オウガジャパンは2024年2月8日(木)、日本市場に向けて『Aシリーズ』の最新モデルとなる『OPPO A79 5G』をリリースしました。カラーは『グローグリーン』『ミステリーブラック』の2色展開。直販価格は『29,800円(税込)』。
既に予約が受け付けられており、発売開始は2024年2月15日(木)から。
OPPO A79 5Gは、2022年10月6日に日本市場で発売が開始された『OPPO A77』の後継機。OPPO A79 5GはOPPO A77からどういった変化を遂げたのか。まずは主なスペックを比較してみましょう。
OPPO A79 5GとOPPO A77の主な仕様
モデル名 | OPPO A79 5G | OPPO A77 |
Soc | MediaTek Dimensity 6020(7nm) | MediaTek Helio G35(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大33W(充電器別売) | 最大33W(充電器別売) |
重量 | 約193g | 約187g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
深度測定カメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP54 | IP54 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
位置情報 | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM×2+eSIM×1 | nano SIM+nano SIM |
認証 | 顔、側面 | 顔、側面 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | ステレオ(ウルトラブースト) | ステレオ(ウルトラブースト) |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
主な通信バンド対応 | 4G&5Gドコモ、SoftBank、au、楽天(B79、ミリ波非対応) | 4G:ドコモ、SoftBank、au、楽天 |
SocがHelio G35から『Dimensity 6020』に
スマートフォンの処理能力を決める『Soc』は、MediaTekのHelio G35から『Dimensity 6020』へと刷新。Helio G35のCPUに使用されているCortex-A53(×8)はかなりの旧型で電力効率も悪く、データ処理に関しては『遅く大きな消費電力が発生する』といった状況でした。
Dimensity 6020ではプロセスサイズが12nmから『7nm』に縮小し、CPUの構成も『Cortex-A76(×2)』『Cortex-A55(×6)』と効率化が進んでいます。
91mobilesのレビューを参考にすると、OPPO A79 5GのAnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコアは『39万』程度。性能的には『Snapdragon 480 5G』と『Snapdragon 4 Gen 2』の中間といったところか。
CPU | GPU | MEM | UX | TOTAL | |
Redmi 9T(Snapdragon 662) | 88,679 | 32,147 | 47,071 | 62,762 | 230,659 |
Redmi Note 11(Snapdragon 680) | 105,270 | 36,217 | 64,706 | 79,983 | 286,176 |
Redmi Note 10T(Snapdragon 480) | 130,780 | 69,398 | 88,572 | 95,564 | 384,314 |
Redmi 12 5G(Snapdragon 4 Gen 2) | 138,619 | 46,798 | 113,018 | 109,210 | 407,645 |
ストレージ規格がeMMC 5.1から『UFS2.2』に
eMMCはUFSより古い規格で、Cortex-A53と同様に『速度が遅く大きな消費電力が発生する』といった弱点を持ちます。
OPPO A79 5Gの『UFS2.2』は、最近発売されている一般的なエントリー~ミドルクラスのスマートフォンが搭載するストレージ規格。Socに加えてストレージの部分でも『処理速度向上』『消費電力の効率化』が見込まれます。
『高解像度』『滑らか』『タッチ感度の良い』ディスプレイに
OPPO A77のディスプレイは『低解像度(HD+)』『滑らかとは言えない(最大リフレッシュレート60Hz)』『タッチ感度が低い(最大タッチサンプリングレート60Hz)』とかなり悲惨なスペックでした。
個人的に『HD+』『最大リフレッシュレート60Hz』は許容出来ても、『タッチサンプリングレート60Hz』は許容出来ませんでした。誤値を疑うほどの低さ。スマートフォンなのに一般的なタブレットよりもタッチ感度が悪いということ。
OPPO A79 5Gのディスプレイは『高解像度化(フルHD+)』『1秒間に30コマ分滑らか表示(最大リフレッシュレート90Hz)』『タッチ感度3倍(最大タッチサンプリングレート180Hz)』と、もはや別シリーズレベルの大幅な改善が行われています。
『おサイフケータイ』『5G』に対応
OPPO A77では非対応だった『おサイフケータイ』と『5G』。全体的な主要スペックに加えてこういった基本部分もアップグレードされたので、これでようやく『3Dゲームプレイをしない多くの人に勧められるレベルのスマートフォンになった』と言えるでしょう。
OPPO A77の強みはそのまま引き継ぐ
上記ではOPPO A77の『弱点』となる部分を多く挙げましたが、『強み』も勿論存在。
『ストレージが大容量(128GB)』『Bluetoothの規格が新しい(5.3)』『充電速度がはやい(最大33W SUPERVOOCTMフラッシュチャージ)』『ウルトラボリュームモード搭載(最大300%ボリュームアップ)』といった強みは、OPPO A79 5Gに引き継がれます。
弱点を改善しつつ、強みとなる部分は踏襲。OPPOが独自開発した『Dynamic Computing Engine』にも対応し、バックグラウンドのアプリ動作を安定させて消費電力を抑制。
加えてアイコンや文字サイズを大きく見やすくする『シンプルモード』、マスクを着用したままでロック解除可能な『顔認証』をサポートしているので、スマートフォン初心者にもお勧めですね。
充電器が別売り
充電速度が『最大33W』であることはメリット。しかし残念ながら、OPPO A79 5Gには充電器が同梱されていません。
これはユーザーにとって嬉しくない最近のトレンド。最大18Wなら『家にある充電器』で代用しても良いですが、33Wだと性能を持て余している気がするかも。
基本的に充電器は『メーカー純正品』推奨です(私が所有するNOVOO 67W 2-Port USB CはなぜかOPPOの充電技術『SuperVOOC』対応を記載)。
OPPO A79 5G(オープンマーケット版)にお勧めなSIM
主な通信バンドに対応 | 通信業者 |
ドコモ | IIJmio、ahamo、mineo、NUROモバイル |
SoftBank | ワイモバイル、LINEMO、mineo、NUROモバイル |
au | UQモバイル、mineo、NUROモバイル |
楽天 | 楽天モバイル |