日本は国土上、諸外国と比較して『大雨』『地震』『台風』など自然災害の被害を受けやすい国とされています。
国土技術研究センターのデータを参考にすると、2003年~2013の間に世界で起きたマグニチュード6.0以上の地震発生回数は『1,758回』。その内『326回』が日本といった状況です。
つまり備えあれば憂いなし。油断せずに『防災対策』はしっかりと行いましょう。
【災害時に備えた備蓄品の例(政府広報オンラインより)】
【非常持出し品の例(政府広報オンラインより)】
【感染症対策に使用する衛生用品の例(政府広報オンラインより)】
- マスク
- 手指消毒用アルコール
- せっけん、ハンドソープ
- ウェットティッシュ
- 体温計
不測の事態に役立つのが、すでに人々の生活必需品となっている『スマートフォン』です。普段は『調べる』『ナビ』『天気の確認』『通話』『メッセージのやりとり』『音楽を聴く』『動画を観る』などが一般的な使い方。
非常時は電波障害が発生しやすいので、『ストリーミング動画を高解像度で観る』といった使い方は、一旦控えるのが理想。
今回はデータ通信を必要としない『オフライン』環境でも利用可能な、不測の事態に役立つスマートフォンの機能を『5つ』紹介したいと思います。
省エネ駆動で情報を得られるFMラジオ
データ通信を行わずに『災害情報』をリアルタイムで取得したり、音楽を聴いて気分転換出来るのが『ラジオ』です。一部のスマートフォンは『FMラジオ』機能を備え、有線イヤフォンをアンテナ代わりにしてFM放送を受信することが可能。
『データ通信』『画面』がどちらもOFFの状態では、消費電力が大きく下がります。つまり電池が長持ちするということ。非常時のツールとして最適なFMラジオ機能。まずは所有するスマートフォンが対応しているか確認を。
カメラ用のフラッシュライトを懐中電灯代わりに
カメラアプリ以外でも利用出来るのが、スマートフォンの背面に備えられた『LEDライト』。暗い場所で探しものをする程度には十分な明るさ。懐中電灯の代わりになります。
殆どのスマートフォンは、上部クイックメニューの中からライトの『ON/OFF』が可能。端末によっては、『2回振り下ろす』『電源ボタンを2回押す』などジェスチャー操作でライトをつける(消す)ことも出来ます。
オフライン環境でも利用出来るGoogleマップのナビ機能
無料で使える地図サービス『Googleマップ』。インターネットに接続した状態で利用している人が殆どだと思いますが、実は地図データをあらかじめダウンロードしておけば、オフライン環境でも『ナビ(道案内)』が機能。
これは位置情報の取得を『GPS』や『QZSS(みちびき)』が行っているから。ネットワーク経由の情報が断たれるので僅かに精度は落ちるかもしれませんが、目的地への案内が『ある』『ない』では大違いです。
保存したオフラインマップの有効期限は通常『1年間』。更新作業を行わずに期限が『15日以内』にせまると、Wi-Fiネットワーク接続時に自動更新が試みられます。
スマートフォンは充電以外に給電も出来る
スマートフォンはリチウムイオン電池を内蔵。USB Type-Cポートを備える端末は、ケーブルを用意することで『モバイルバッテリー』としても機能。
投稿が見つかりません。私が所有するMicro USBポート搭載の『ニッケル水素乾電池チャージャー(単3と単4に対応)』をUSB Type-C⇔USB Type-Aで接続すると、『スマートフォンからチャージャーへの給電』が開始されました。
充電式の家電が増えていますが、『乾電池』がどうしても必要となるケースも。『ニッケル水素乾電池(チャージャー)』『USB Type-C⇔USB Type-Cケーブル』『USB-Type-C➡Micro USB変換アダプタ』は、防災アイテムとしてお勧めです。
FeliCaやPayPayはケースバイケースでオフライン決済が可能
FeliCaを用いた決済は、基本的にデータ通信を必要としないのでオフライン環境でも機能します。ただし店頭の決済端末側が『データ通信』を行う仕様で、かつ『インターネットが使えない』場合は不能。
QRコード決済の『PayPay』もオフライン支払いに対応。こちらは保有残高およびクレジットの利用上限に合わせて、1回に支払える額は最大『5万円』。店側の環境によって使えないケースが発生するのはFeliCaと同じです。
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