どっちのパカパカにする?Galaxy Z Flip5とmotorola razr 40 ultraのスペックを比較。

安くて使えるフリップ型スマホはMotorolaとSamsungどっちだ

2023年9月1日(金)から、NTTドコモとauは各店舗において『Galaxy Z Flip5』の発売を開始。格安SIMのIIJmioでは、2023年8月25日(金)から『motorola razr 40 ultra』の発売を開始します。

Galaxy Z Flip5とrazr 40 ultraの共通点は『縦にパカっと開くスマートフォン』であること。両モデルの販売価格(8GB/256GBモデル)は下記の通り。

Galaxy Z Flip5(8GB/256GB)

  • ドコモオンラインショップ:【新規契約・他社から乗り換え】160,820円
  • auオンラインショップ:【新規契約】143,300円【他社から乗り換え】132,300円

motorola razr 40 ultra(8GB/256GB)

  • IIJmio:【新規契約】119,800円【他社から乗り換え】109,800円

販売価格はIIJmioのmotorola razr 40 ultraが最安。通信キャリアは月々に発生する通信料金がやや割高になるので、端末を購入する際はその部分も含めて考慮する必要があります。続けて主なスペックを見ていきましょう。

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Galaxy Z Flip5、motorola razr 40 ultraの主要スペック

Samsung Japan公式HPSamsung Global公式HPMotorola公式HP参照

Galaxy Z Flip5 motorola razr 40 ultra
Soc Snapdragon 8 Gen2 for Galaxy Snapdragon 8+ Gen 1
容量
  • 8GB/256GB
  • 8GB/512GB(au)
  • 8GB/256GB
電池 3,700mAh(25Wアダプターを使用して約30分で50%充電、高速ワイヤレス充電2.0対応) 3,800mAh(有線充電:最大30W 無線充電:最大5W)
重量 187g 188g
画面 メインディスプレイ

  • サイズ:6.7インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:FHD+(2,640×1,080)
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 色数:約1,600万色

サブディスプレイ

  • サイズ:3.4インチ
  • タイプ:有機EL
  • 最大リフレッシュレート(60Hz)
  • 解像度:720×748
  • 色数:約1,600万色
メインディスプレイ

  • サイズ:6.9インチ
  • タイプ:有機EL(LTPO)
  • 解像度:FHD+(2,640×1,080)
  • 最大リフレッシュレート:165Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:240Hz/360Hz(ゲームモードのみ)
  • 色数:約10億色
  • 色域:120%(DCI-P3)
  • ピーク輝度:400nit
  • HDR10+:対応

サブディスプレイ

  • サイズ:3.6インチ
  • タイプ:有機EL
  • 解像度:1,066×1,056
  • 最大リフレッシュレート:144Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:120Hz/360Hz(ゲームモードのみ)
  • 色数:約10億色
  • 色域:120%(DCI-P3)
  • ピーク輝度:1,100nit
  • HDR10+:対応
カメラ メイン(広角)カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:83度
  • F値:1.8
  • イメージセンサーサイズ:1/1.76
  • 画素サイズ:1.8μm
  • 手ブレ補正:光学式
  • オートフォーカス:デュアルピクセルAF

超広角カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • 画角:水平123度
  • F値:2.2
  • 画素サイズ:1.12µm

フロントカメラ

  • 解像度:1,000万画素
  • 画角:85度
  • F値:2.2
  • ピクセル幅:1.22µm
メイン(広角)カメラ

  • 解像度:1,200万画素
  • F値:1.5
  • イメージセンサーサイズ:1/2.55
  • 画素サイズ:1.4µm
  • 手ブレ補正:光学式
  • オートフォーカス:PDAF

超広角カメラ

  • 解像度:1,300万画素
  • 画角:水平108度
  • F値:2.2
  • イメージセンサーサイズ:1/3
  • 画素サイズ:1.12µm

フロントカメラ

  • 解像度:3,200万画素
  • F値:2.4
  • 画素サイズ:0.7µm
防水防塵 IP68 IP52
オーディオ
  • スピーカー:ステレオ
  • スピーカー:ステレオ
防水防塵 IP68 IP52
Bluetooth 5.3 5.3
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax 2.4G+5GHz+6GHz, HE160, MIMO, 1024-QAM Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6e)
おサイフケータイ 対応 非対応
SIM  nano SIM+eSIM nano SIM+eSIM

Galaxy Z Flip5の強みとなるのは『Soc』『カメラ』『防塵防水』『おサイフケータイ(FeliCa)』。スマートフォンの処理能力を決めるSocは、Snapdragon 8 Gen 2のクロックアップモデル(CPU:3.2GHz→3.36GHz)となる『Snapdragon 8 Gen2 for Galaxy』。

Galaxy Z Flip5搭載Soc

Snapdragon 8+ Gen 1を搭載するGalaxy Z Flip4と比較したパフォーマンス(Samsungより)

以前Snapdragon 8 Gen 2を搭載するRedmi K60 Proでベンチマークの検証を行ったところ、『CPU』『GPU』『電力効率』など全方位において完成度の高いSocでした。Galaxy Z Flip5が採用しているのは、そこからさらに処理速度を向上させた強化モデル。

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motorola razr 40 ultraのSoc性能が低いのかと言えば、そうではありません。Snapdragon 8+ Gen 1は処理能力を抑えた『CPUクロックダウンモデル(Nothing Phone(2)採用)』が存在。

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しかしmotorola razr 40 ultraが搭載しているのはXiaomi 12T ProZenfone 9と同じ標準モデル。電池持ちの良さとゲームプレイまでしっかりこなす処理能力の高さが特徴です。

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Galaxy Z Flip5のメインカメラは『1,200万画素』と最近のスマートフォンにしては低解像度。ただしカメラの画質を左右するのは、解像度ではなく画素やイメージセンサーのサイズ。

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razr 40 ultraのメインカメラはイメージセンサーサイズが『1/2.55インチ』と小さめ。Galaxy Z Flip5は『1/1.76インチ』なので一回り大きいです。イメージセンサーサイズが大きくなると、光を取り込める量が増えてダイナミックレンジが拡大。質感豊かな描写を得られます。

メインカメラのセンサーサイズはイマイチなrazr 40 ultraですが、レンズは『F1.5』と大口径。Galaxy Z Flip5のメインカメラは『F1.8』なので、レンズに関してはrazr 40 ultraの方が光の取得量多く『明るい』です。

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Galaxy Z Flip5は『IP68』という最高クラスの防塵防水規格に準拠。対するmotorola razr 40 ultraは『IP52』。防塵性能はそれなりに高め(IP5X)ですが、防水が弱い(IPX2)ので水場での利用を想定するならGalaxy Z Flip5を選ぶべき。

FeliCa ICチップを搭載し、決済機能に優れるのもGalaxy Z Flip5の特徴。『おサイフケータイ』『Googleウォレット』が使えます。razr 40 ultraではそれらのサービスを使えませんが、NFC自体はサポートしているので『Visaのタッチ決済』などは利用可能です。

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motorola razr 40 ultraの強みは『ディスプレイ』。メインディスプレイはLTPOを採用する有機EL。LTPOはコンテンツに合わせて動的にリフレッシュレートを制御(1Hz~)する技術。画面書き換え時の消費電力を低く抑えられるのも特徴です。

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Galaxy Z Flip5の製品ページ(Samsung Japan)には、2023年8月23日時点で『LTPO』の表記なし。ただしSamsungグローバルの仕様を見ると、『アダプティブ リフレッシュ レート1Hz~120Hz』と書かれているので、同端末にもLTPO技術が使われていることはほぼ間違いないでしょう。

motorola razr 40 ultraはLTPOの採用に加え、10bit(10億色表示)、120%(DCI-P3)の広い色域に対応するなど『リアルな表現』への拘りが強い印象。表示品質が気になる人は、一度店頭で実機を確認した方が良いかと!

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