Appleは2023年6月5日(現地時間)、WWDC23内で最新OS『iOS 17』を発表。アップデートのサポート対象機種から『iPhone 8』『iPhone X』といった人気モデルが除外となり、一部からは落胆の声が鳴り止みませんでした。
iOS 17へのバージョンアップがサポート対象外になったとしても、iPhone 8やiPhone Xが急に使えなくなるわけではありません。私が所有しているiPhone SE(初代)はiOSのバージョンが『15』と更に古いですが、2023年5月18日に『セキュリティアップデート(15.7.6)』が提供されています。
本来であれば、セキュリティアップデートも停止して新モデルへの買い替え需要を促すべきなのかもしれません。しかし発展途上国においては旧型iPhone(中古含む)の需要が大きく、日本ですらサポートから外されたiPhone 8(整備品)がAmazonのスマートフォン本体売れ筋ランキング(2023年6月8日時点)で『2位』。
日本の場合は『円安』による度重なる値上げの影響が長引き、直近の決算においては6四半期連続のマイナス成長を記録。最新モデルの性能アップが以前と比較して鈍化している事も相まって、『最新モデル不要派』が電池交換の感覚でiPhone 8を購入しているのかもしれません。
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セキュリティ対策やブランディングを重視しているAppleにとって、『iPhoneを使っていて情報が漏洩した』などのネガティブ材料が増えるのは絶対に避けなければならないこと。
旧型でも安全に使える状態にしておけば、Androidへのユーザー流出を食い止める事が出来ます。ユーザーを維持した状態で『App Store』『Apple Music』『Apple TV+』の利用者を増やし、そちらの利益を高めるというやり方が、今Appleの目指している経営スタイルでしょう。
ちなみに、iPhone SE(初代)が発売されたのは『2016年』と7年も前。ストレージが『16GB』しかないので容量的にはサブ機としても物足りないレベルですが、ブラウジングなどに関してはストレスなく動作。この辺りは『流石iPhone』と言わざるを得ません。
とは言えiPhone SE(第3世代)であれば、当面iOSのアップデートによる機能向上を体感することが出来ます。今後何の変化も起こらない(退化するのみ)iPhone 8を使い続けるよりも、所有する喜びが大きいのは間違いなくiPhone SE(第3世代)。
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iPhone 8の通信は、メインが『3G/4G』である点にも注意が必要。NTTドコモは『2026年3月31日』、SoftBankは『2024年1月31日』、auに至っては『2022年3月31日』で既に3Gを停波。iPhone 8で使えるのは『4G』のみ。
iPhone SE(第3世代)は同シリーズにおいてはじめて『5G』に対応。今後訪れる3Gの停波に怯える必要はなく、逆に5Gの広がりを『高速通信』と共に体感出来ます。iPhone SE(第3世代)を機種変する頃には物価高が落ち着き、5Gが普及して盤石の状態になっているかも?
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