GoogleのBardがGemini Proを搭載!アップグレードしたAIに色々と聞いてみたら凄い答えが返ってきた。

Gemini Pro化したBardは嘘をつかなくなったのか検証

Googleより

Google Japanは公式ブログにおいて、日本語のBardでも『Gemini Pro』を利用可能になったことを報告しました。同社はGemini ProをBardに搭載することで、より高度な理解、推論、要約、コーディング能力が備わるとしています。

個人的には情報精度の部分で『イマイチ』という認識が強いBardやChat GPT。Gemini Proを搭載したことでその認識を覆してくれるのか。

まず手始めに、簡単に答えられるであろうスマートフォンに関する質問をしてみました。

Bardへの質問:Xiaomi 13T Pro について

Bardの回答

「シャオミ 13T プロは、2023 年 10 月に発表されたハイエンド スマートフォンです。6.7 インチの AMOLED ディスプレイ、Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサ、最大 12 GB の RAM、最大 512 GB のストレージを搭載しています。

背面には、50MP のメイン カメラ、50MP の超広角カメラ、および 8MP の望遠カメラを備えたトリプル カメラ システムがあります。前面には、20MP のセルフィー カメラがあります。

シャオミ 13T Pro は、Android 13 を搭載して発売され、MIUI 14 ユーザー インターフェイスが搭載されています。 5,000 mAh のバッテリーと 120W の急速充電をサポートしています。その他の機能には、画面内指紋センサー、顔認証、IP68 の防水防塵性能などがあります。

Xiaomi 13T Pro Bardの回答 公式情報
ディスプレイ
  • 6.7 インチ
  • AMOLED
  • 120Hz リフレッシュ レート
  • HDR10+
  • Dolby Vision
  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:2,712×1,220px
  • 最大リフレッシュレート:144Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:480Hz
  • 輝度:1,200ニト(最大)、2,600ニト(ピーク)
  • 色深度:12bit
  • コントラスト比:不明
  • HDR10+:対応
  • Dolby Vision:対応
  • 素材:Corning®️ Gorilla®️ Glass 5
プロセッサ Snapdragon 8 Gen 2  MediaTek Dimensity 9200+
RAM 12 GB 12GB
ストレージ 最大 512 GB 256GB
カメラ 背面 50MP メイン、50MP 超広角、8MP 望遠; フロント 20MP
  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:IMX 707
  • イメージセンサーサイズ:1/1.28インチ
  • 画素サイズ:2.44μm(4-in-1 Super Pixel)
  • 焦点距離:24mm相当
  • 手ぶれ補正:光学式
  • ALD(フレア軽減):対応

望遠カメラ

  • 解像度:5,000万画素
  • F値:1.9
  • イメージセンサー:OV50D
  • イメージセンサーサイズ:1/2.88インチ
  • 画素サイズ:0.61μm
  • 焦点距離:50mm相当

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:2.2
  • イメージセンサーサイズ:1/3.06インチ
  • 画素サイズ:1.12μm
  • 焦点距離:15mm相当

フロントカメラ

  • 解像度:2,000万画素
  • F値:2.2
  • 画角:78度
ソフトウェア Android 13、MIUI 14 Android™ 13 (MIUI 14)
バッテリー 5,000 mAh 5,000 mAh
充電 120W 急速充電 120W Xiaomi ハイパーチャージ
その他 画面内指紋センサー、顔認証、IP68 防水防塵 画面内指紋センサー、AI顔認証ロック解除、IP68

まずXiaomi 13T Proはグローバルモデルも存在するので、『日本モデル』としっかり指定すべだったかなと反省。とはいえ、Socのモデル名を間違えているのは致命的。

さらに超広角カメラと望遠カメラの解像度をどちらも間違えていますし、リフレッシュレートも異なる数値。誤回答が目立つだけでなく、全体的に情報として『薄い』ですね。

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参照元は『SoftBank』になっていますが、確認してもSnapdragon 8 Gen 2などといった記載は勿論ありません。一体どこから情報を拾ってきたのでしょうか。

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流石に自社のPixelシリーズに関しては、間違えた回答をするはずがないだろう。しっかり『日本モデル』と付け加え、改めて聞いてみました。

Bardへの質問:Pixel 7a 日本モデルについて

Bardの回答

「Pixel 7a は、2023 年 5 月に発表された Google の新しいミッドレンジ スマートフォンです。6.1 インチの OLED ディスプレイ、Google Tensor チップ、6 GB の RAM、128 GB のストレージを搭載しています。背面には 12.2MP のデュアルカメラ システム。 、前面には 8MP のセルフィー カメラがあります。

Pixel 7a は、Android 13 を搭載して発売され、3 年間の Android バージョン アップデートと 5 年間のセキュリティ アップデートが保証されています。 4,355 mAh のバッテリーと 18W の急速充電をサポートしています。その他の機能には、画面内指紋センサー、顔認証、IP67 の防水防塵性能などがあります。

Pixel 7a Bardの回答 公式情報
ディスプレイ
  •  6.1 インチ
  • OLED、
  • 60Hz リフレッシュ レート
  • HDR10+
  • サイズ:6.1インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比:1000,000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
プロセッサ Google Tensor Google Tensor G2
RAM 6GB 8GB
ストレージ 128GB 128GB
カメラ 背面 12.2MP デュアル ピクセル、超広角; フロント 8MP
  • 解像度:6,400万画素
  • F値:1.89
  • 視野:80度
  • ピクセル幅:0.8µm
  • イメージセンサーサイズ:1/1.73インチ
  • 超解像ズーム:8倍
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • 画角:水平120度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.12µm
  • レンズ補正:対応

フロントカメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • F値:2.2
  • 視野:95度
  • ピクセル幅:1.12µm
ソフトウェア Android 13 記載なし
バッテリー 4,355 mAh 4,385 mAh
充電 18W 急速充電 最大18W
その他 画面内指紋センサー、顔認証、IP67 防水防塵 ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証、IP67 に準拠した防水・防塵性能

なんと、自社製品であるPixel 7a(日本モデル)についても『リフレッシュレート』『RAMサイズ』『Soc(プロセッサ)』『メインカメラ解像度』『フロントカメラ解像度』『電池容量』と幅広く誤回答を連発。

お得にSoftbank回線を使える格安プラン&格安SIM
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参照元が今度は『au(なぜ自社じゃないのか?)』。これだと通信キャリアの掲載している内容が間違っているみたいですね。

自社製品の情報すらまともに答えられないのであれば、これ以上何かを質問する意味は無いかもしれない。時間の無駄と判断し、今回の検証を終えました。

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