2023年12月8日に発売を開始したXiaomi 13T Proは、Socに『Dimensity 9200+』を搭載しています。3Dゲーム性能を左右するGPUは、Mali-G715の上位モデルとなる『Immortalis-G715』。
Immortalis-G715は『ハードウェアベースのレイトレーシング(光を追跡してより現実に近い光の屈折や反射を実現する技術)』をサポートしており、この部分はXiaomi 12T Proが搭載する『Snapdragon 8+ Gen 1』と明確に異なります。
3Dベンチマークを測定する代表的なソフトと言えば、UL Solutionsが提供している『3DMark』。その3DMarkに2023年8月14日、レイトレーシングテストが可能な『Solar Bay』が追加されました(AndroidはVulkan 1.1、iOSデバイスはMetal使用)。
Xiaomi 12T Proにおいては、『お使いのデバイスはValkan機能の一部をサポートしていません』と表示されてテスト不能。SnapdragonシリーズはSnapdragon 8+ Gen 1の後継となる『Snapdragon 8 Gen 2』搭載モデルからレイトレーシングに対応しています。
実際にXiaomi 13T Proで『Solar Bay』をテスト。光を意識した未来感のある映像が流れます。Wild Lifeでは最高フレームレート『99FPS』を記録したXiaomi 13T Proですが、Solar Bayでは30FPSに届かず。これは大丈夫なのか?
総合値を示すOverall scoreは『6163』。私は他の端末で『Solar Bay』の検証を行った事が無いので、この数字が『高い』のか『低い』のか分かりません。そこで他端末のスコアをbenchmarks.ul.comで調べてみることに。
2023年12月13日時点で、Xiaomi 13T Proのスコアはまだ掲載されていません。数値が近いのは『A17 Pro』を搭載するiPhoneの最上位モデル『iPhone 15 Pro』『iPhone 15 Pro Max』。わずかながらXiaomi 13T Proが上回っています。
同じDimensity 9200+を搭載する『Vivo X90s』『Vivo IQOO Neo8 Pro』が続き、少し差を開けてSnapdragon 8 Gen 2を搭載する端末が続くカタチに。上位はSnapdragon 8 Gen 3端末が独占しています。
Solar Bayの結果を参考にすると、Dimensity 9200+のレイトレーシング性能は『Snapdragon 8 Gen 2以上』『Snapdragon 8 Gen 3以下』です。2024年に日本上陸予定の『アッシュエコーズ』はレイトレーシングに対応するRPG。Xiaomi 13T Proユーザーは待ちきれませんね!
Xiaomi 13T Proはこんなスマートフォン
Xiaomi 13T Proの充電について
- 最大出力120Wの神ジューデンに対応(充電器同梱)。わずか19分で5,000mAhの大容量電池を安全(2つのP1充電チップセットを使用したXiaomi Surge バッテリー管理システム)に素早くフル充電
- ベイパーチャンバー冷却機構は前世代の3,725m㎡から5,0005m㎡に拡大。熱伝導フィルムにはマイクロナノレベルのキャビティを施したグラフェンを初採用
Xiaomi 13T ProのSocについて
- Socには第2世代TSMC4nmプロセスを採用したMediaTek社のDimensity 9200+を搭載。Dimensity 9200からCPUパフォーマンスが10%向上。GPUはハードウェアベースのレイトレーシングにARMではじめて対応した『Immortalis-G715』
Xiaomi 13T Proのカメラについて
- メインカメラに1/1.28インチサイズの大型イメージセンサー(SONY IMX 707)搭載。4-in-1スーパーピクセル技術により画素サイズを2.44 μmまで拡大可能
- 夜景や動画撮影時の揺れを物理的にサポートする光学式手ぶれ補正機能搭載
- フレアを軽減させるALD採用
- 人の視野角に近いとされる50mm相当の望遠カメラが一眼レフカメラに匹敵するボケ味を作り出す
- 15mm相当の超広角カメラ(1,200万画素)が広大な景色を1つの画像に記録
- 目で見た景色の再現性が高いP3色域をサポート
- 強力なハードウェア処理と新しいUltra Nightアルゴリズムを採用した夜景モード
- 5,000万画素の高解像度モードでHDR撮影が可能
- 動く被写体を自動検出するモーショントラッキングフォーカス採用
- JPEGの約半分の容量で同等の高画質を維持するHEIF(High Efficiency Image File Format)フォーマット対応
Xiaomi 13T Proのディスプレイについて
- 約6.7インチの有機ELディスプレイは2,712×1,220(446ppi)の高解像度(1.5K)仕様
- 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)は144Hz。超滑らか表示に対応
- 表示するコンテンツ内容に合わせてリフレッシュレートを自動調整するAdaptiveSync対応。消費電力を効率化
- 感度に優れる最大480Hzのタッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)
- 16,000段階の輝度調整機能
- Dolby Vision®、HDR10+、HDR10、DCI-P3色域、680億色表示に対応するPro HDRディスプレイ採用
その他
- メモリとストレージの規格をLPDDR5X、UFS4.0に引き上げ
- 最高水準の防塵防水規格に準拠(IP68)
- FeliCaチップ搭載でおサイフケータイやGoogle Payが使える
- DOLBY ATMOSをサポートするデュアルステレオスピーカー
- AI顔認証、指紋認証(画面内)両対応でマスク着用時もロックを素早く解除
- 高速通信5Gネットワーク&Wi-Fi 6E対応
- 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート
Xiaomi 13T Proの発売日(日本)
- 2023年12月8日(金)
Xiaomi 13T Proのカラー展開
- ブラック
- メドウグリーン
- アルパインブルー(ヴィーガンレザー素材)
Xiaomi 13T ProとXiaomi 12T Proの主な仕様
Xiaomi 13T Pro | Xiaomi 12T Pro | |
Soc | MediaTek Dimensity 9200+(4nm) | Snapdragon 8+ Gen 1(4nm) |
容量 | 12GB/256GB
|
8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大120W | 最大120W |
充電器 | 同梱 | 同梱 |
重量 | ガラス:約206g、IPU:約200g | 約205g |
画面 |
|
|
カメラ | メインカメラ
望遠カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
防塵防水 | IP68 | IP53 |
センサー | 近接センサー、360°環境光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、電子コンパス、リニアモーター、IRブラスター、フリッカーセンサー、カラーセンサー | 近接センサー、360度周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、IRブラスター、フリッカーセンサー、色温度センサー |
スピーカー | デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応) | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | nano SIM + eSIM | デュアルSIM(nano SIM+eSIM) |
Xiaomi 13T Proにお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n3/28/41/77/78
- 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
- 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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