Googleが最新スマートフォン『Google Pixel 5a(5G)』をリリースしました。8月18日から日本のGoogleストアでも予約を受付中。販売価格は51,700円(税込)。
早速Pixel 5a(5G)と現行モデル『Pixel 5』『Pixel 4a(5G)』の価格、性能を比較してみましょう。
Pixel 5、Pixel 5a(5G)、Pixel 4a(5G)のスペック
Pixel 5 | Pixel 5a(5G) | Pixel 4a(5G) | |
---|---|---|---|
Soc | Snapdragon 765G 5G | Snapdragon 765G 5G | Snapdragon 765G 5G |
容量 | 8GB/128GB | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
サイズ | 144.7×71.1×8.0mm | 154.9×73.7mm | 153.9×74×8.2mm |
重量 | 151g | 183g | 168g |
画面 | 種類:有機EL サイズ:6.0インチ 解像度:FHD+ リフレッシュレート:90Hz コントラスト比:1000000:1 HDR:対応 素材:ゴリラガラス6 常時表示:対応 |
種類:有機EL サイズ:6.34インチ 解像度:FHD+ リフレッシュレート:60Hz コントラスト比:1000000:1 HDR:対応 素材:ゴリラガラス3 常時表示:対応 |
種類:有機EL サイズ:6.24インチ 解像度:FHD+ リフレッシュレート:60Hz コントラスト比:1000000:1 HDR:対応 素材:ゴリラガラス3 常時表示:対応 |
電池容量 | 4,000mAh | 4,680mAh | 3,800mAh |
充電 | 有線:最大18W 無線:最大12W |
有線:最大18W | 有線:最大18W |
リアカメラ | 【メインカメラ】 F値:1.7 視野:77度 解像度:1,220万画素 画素サイズ:1.4 μm オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス 手ブレ補正:光学式【超広角カメラ】F値:2.2 視野:117度 解像度:1,600万画素 画素サイズ:1.0 μm |
【メインカメラ】 F値:1.7 視野:77度 解像度:1,220万画素 画素サイズ:1.4 μm オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス 手ブレ補正:光学式【超広角カメラ】 F値:2.2 視野:118.7度 解像度:1,600万画素 画素サイズ:1.0 μm |
【メインカメラ】 F値:1.7 視野:77度 解像度:1,220万画素 画素サイズ:1.4 μm オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス 手ブレ補正:光学式【超広角カメラ】F値:2.2 視野:117度 解像度:1,600万画素 画素サイズ:1.0 μm |
スピーカー | ステレオ | ステレオ | ステレオ |
オーディオジャック | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
カラー | Just Black Sorta Sage |
Mostly Black | Just Black Barely Blue |
素材 | リサイクルアルミニウム | プレミアム金属(アルミニウム)製ユニボディ | ポリカーボネート製ユニボディ |
防水防塵 | IP68 | IP67 | 不明 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
Googleフォト | 対応 | 非対応 | 対応 |
5G Sub-6 | 対応 | 対応 | 対応 |
価格 | 74,800円 | 51,700円 | 60,500円 |
Pixel 5、Pixel 5a(5G)、Pixel 4a(5G)の共通点
SocにはSnapdragon 765G 5Gを使用
スマートフォンの性能を決めるSocには3モデル共通で『Snapdragon 765G 5G』が使用されています。国内で同Socを搭載しているスマートフォンは『OPPO Reno5 A 5G』『Xiaomi Mi 10 Lite 5G』など。グレード的にはミドルクラスで、Antutuのベンチマークスコアは37万程度。一般的なブラウジングからゲームまでソツ無くこなします。
高画質な『夜景』『ポートレートモード』でお馴染みのカメラ
カメラの解像度、F値、画素サイズ、オートフォーカス、手ブレ補正に関してスペックが共通なので、同じカメラを搭載している可能性が高いです。
最近Androidは高解像度撮影に対応するスマートフォンが増えているので、1,200万画素だと低解像度に感じる人がいるかもしれません。しかし紙に印刷するなどぜず、ディスプレイで確認するのであれば解像度は1,200万画素で十分。それに高解像度をウリとしているスマートフォンも、標準モードでは解像度が1,200万画素程度の場合が実は多いのです。
Pixelシリーズの場合は解像度云々より、アルゴリズム処理技術の高さが最大の魅力。『夜景モード』『ポートレートモード』『超解像ズーム』のクオリティに魅了されPixelを使用しているユーザーは多数。その最新カメラが5万円ちょっとで使えるというのはお買い得ですね。
FeliCaチップ搭載でおサイフケータイ機能が使える
Pixelシリーズではお馴染みとなったFeliCaチップを搭載。日本では必須機能の一つとなる『おサイフケータイ』に対応します。もっとも、最近ではFeliCaチップを搭載するモデルが増えてきたので、今はあまり大きな差別化にはならないかもしれません。
動画やゲームを盛り上げるステレオスピーカー
スピーカーは2チャンネルに分けて音を奏でるステレオ仕様。スマートフォンのスピーカーで音楽を聴く人はあまりいないかもしれませんが、ゲームをしたり動画を観る時はモノラルではなくステレオの方が確実に臨場感が高まります。
Pixel 5a(5G)とGoogle Pixel 5a(5G)Pixel 5、Pixel 4a(5G)はココが違う
同等性能ながら圧倒的に価格が安い
3モデルの中で唯一5万円台となるPixel 5a(5G)。スマートフォンを選ぶ時に一番気になるのは『処理能力』と『カメラ画質』。処理能力を決めるSocは3モデル共通。そしてカメラも同スペック。よって殆どの人にとってPixel 5a(5G)が『最もコスパの高いPixel』という事になります。
現行最大となる6.34インチの画面サイズ。ただしスペックはややダウン
Pixel 5にはXLモデルが登場しなかったので、Pixel 5a(5G)の『6.34インチ』は現行Pixelシリーズの中で最大の画面サイズ。ただし最大リフレッシュレートがPixel 5の90Hzから60Hzにダウンしているので、表示の『滑らかさ』ではやや劣ります。また、Pixel 5のゴリラガラス6からゴリラガラス3に変更されているので、耐久性が気になる人はガラスフィルムによる保護を忘れないようにしましょう。
電池をスタミナスマートフォン並に増量
Pixel 5a(5G)の電池容量は4,680mAh。Pixel 4a(5G)からは880mAhも増量されています。今はまだ利用する機会が少ない5Gネットワーク。接続スピードは速くなりますが、その分消費電力がアップ。Pixel 4a(5G)の3,800mAhという電池容量は、5G接続を想定すると少し不安になります。5Gの一般的な普及まで長期的な利用を考えるのであれば、電池容量の大きいPixel 5a(5G)をセレクトすべきですね。
実用十分な高い防水防塵性能
防水防塵性能に最も優れるのはPixel 5。『IP68』という最高レベルの規格に準拠しています。Pixel 4a(5G)は『非公開』となるので、防水防塵については期待出来ません。Pixel 5a(5G)は実用的には十分な『IP67』。防塵はPixel 5と同じ最高レベル。防水に関してもIEC規格60529の『IPX7』に準拠しており、『一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)』 という高い防水性能を持ちます。
オーディオジャック搭載で手持ちのイヤフォンがそのまま使える
Pixel 5はオーディオジャックが非搭載。有線で音楽を聴くにはUSB Type-Cコポートに変換アダプタを接続する必要があります。Pixel 4a(5G)、Pixel 5a(5G)は従来通りオーディオジャックを搭載。手持ちのイヤフォンやヘッドフォンを利用して音楽を聴く事が可能です。
Googleフォトの無制限ストレージは使えない
2021年6月から、無制限に画像を保存出来ていたGoogleフォトが有料サービスへと切り替えられました。Pixelシリーズであれば通常無制限ストレージがそのまま使えるのですが、Pixel 5a(5G)は大幅な値下げの影響か無制限ストレージには非対応。もっとも、今の段階であればAmazonフォトに移行が終わった人が殆どだと思うので、あまり支障は無いかと。
ワイヤレス充電には非対応。充電は有線のみ
Pixel 5がワイヤレス充電をサポートするのに対し、Pixel 5a(5G)は有線充電(最大18W)のみ。
背面素材は樹脂からアルミニウムに
Pixel 4a(5G)ではコストダウンの為か、背面素材にポリカーボネート(樹脂)を使用していました。Pixel 5a(5G)では素材をアルミニウムに刷新。質感が向上するだけでなく、アルミニウムは放熱性にも優れるのでパフォーマンスが安定します。
Google Pixel 5a(5G)の対応周波数帯に関する情報
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)