Android 12にアップデートしたらCPU性能とアプリ動作速度が向上。廉価なスマートフォンの動作が改善されるかも?

Android 12 アップデート

GoogleAndroid 12(正式版)の配信を、自社端末となるPixel 3、Pixel 3 XL、Pixel 3a、Pixel 4、Pixel 4a、Pixel 5、Pixel 5aに開始しました。年内に『Xiaomi』『Realme』『Oppo』『OnePlus』『Vivo』『Tecno』の端末にも順次アップデートが提供される予定。

Android 12ではCPU使用率を22%削減XiaomiMIUI12.5へのアップデートによりCPUの使用率を同じく22%削減しています。先日2020年モデルとなるRedmi Note 9Sの日本版がMIUI 12.5にアップデート。ユーザーから『動作が軽くなった』という投稿が散見されました。

今後MIUIがAndroid 12ベースになればXiaomi端末はさらに軽量化される事になります。楽しみですね。今回はAndroid 12にアップデートしたPixel 5aを使用して、実際にどの程度性能がアップしているかをAntutuベンチマークで検証しました。

アンツツ

Pixel 5a(Android 11)のAntutuベンチマークスコア

まずはAndroid 11の計測結果から。CPUが『105583』、GPUが『99399』、MEMが『66767』、UXが『91660』となっています。続けてAndroid 12。

antutu

Pixel 5a(Android 12)のAntutuベンチマークスコア

なんとトータルスコアが『363409』から『359832』にダウンしています。

これはGPUの『Terracotta-ヴァルカン』がメモリ不足で測定不能となっているから。他の端末でも稀に起こる現象です。

Antutu

Pixel 5a(Android 12)のAntutuベンチマークスコア

再起動直後に計測するとメモリ不足を回避出来ます。これはAntutuの問題なのか、それとも端末側の問題なのか原因は不明。再起動後に計測すると、トータルスコアは『388614』まで上昇。CPUスコアが6千程度、さらにアプリの動作速度を示すUXスコアも9千程度アップしています。システムレベルでの性能アップとしては素晴らしい内容かと。

CPU使用率の削減は、高額なハイエンドより低価格なエントリーモデルの方が恩恵を受けやすい傾向にあります。ハイエンドは元々CPUの性能に余裕があり、使用率を削減しなくても十分動作速度が速いからですね。

Android 11ではギリギリのCPU使用率で動作していたスマートフォンが、Android 12にアップデートする事で動作が快適になる可能性も。そういった意味でもOSのアップデートというのはとても重要です。

Android 12の配信と共に予約の受付が開始された『Pixel 6』『Pixel 6 Pro』は、米国Googleストアでの提供開始日から3年間(2024年10月まで)OSアップデート5年間(2026年10月まで)セキュリティアップデートが保証されています。

Pixel 6

Googleより

Androidはこれまで1年に1度のペースでメジャーアップデートを行っているので、Android12からAndroid15までは使えるという事になります。OSアップデート期間は2024年10月迄ですが、実質2025年までは最新のAndroid OSが使用可能。その頃には更に進化したPixelが登場している筈なので、期間としては十分ではないでしょうか。

Pixel 6 Pro

Googleより

今回はハイエンドのリリースとなりましたが、先述している通りOSのアップデートにより恩恵を受けやすいのはスペックが低いスマートフォン。Snapdragon 480 5Gを搭載するRedmi Note 10 JEOPPO A54 5GあたりはAndroid 12へのアップデートにより化けそうな予感!

Pixel 5、Pixel 5a(5G)のスペック&価格比較

Pixel 5 Pixel 5a
Soc Snapdragon 765G 5G Snapdragon 765G 5G
容量
  • 8GB:128GB
  • 6GB:128GB
電池 4,000mAh(有線:最大18W充電、無線:最大12W充電) 4,680mAh(有線:最大18W充電)
重量 151g 183g
画面
  • サイズ:6.0インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比較:1000000:1
  • 素材:ゴリラガラス6
  • 常時表示:対応
  • サイズ:6.34インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+
  • 最大リフレッシュレート:60Hz
  • HDR:対応
  • コントラスト比較:1000000:1
  • 素材:ゴリラガラス3
  • 常時表示:対応
カメラ メインカメラ

  • 解像度:1,220万画素
  • F値:1.7
  • 視野:77度
  • 画素サイズ:1.4µm
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1600万画素
  • 画角:水平117度
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.0µm

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • F値:2.0
  • 視野:83度
  • ピクセル幅:1.12µm
メインカメラ

  • 解像度:1,220万画素
  • F値:1.7
  • 視野:77度
  • 画素サイズ:1.4µm
  • オートフォーカス:デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス
  • 手ブレ補正:光学式

超広角カメラ

  • 解像度:1600万画素
  • 画角:水平117度
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.0µm

フロントカメラ

  • 解像度:800万画素
  • F値:2.0
  • 視野:83度
  • ピクセル幅:1.12µm
防水防塵 IP68 IP67
オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • オーディオジャック:非搭載
  • スピーカー:ステレオ
  • ハイレゾ:対応
  • オーディオジャック:搭載
おサイフケータイ 対応 対応
価格 74,800円 51,700円

Google Pixel 5a(5G)の対応周波数帯に関する情報

  • 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78
  • LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
  • UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)

docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM

OCN モバイル ONEIIJmio

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

ワイモバイル

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM

BIGLOBEモバイルUQモバイル

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
  • 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイル

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