率的で、帯域や電力消費を抑制しつつ高音質化 
パケット損失への耐性特記事項なしパケットロス補完(Packet Loss Concealment)機構により、途切れにくく安定した再生 
主な用途・特徴Bluetooth Classic デバイス全般の標準で広く普及音楽・通話・補聴器・ブロードキャスト(Auracast)など対応用途が多岐にわたる 

LC3はSBCと比較して、同等のビットレートで優れた音質を実現。Redmi Buds 5 Proでは、同期中の遅延を最小限に抑える『低レイテンシー』を設定することも可能です。

スマートフォン(タブレット)の「オーディオ」設定画面。Bluetooth LE Audio、アダプティブサウンド、低レイテンシー(低遅延)、LC3コーデック選択など、高音質と低遅延に関する機能設定が表示されている。

【デジタル著作権管理】Xiaomi Pad MiniのWidevineは?Netflixを高解像度で観られるか確認

廉価なタブレットは、デジタル著作権管理(DRM)のWidevine(ワイドバイン)のセキュリティレベルが低い場合があります(動画配信サービスを高解像度で観ることが出来ない)。Xiaomi Pad Miniのセキュリティレベルを『DRM Info』で調べてみると、最上位の『L1』に準拠。

デバイスのWidevine CDM情報画面。Security LevelがL1であり、HDや4Kの高画質ストリーミング再生に対応していることが分かる。

Widevineが『L1』に準拠していても、Netflixの場合は『Netflix認定(Certified Device)』に登録されていないとHD以上の解像度で再生することが出来ません。

Xiaomi Pad MiniにNetflixアプリをインストールして、『再生仕様』を確認した結果がこちら。

デバイスの動画「再生仕様」画面。Widevine L1、最大再生解像度Full HD、Dolby Vision、HDR10+、VP9/AV1/HEVCなどの主要なHDRとハードウェアコーデックに対応していることが示されている。

WodevineはDRM Infoと同じ結果(L1)。最大再生解像度は『Full HD(私が契約しているプランの最高解像度)』。HD解像度以上なので、Netflix認定(Certified Device)を受けているということ。ダウンロード画質も『高画質』を選択可能です。

動画配信アプリの「ダウンロード画質」設定画面。高画質(容量大)とスタンダード(容量小・高速)の2つの画質モードを選択できる。

【YouTube、アマプラ、Netflix】Xiaomi Pad Miniは外部ストレージにコンテンツを保存出来る

Xiaomi 製タブレットに、UGREEN 製の USB Type-C 外付け SSD ケース(または M.2 SSD ハブ)を接続している背面写真。タブレットのカメラと SSD ケースのデザイン比較。

Xiaomi Pad Miniは『Micro SDカードスロット』を備えません。XiaomiのMicro SDカードスロットを備えない『一部ハイエンドデバイス』は、USB Type-Cポートに接続した外部ストレージに『YouTube Premium』『Amazonプライムビデオ』『Netflix』などのコンテンツをダウンロードして保存可能。

この便利拡張機能がXiaomi Pad Miniでも使えます。私が所有する『ポータブルSSD』『SDカードリーダー』をどちらも認識。動画や音楽を高解像度で沢山保存しても、内部ストレージが圧迫されないのは大きなメリットです。

デバイスのストレージ設定画面。オフライン動画をSDカードに一時保存する設定と、デバイス本体の空き容量406.42GB、SDカードの空き容量446.45GBが表示されている。
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【ジェスチャー】デジタルアシスタント、カメラアプリ、レコーダーの起動を素早く行える

Xiaomi Pad Miniには便利なジェスチャー機能が用意されています(設定→追加設定→ジェスチャーショートカットから細かく設定可能)。

  • デジタルアシスタントを起動:電源ボタンを0.5秒長押し
  • スクリーンショットを撮影:3本の指を下にスライド、音量ダウン+電源
  • 部分的なスクリーンショット:3本の指で長押し
  • カメラを起動:電源ボタンを2回押す、画面ロック時に音量ダウンボタンを2回押す
  • ライトをONにする:電源ボタンを2回押す
  • 電源オフ:電源ボタンを3秒長押し、電源ボタンと音量アップボタンを同時に押す

デジタルアシスタントを変更する方法

  1. 『設定』を開いて検索ボックスに『デフォルト』と入力
  2. 一覧から『デフォルトのアプリ』を選択
  3. アシストと音声入力を選択
  4. デジタルアシスタントアプリを選択
  5. 利用したいデジタルアシスタントアプリ(ChatGPTなど)を選択
スマートフォン(タブレット)のデフォルトデジタルアシスタント設定画面。ChatGPT、Copilot、Googleなど、複数の $\text{AI}$ アシスタントアプリから起動するものを選択できる。

【デュアルアプリ&アプリロック】プライベートと仕事の使い分けを効率的かつ安全に

Xiaomi Pad Miniでは、アプリを複製(2つインストール)可能な『デュアルアプリ』という機能を使うことが出来ます(設定→アプリ→デュアルアプリから)。

スマートフォン(タブレット)の「デュアルアプリ」設定画面。LINE、ChatGPT、Threads、Xなど、一つのアプリを二つのアカウントで利用可能にする機能のオン/オフスイッチが表示されている。

例えばデュアルアプリを開いて『LINE』にチェックを入れると、自動的に『もう一つのLINE』がインストール。複製したアプリは『異なるID(電話番号)』でログイン可能です。

スマートフォン(タブレット)のホーム画面。デュアルアプリ機能により、LINE、Threads、X(旧 Twitter)、OneDriveなど複数のアプリのアイコンが複製され、二つのアカウントが利用可能になっている様子。
LINEアプリのウェルカム画面。「ログイン」と「新規登録」のボタンがあり、メール、音声、ビデオ通話が無料であることをアピールしている。

仕事で利用する場合は『アプリロック(設定→アプリ→アプリロック)』の設定をお勧めします。適用したアプリを開くには『ロックの解除(顔認証やパスワード)』が必要に。セキュリティを高めて安全に情報を管理。

手に持ったタブレットに表示された、X(旧 Twitter)アプリのロック解除画面。パターン入力と「パスワードでロックを解除してください」のメッセージが表示されている。

アプリロックに追加したアプリは『通知内容を隠す』ことも出来るので、データ以外の部分でも仕事とプライベートをしっかりと分けられます。

スマートフォン(タブレット)のプライバシー設定。「通知内容を隠す」機能のオン/オフ設定画面で、YouTube、LINE、X、Threadsなどのアプリが非表示設定になっている。

【AI】文章から画像まで自由かつ効率的に『生成』『拡張』『削除』出来る

AIライティング

プロンプトに基づいて『文章作成』『要約』『校正』『拡張』を行える機能。書いた文章を『一般』『プロ』『シンプル』『フレンドリー』といったテイストにブラッシュアップすることも可能です。

スマートフォン(タブレット)の AI ライティング機能メニュー。「要約」「校正」「拡張」に加え、「プロ」「フレンドリー」など文章のトーンを変更するブラッシュアップ機能が表示されている。

例えばメモアプリ(他のアプリにも対応)を開いてAIライティングのアイコン(カラフルな鉛筆のような)をタップ。

スマートフォン(タブレット)の日本語キーボード画面。キーボードツールバーの左上に、AI ライティング機能(鉛筆アイコン)が赤枠で示されている。

プロンプトに『どうしてもお腹が空いた時の対処法』と入力すると、複数の対処法が簡潔かつスピーディーに生成されます(日本語で と加えると確実)。

スマートフォン(タブレット)の DeepThink AI 機能による提案画面。「どうしてもお腹が空いた時の対処法」というテキストに対して、AI が処理を行うことを示している。
デバイスの AI 機能による文章生成結果。「どうしてもお腹が空いた時の対処法」というテーマに対して、水分摂取や食事の見直し、栄養バランスなど7つの対策がリスト形式で表示されている。

熟考が必要な場合は『Deep Think』をタップ(虹色に変わる)。

スマートフォン(タブレット)の DeepThink AI 機能による提案画面。「一ヶ月 1万円生活の献立」というテキストに対して、AI が献立作成などの処理を行うことを示している。

今度は『一ヶ月1万円生活の献立』という物価高の現実に反した無茶振りを入力。若干の予算オーバー感は否めませんが、それでも現実的なメニューをあっという間に生成してくれます(最初はなぜか英語が出力される)。長文を生成した場合、スマートフォンよりもタブレットの方が格段に内容を把握しやすいですね。

デバイスの AI 機能による文章生成結果。「一ヶ月1万円生活の献立」というテーマに対し、節約レシピと1週間の具体的な献立例がリスト形式で表示されている。

ChatGPTやGeminiも近い使い方を出来ますが、それぞれ回答内容は異なります。複数のAIを試すと、『より理想に近い答え』にたどり着けるはず。

AI画像拡張

選択した画像を元に、背景を拡張生成してくれるAI拡張機能。提供開始当初とは比較にならないほどクオリティが上がっています。

画像編集アプリの「拡張」機能画面。AIで画像の周囲を自動生成しアスペクト比を広げる機能を示しており、1:1や16:9などの比率を選択できる。
ファッションショーのランウェイ写真。鮮やかな青、マゼンタ、黄色の光線が交差する中、カラフルで大胆なデザインの衣装を着用したモデルたちが歩いている。
元画像
正方形(1:1)にトリミングされたファッションショーのランウェイ写真。鮮やかな青、紫、黄色の光線が交差する中、カラフルな衣装のモデルたちが歩き、ランウェイに反射している。
AI画像拡張後

AI消しゴム

『手動』『オブジェクトを削除』『人を消す』『反射を除去』の3種類(反射を除去は別項目に分かれている)。この中で特にクオリティが高いのは『オブジェクトを削除』と『人を消す』。仕上がりがイマイチな場合は繰り返し適用可能です。

夜の道路の中央に置かれたガラス瓶を自動選択しているスマートフォンの消しゴムツールの画面。背景にはボケた車のライトが連なり、黄色い線で瓶とその反射部分が囲まれている。
「RELEA DURE」のボトルを、夜の濡れた路面に置いて撮影したクローズアップ写真。背景には街灯や車の光が美しい玉ボケとなって広がっている。
元画像
夜の雨上がりの濡れた道路をクローズアップした風景写真。街灯と車の光が、路面に反射し、奥に玉ボケとなって伸びている。
AI消しゴム(オブジェクトを削除)適用後

【Miキャンバス】ただのスケッチアプリじゃない!雑なラフ画をXiaomi Pad Miniで使える虹色ペンで囲むと凄いことが起きる

Xiaomiのタブレットで利用可能な『Miキャンバス』というスケッチアプリ(Xiaomiフォーカスペン対応)。上位モデルのみ『虹色のペン(AIドローイングペン)』を使うことが出来ます。落書き程度の絵を虹色のペンで囲むと短時間でイラストが生成。

レトロな車が生成された後、スタイルを『3D漫画』に変更して『未来的に』というプロンプトを入力。するとご覧の通りテイストがガラッと変化。

デバイスの画像生成機能の画面。水色の丸い車が空中に浮いている漫画風の生成画像と、「未来的」の画像加工オプション。

さらにスタイルを『レトロアニメーション』に変更するとこんな感じ。

デバイスの 画像生成機能によるイラスト。空中に浮かぶ黄色いレトロデザインの車(クラシックカー)が描かれており、背景は青空と野原。

『写真をイラストに変える』といったことも可能です。

夜の雨上がりの都市風景写真。下から見上げるような構図で、高層ビルと商業施設、濡れた路面の光の反射がダイナミックに写っている。
元画像
水面に反射する高層ビル群の夜景を、青とオレンジのコントラストで描いた幻想的な都市イラスト。空にはインクがにじむような模様が広がり、暖かな街灯が並木道を照らしている。
生成画像(スタイル:水彩)

解像度はやや低め(HDに届かない程度)。右下に『Generated by AI』という文字も入りますし、『本格的なクリエイティブ用途』だと物足りなさを感じるはず。ただし回数制限なし(恐らく)で『デザイン案』を出してくれるので、スケッチするための『下絵探し』に最適です。

ギャラリーアプリのAI画像編集機能を使用すると、裏技的にこんなことも出来ちゃいます。『自己利用』の範囲でお試しください。

夕暮れの都市を描いた鮮やかな水彩風イラスト。青とオレンジの高層ビルが立ち並び、中央の尖塔ビルを中心に水面へと光が反射している。空にはインクのような濃紺のしみが広がり、幻想的な雰囲気を演出している。

【マルチデバイス連係】スマートフォンのアプリ表示/操作、ネットワーク接続、発着信などをタブレット側で行える

Xiaomi Pad Miniは『Xiaomi Interconnectivity』というマルチデバイス連係機能に対応しています。

  • スマートフォンとタブレットの両方をXiaomi HyperOS 2以降にアップデート
  • BluetoothおよびWLAN設定を有効化
  • 同一のXiaomiアカウントにログイン
  • 設定→相互接続性→Xiaomi相互接続をON
  • 相互接続する内容をON(アプリ、ホーム画面+、クリップボード、通知、通話の同期、ネットワークの同期)

ホーム画面+とアプリの相互接続をONにした状態であれば、Xiaomi Pad Miniから対応スマートフォン(Xiaomi 15Tシリーズなど)にインストールしているアプリを、表示及び操作することが可能に(スマーフォン側は基本的に画面表示OFF。アプリロックをかけていると表示されない)。

Xiaomi 15Tとの接続例を解説します。Xiaomi Pad MiniでXiaomi 15Tのギャラリーアプリを開くと、小さいスマホマークが右上についたギャラリーアプリのアイコンがタスクバーに追加。選択すると、 Xiaomi 15Tに保存されているデータが全画面表示されます。

Xiaomi製スマートフォン(タブレット)のホーム画面。ギャラリー、Playストア、レコーダー、Xiaomi Home、セキュリティ、設定など主要アプリのアイコンと、画面下部のドックが表示されている。

Xiaomi 15TやXiaomi 15T ProはLeica(ライカ)と協業しているので、画像編集機能がXiaomi Pad Miniよりさらに充実。『VIV』『NAT』『BW NAT』『BW HC』『セピア』『ブルー』といったLeicaのフィルター効果を利用可能です。

スマートフォンの写真編集アプリで白黒フィルターを適用中の画面。中央には花のクローズアップが表示され、下部には“Leica”や“フィルム”“クラシック”などのフィルター一覧と強度調整バーが並んでいる。

Xiaomi Pad Miniのディスプレイは、『12bit』の色深度とプロユースレベルの高精度表示に対応。画面が大きいだけでなく、RAWを現像するのに適した表示環境です(色合いはスマートフォンと近づける必要あり)。

通話の同期をONにしていれば、スマートフォンをカバンの中に入れた状態でもタブレット側で発着信を行えます(接続環境によっては音が途切れやすくなる)。

ネットワークの同期をONにすると、タブレットのWi-Fiネットワーク選択に同期したスマートフォンが表示。『ポータブルホットスポットをONにする』『パスワードを入力する』といった作業不要で、シームレスにテザリング接続が可能です。

スマートフォン(タブレット)の Wi-Fi 設定画面。Wi-Fiがオンになっており、付近のネットワークとして「Xiaomi 15T」というアクセスポイントが表示されている。

Xiaomi Pad Miniの日本発売日

2025年9月26日(金)

Xiaomi Pad Miniの日本販売価格

  • 8GB/256GBモデル:74,980円(税込)
  • 12GB/512GBモデル:93,980円(税込)

Xiaomi Pad Miniのアップデート保証期間

  • アップデート頻度:90日程度
  • セキュリティアップデート:2028年9月まで
  • OSアップデート:Android 17まで

※グローバルモデルに関する情報を参照しています。

Xiaomi Pad Miniの同梱品

  • タブレット本体
  • AC アダプタ(試供品)
  • USB Type-C ケーブル(試供品)
  • クイックスタートガイド

Xiaomi Pad Miniとセットで使いたいスマートフォン実機レビュー

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【スペック】Xiaomi Pad Miniの主な仕様

カラー

  • パープル
  • グレー

メモリとストレージ

  • 8GB/256 GB、12GB/ 512GB(※実際に使用可能なストレージとRAMは、OSやプリインストールソフトウェアによって表記より少なくなる。)
  • RAM(メモリ):LPDDR5X
  • ROM(ストレージ):UFS4.1

寸法

  • 高さ:205.13mm
  • 幅:132.03mm
  • 厚さ:6.46mm
  • 重量:326g

プロセッサー

  • MediaTek Dimensity 9400+(3nm 製造プロセス)
  • CPU:1×X925@3.73GHz + 3×X4@3.3GHz + 4×A720@2.4GHz
  • GPU:Immortalis-G925 MC12
  • AI:NPU 890

ディスプレイ

  • サイズ:8.8インチ
  • 最大リフレッシュレート:165Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:372Hz/瞬間1,080Hz
  • 素材:AMOLED (有機EL)
  • 解像度:3,008×1,880 (403ppi)
  • ピーク輝度:700nits(HBM)
  • 色域:DCI-P3
  • 色深度:12bit(687億色)
  • 原色Pro:対応
  • AI HDR補正:対応
  • AI 画像エンジン:対応
  • 読書モード:対応
  • アダプティブカラー:対応
  • ウェットタッチテクノロジー:対応
  • HDR10:対応
  • Dolby Vision®:対応
  • 認証:TÜV Rheinland低ブルーライト(ハードウェアソリューション)、TÜV Rheinlandフリッカーフリー認証、TÜV Rheinlandサーカディアンフレンドリー認証

デジタル著作権管理

  • Widevine:L1(Netflix認定)

バッテリーと充電

  • 7,500 mAh (標準値)
  • 67Wハイパーチャージ
  • 18W有線リバース充電(67Wハイパーチャージと同時使用不可)
  • USB Type-Cポート×2
  • PD3.0 / PD2.0

リアカメラ

  • 焦点距離:25mm相当
  • F値:2.2
  • イメージセンサーモデル名:OV13B(Device Info HWより)
  • イメージセンサーサイズ:1/3.06インチ
  • 画素サイズ:1.12µm
  • フォーカス:PDAF
  • 動画:4K@30fps 1080P@30fps・60fps 720P@30fps

写真機能

  • ポートレート
  • ドキュメント
  • ダイナミックショット
  • HDR
  • プロモード

動画機能

  • テレプロンプター

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • 焦点距離:18mm相当
  • F値:2.28
  • イメージセンサーモデル名:OV08F10(Device Info HWより)
  • イメージセンサーサイズ:1/4インチ
  • 画素サイズ:1.12µm
  • 動画:1080P@30fps、720P@30fps

写真機能

  • ポートレート
  • ダイナミックショット
  • HDR

動画機能

  • テレプロンプター

Xiaomi HyperAI

  • AIアート、AI計算、AI文章生成、AI音声認識、AI通訳、AI会話翻訳、AI字幕、AIギャラリーエディターほか
  • Googleかこって検索、Google Gemini

冷却システム

  • サーマルアーキテクチャによる高効率冷却

セキュリティと認証

  • 顔認証ロック解除

NFC

  • 非対応

接続性

  • Wi-Fi 7(Wi-Fi 7 / Wi-Fi 6の対応可否は地域やネットワーク環境によって異なる)
  • 2×2 MIMO、Wi-Fi Direct、Miracast、2.4GHz/5GHzデュアルバンド同時接続、トライバンド同時接続
  • IPv6対応

Bluetooth

  • Bluetooth 5.4
  • AAC / LDAC / LHDC5.0 / LC3 / ASHA / Auracast

防水・防塵

  • IP68(IEC 60529 規格に基づく。最深3 m / 最長30 分 / 温度差5K以下で試験) ※ 液体損傷は保証対象外。

センサー

  • 加速度センサー、ジャイロスコープ、フロント環境光(色温度)センサー、ホールセンサー、磁気センサー、近接センサー、X軸リニアモーター

オペレーティングシステム

  • Xiaomi HyperOS

実際に使った上で感じたXiaomi Pad Miniのメリットとデメリット

Xiaomi Pad Mini
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • AnTuTu Benchmarkスコアは3回連続250万程度。超ハイエンドクラスの圧倒的な処理能力
  • Xiaomi 15T Proすら上回るGPU性能。負荷の重い3Dゲームを余裕でこなす
  • 3Kの超高解像度表示に対応。漫画を見開きで快適に読める
  • プログレードの高精度なディスプレイは12bit(687億表示)表示をサポート
  • 有線映像出力に対応!低遅延で外部ディスプレイに出力可能
  • USB Type-Cポートが2つ!充電しながら周辺機器を接続出来る
  • USB 3.2 Gen 1に準拠。大きなデータの転送が短時間で終了
  • 最大67W出力の高性能AC充電器(+USBケーブル)が付属
  • 1時間程度でスピーディーにフル充電
  • 充電しながら安定したパフォーマンスでゲームプレイ可能な低速充電対応
  • Xiaomiフォーカスペン対応!プレゼンテーションツールとしても機能
  • タブレットなのにカメラが高画質。静止画から動画まで納得のクオリティ
  • 8.8インチの大画面&7,500mAhの大容量電池を採用しつつ重量は約326gの軽量設計
  • 外部ストレージにNetflixやアマプラの映像データを保存出来る
  • 低いビットレートで高音質を実現する『LC3』をサポート
デメリット
  • 指紋認証に非対応
  • GPSをサポートしていない
  • スピーカーの低音がやや軽い

Xiaomi Pad Miniに関するQ&A

Xiaomi Pad Miniはワイヤレス充電に対応していますか?

ワイヤレス充電に非対応です。

Xiaomi Pad Miniにケースは付属しますか?

付属しません。

Xiaomi Pad Miniに充電器は付属しますか?

最大67W出力の純正AC充電器とUSBケーブルが付属します。

Xiaomi Pad Miniの画面にフィルムは貼られていますか?

貼られていません。

Xiaomi Pad Miniのカメラはマクロ撮影に対応していますか?

非対応です。

Xiaomi Pad MiniでSIMを使えますか?

使えません。

Xiaomi Pad Miniが採用するGPUは?

Immortalis-G925 MC12です。

Xiaomi Pad MiniのUSB伝送規格は?

左側面がUSB3.2 Gen 1、下面がUSB 2.0です。

Xiaomi Pad Mini はどのような画面を使用していますか?

Xiaomi Pad Miniは、CSOT製のフルラミネーションと静電容量式タッチスクリーン技術を採用した8.8インチフラットスクリーンを搭載しています。画面占有率は85.3%です。

Xiaomi Pad Mini の画面解像度はどれくらいですか?

画面解像度は3,008×1,880です。

Xiaomi Pad Mini 画面の最小輝度はどれくらいですか?

画面の最小輝度は 2nits です。

Xiaomi Pad Mini の画面には疎油性コーティングが施されていますか?

疎油性コーティングが施されています。

Xiaomi Pad Mini のデフォルトの画面暗転方法は何ですか?

デフォルトの調光方法はフル DC 調光です。

Xiaomi Pad Miniのコプロセッサは何ですか?

コプロセッサは MDSP RV55_MP2/RV33 です。

Xiaomi Pad Miniは2つのポートから同時に充電出来ますか?

出来ません。最初に接続したポートが優先されます。

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瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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