Appleは2024年9月10日(火)、AirPodsの最新モデル『AirPods 4』をリリースしました。
AirPods 4には、これまで『Pro』のみが備えていた『ANC(アクティブノイズキャンセリング)』搭載モデルが登場。販売価格は『通常モデル:21,800円(税込)』『ANC搭載モデル:29,800円(税込)』。
AirPods Proが耳栓タイプの『カナル型』を採用するのに対し、AirPodsは『オープンイヤー型』。オープンイヤー型はカナル型と比較して圧迫感が少なく、長時間音楽を聴くのに適しています。
デメリットは『遮音性』の低さ。アクティブノイズキャンセルは『雑音を低減すること』を目的とした機能。『遮音性』に優れる構造であれば、物理的に雑音を減らすことが可能。アクティブノイズキャンセルとの相乗効果を得られます。
私はアクティブノイズキャンセル機能を備えるイヤフォンを現時点で8台所有。形状は全て『カナル型』です。ノイズキャンセル精度を高める上で、最も重要だと感じるのが『イヤーピースのサイズ』。
イヤフォンにより、付属するイヤーピースのサイズはバラバラ。その中に『ジャストサイズ』が含まれていない場合は、ベストなパフォーマンスを得られない可能性が高いのです。
私は数種類のイヤピースを試して、最終的にコチラのLサイズにたどり着きました。それまで『イマイチなノイズキャンセル精度だな』と感じていたイヤフォンでも、イヤーピースを付け替えることで静寂がワンランク上に。
イヤフォンを『耳栓』と考えれば、イヤーピースを変えることで遮音性が上がるのは当然のこと。先述している通り、オープンイヤー型は遮音性に優れません。イヤーピースを変えることも出来ないので、『形状が合わない』とより雑音が耳に届きやすく。
『周囲の音が聞こえやすいのは安全』と考える人がいるかもしれませんが、最近は5千円程度のANC搭載イヤフォンでも、『外音取り込み機能』をサポート。
カナル型は外を歩きながら利用するには本来不向きですが、同機能をONにするとマイクが周囲の音を集音。ノイズキャンセルとは逆の効果を得られます。
私はオープンイヤー型のイヤフォンも所有していますが、使用場所はもっぱら『家』です。ガタンゴトンといった電車の中の様な騒音は無いですし、万が一耳から落としてもコンクリートより遥かにダメージは少ない(過去にAirPodsを何度か落とした経験あり)。
『外出先での雑音の低減』に重点を置かず、『家で換気扇や扇風機の音を減らしたい』程度の目的であれば、AirPods 4の『ANC搭載モデル』 を購入して満足出来るかもしれません。
先述している通り、AirPods4のANC搭載モデルは価格が『29,800円(税込)』。Amazon、楽天市場、Qoo10、フリマアプリなどを探すと、AirPods Pro(第1世代)が3万円、AirPods Pro(第2世代)も3万5千円程度で販売されています(2024年9月11日時点)。
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やや中途半端な印象を受けるAirPods 4の『ANC搭載モデル』 よりも、私ならイヤーピースを交換可能な『値下がりしているProモデル』を購入しますね。
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