SHARPのスマートフォンAQUOS sense8には、フレームとフレームの間に黒画像を挿入して最大リフレッシュレートを『180Hz』に向上させる機能が備えられています。
『黒い画面が見えてしまうのでは』と考える人がいるかもしれませんが、リフレッシュレート180Hzというのは『1秒間に画面を180回書き換える』ことを意味します。目で黒画像を確認するのはどんなに動体視力が良い人でも実質不可能(少なくとも私は全く見えません)。
画面上の動き(アニメーション)は『パラパラ漫画』と同じ原理です。つまりフレームの数が増えた分だけ『滑らかな表示』を体感出来ます。AQUOS sense8は黒画像の挿入により1秒間のフレーム数を最大『180』に増やし、滑らかさを向上させているということです。
『なめらかハイスピード』をONにした状態で実際にAQUOS sense8の画面をスクロールしてみて、リフレッシュレートが最大『90Hz』の端末と比較して確かに『滑らかだ』と感じました。網膜残像の軽減により『眼が疲れづらくなる』のは明確なメリット。
ウェブページのブラウジング(Chrome)やSNS(X)をスクロールした時は確かな効果を体感出来たAQUOS sense8のIGZO OLEDディスプレイ。『3Dゲーム』をプレイしたら、一体どう表示されるのか。
AQUOS sense8はディスプレイだけでなく、スマートフォンの処理能力を決める『Soc』をSnapdragon 695 5Gから『Snapdragon 6 Gen 1』にアップグレード。
ミドルクラスのスマートフォンは、3Dゲームのパフォーマンスに影響する『GPU』の性能が控えめ。しかし3DMark(Wild Life)で検証した結果、AQUOS sense8のGPU性能がAQUOS sense7から着実に進化していることが判明。
GPUが高性能になると、負荷の重いゲームをプレイした際の『フレームレート(1秒間に描画しているフレーム数)』が向上。加えてAQUOS sense8にはフレームレートを擬似的に拡張する機能まで備えられているので、きっと何かしらの相乗効果が生まれるはず。これは確認せずにはいられません。
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まずは代表的な3Dカーレースゲーム『Asphalt 9』を『60FPS』に設定してプレイ。ちなみに『なめらかハイスピード』をONにしても、計測値はOFF時と変わらない『60FPS付近』でした(ゲームモード設定はスタンダード)。しかしレースのスピード感がなぜか増している様な気がする。
なぜ『速い』と感じたのか。撮影した動画をスロー再生してみるとそれが明らかに。『なめらかハイスピード』がOFFの状態では局所で残像が発生しているのに対し、ONだと同様のシーンでも残像が極めて少ない。恐らくこれが『体感差』として現れたのでしょう。
続けて負荷の重さとグラフィックの美しさで有名な『原神』をプレイ。私が原神で試してみたかったのは、『30FPS設定時』のパフォーマンスをどこまで高めてくれるかということ。
30FPSに設定するメリットは、60FPSと比較して端末への負荷を大幅に軽減出来ること。ハイエンドスマートフォンでも『60FPS』に設定すると著しく発熱。電池の減りがはやくなります(端末によってはフレーム落ちを起こしてカクついた動きに)。
『30FPS』であれば、Snapdragon 6 Gen 1を搭載するAQUOS sense8でグラフィックスを高めに設定出来ます。そこにフレーム補完が加われば、もしかしてヤバいゲーム環境が構築されるのではないか。検証結果した結果がコチラ。
Asphalt 9プレイ時よりも明らかにハッキリと残像が消えています。これは控えめに言っても『ヤバい!』でしょう。グラフィックスは『レンダリング精度』を『高』に設定しています。
検証動画撮影後に『シャドウ品質』『視覚効果』も『高』に変更。それなりの時間プレイしてみたところ、いつもの様に端末が熱くならない。これは限界以上に負荷がかかっていないことを意味します。
一部のハイエンドなどで利用可能な『MEMC』は、単純にフレームを補完するので消費電力が上昇。しかし『黒画像を追加する』技術は、画素単位で発光を行っている有機ELディスプレイにおいては電力を抑える効果もありとても効率的。
疑似的なフレームレートの補完で、ゲームのパフォーマンスをここまで改善出来るとは驚き。しかもそれを実現しているのがミドルクラスのAQUOS sense8。個人的なAQUOS senseシリーズへの評価が一気に上がりました。
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AQUOS sense8、AQUOS sense7の主な仕様
モデル名 | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
Soc | Snapdragon 6 Gen 1(4nm) | Snapdragon 695 5G(6nm) |
容量 | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(USB Power delivery Revision3.0) | 4,570mAh(USB Power delivery Revision3.0) |
重量 | 159g | 158g |
画面 | サイズ:6.1インチ 種類:IGZO有機EL 表示色:10億色 解像度:1080×2432ピクセル ピーク輝度:1,300nit コントラスト比:1,300万:1 |
サイズ:6.1インチ 種類:IGZO有機EL 表示色:10億色 解像度:1080×2432ピクセル ピーク輝度:1,300nit コントラスト比:1,300万:1 |
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
リアカメラ
フロントカメラ
|
オーディオ | モノラル(シングルスピーカー) | モノラル(シングルスピーカー) |
イヤフォンジャック | 対応 | 対応 |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
位置情報 | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nanoSIM/eSIM DSDV | nanoSIM/eSIM DSDV |
防塵防水 | IP68 | IP68 |
MIL規格 | MIL-STD-810H準拠 | MIL-STD-810H準拠 |
DisplayPort v1.4 | 対応 | 非対応 |
AQUOS sense8にお勧めな格安SIM
- 5G : n1/n3/n28/n41/n77/n78/n79
- LTE :B1/B2/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B21/B28/B38/B41/B42
- 3G : B1/B2/B5/B8
- GSM : 850/900/1,800/1,900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(×)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM