Fire Max 11ユーザーがFire HD 10(2023)を購入。『コレで十分』と思わせた2つの便利機能

Fire HD 10(2023)

Amazonが複数リリースしているタブレットの中で、最上位に君臨するのが『Fire Max 11』。従来モデルから『デザイン』『処理能力』をワンランク上にアップグレード。良い意味で『Fireタブレットらしくない』のが同端末の特徴です。

Fire Max 11は機能面も充実。『4,096段階の筆圧検知』『+/-45度までの傾き検知』『パームリジェクション(手などペン以外が画面に触れても反応しない機能)』に対応する『スタイラスペン(Made for Amazon)』をサポート。

対応アプリでイラストやメモを書けるのは勿論ですが、私が一番気に入ったのは『文字入力』。通常手書きによる入力は、『決まったスペース』に文字を書き込む必要があります。

しかしFire Max 11の場合は『画面全体』が入力フィールド(パームリジェクション対応)。文字を入力したい場所にカーソルを移動したら、後は適当にスタイラスペンで書き込むだけ。書いた内容が文字や記号に自動変換されます(認識精度も高め)。

上記を実現しているのが『Write to Type』という機能。『タッチ入力が苦手』という人は、同機能だけとっても『Fire Max 11を買い』だと個人的には感じています。

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Fire HD 10も、2023年発売モデルが『スタイラスペン』を初サポート。しかしFire Max 11のプレスリリースに書かれていた『Write to Type』の説明がどこにも見当たらない。

Fire HD 10の販売価格は『19,980円(税込)~』。対してFire Max 11は『34,980円(税込)~』。価格差的に『上位モデル特化機能』があっても何ら不思議ではありません(むしろ当然といったところ)。

とはいえ、Write to Typeが『使えない』確証もない。あまりに気になって、遂にFire HD 10(2023)を購入してしまいました。

実際どうだったのかと言えば、なんとFire HD 10(2023)でも『Write to Type』を利用可能!入力スピードや認識精度もFire Max 11と遜色なし。これは私にとってサプライズ。

Fire Max 11には、Write to Type以外にもう一つ気に入っている機能があります。それが『ワイヤレス画面出力(ミラーリング)』。

一般的なスマートフォンやタブレットに備えられている同機能は、『著作権保護』に非対応。つまり『Amazonプライムビデオ』『Netflix』など、保護のかかったコンテンツの映像を出力することが出来ません(真っ暗になる)。

レシーバー機能のついた『Fire TV Stickシリーズ』にFire Max 11をミラーリングで接続すると、著作権保護のかかったコンテンツを観ることが可能。『家で光回線を契約していない』『旅行先』など、データ通信を無制限に行えない環境においてとても便利。

povo』『mineo』の24時間データ使い放題オプションを使用すれば、Micro SDカードに対応するFire Max 11にコンテンツをまとめてダウンロードすることが出来ます。

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あとは同じネットワーク環境にFire TV StickシリーズとFire Max 11を接続し、ミラーリングすれば良いだけ(ローカル接続なので通信はカウントされない。無課金状態のpovoでもOK)。

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廉価モデルFire HD 8(2022)でも同機能を使えますが、こちらは解像度が『HD(720p)』。プロジェクターなどで出力するとやや『粗いな』と感じる程度の画質。Fire Max 11ではそれが実用レベルに高精細化。

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ミラーリングに関しては、『表示されている内容をそのまま出力する』のが基本。Fire HD 8は廉価版だからというより、本体の画面解像度(HD)自体が影響。つまりフルHDディスプレイのFire HD 10では、ミラーリング時の出力解像度が高精細化する可能性が高いのです。

同じコンテンツをFire HD 8とFire HD 10でテレビにミラーリング表示(拡大)し、一部を切りとって撮影した結果がコチラ。

比較1

Fire HD 8の画面をテレビにミラーリング表示して一部を切り取って撮影

比較2

Fire HD 10の画面をテレビにミラーリング表示して一部を切り取って撮影

Fire HD 10はディテールがはっきりとして高精細化。画面表示はFire HD 8が『HD 高画質』でFire HD 10が『HD 1080p』。音声はテレビ側から流れます。

Write to Type』だけでなく、ミラーリングで『フルHD解像度の映像出力』にも対応していたFire HD 10。DOLBY ATMOSをサポートするステレオスピーカーも備えて1万円台は強い。個人的には、Fire Max 11ではなくFire Max 10で十分と感じました。

裏技を使えば、Fire Max 11と同じ方法で使えるアプリの拡張も可能です(この部分は自己責任で)。

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Fire HD 10(2023)とFire Max 11の主な仕様

モデル名 Fire HD 10(2023) Fire Max 11
ディスプレイ 画面サイズ:10.1インチ 画面サイズ:11インチ
解像度(Pixel) 1,920×1,200 2,000×1,200
重量 約434g 約490g
サイズ 246×165×8.6mm 259×164×7.5mm
メモリ 3GB 4GB
ストレージ 32GB、64GB 64GB、128GB
Soc 【Mediatek MT8186A】
CPU:Arm Cortex-A76(最大2.05GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6
GPU:ARM G52MC22EE @1GHz
【MediaTek MT8188J】
CPU:Arm Cortex-A78(最大2.2GHz)×2、Arm Cortex A55(最大2GHz)×6
GPU:ARM Mali-G57 MC2@950MHz
カメラ フロントカメラ:500万画素
リアカメラ:500万画素
フロントカメラ:800万画素
リアカメラ:800万画素
スピーカー デュアルステレオスピーカー デュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos 対応 対応
バッテリー 最大13時間 最大14時間
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.3 BLE 5.3 BLE
認証 指紋認証
Micro SDカード 対応(1TBまで) 対応(1TBまで)
認定(純正)スタイラスペン
純正キーボードカバー

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