格安SIM『IIJmio』が提供しているギガプラン(音声SIM、音声eSIM)は、『高速(速度制限なし)』『低速(最大300kbps)』の切り替えが可能。
月間データ容量超過後や低速切り替え時の一般的な通信速度は最大『128kbps』程度。『300kbps』はその2倍以上です。ただしこれはあくまで最大速度。『常に300kbpsで通信出来る』という意味では本来ありません。
しかしIIJmio(ギガプラン音声)は、通信し始めに速度が一気に上がる『バースト転送』に対応。調子が良い時はバースト時に1Mbpsを超えます。
バースト転送が終わっても、大体どの時間帯も250kbps程度を維持するのがIIJmio低速の強み。
LINEMOのミニプランも月間データ容量超過後の通信速度を最大『300kbps』に定めていますが、こちらはバースト転送に非対応。200kbpsを下回ることが多いです。
とはいえ、250kbps程度で一体何が出来るのか。検証した結果がこちら。
最大300kbpsの通信環境で実際に検証した結果
問題なく利用出来る(IIJmioギガプラン音声SIM低速)
※最初の読み込みだけ時間がかかる場合あり
- 通話(電話番号使用)
- Amazon Music(ストリーミング設定:節約)
- YouTube Music(動画は最低解像度)
- radiko
- LINE(メッセージ送受信)
多少読み込みに時間がかかっても利用出来る(IIJmioギガプラン音声SIM低速)
利用するのが難しい(IIJmioギガプラン音声SIM低速)
- YouTube
- Amazon Prime Video
- データ容量の大きいファイルの送受信
- 高解像度ストリーミング動画・音楽の再生
実用的な解像度でYouTubeの動画を観たり、アプリをダウンロードするなど大きなデータの送受信は勿論無理です。ブラウジングやSNSといった一般的な使い方も、それなりに時間がかかります。
一番のお勧めは『ストリーミング音楽』を聴くこと(音質を下げることは忘れずに)。最初の読み込みに少し時間がかかる場合がありますが、私の利用環境ではそれ以降音の途切れもなし。データ量を気にしながら音楽を聴いている人が低速を使わないのは絶対に勿体ない。
最大300kbpsで通信可能なのは『3日間で366GB』。1ヶ月に換算すると『3.6GB』程度。低速通信は月間データ容量の消費にカウントされれません。よってストリーミング音楽を聴く時に低速への切り替えをしっかり行っていれば、月に最大『3.6GB』節約可能。余ったデータ容量は翌月にくりこされ、余裕が生まれます。
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低速への切り替えに対応するのは『My IIJmio』『みおぽん』『みおスイッチ』の3種類。この中で動作が一番軽いと感じるのは『みおぽん』。ウィジェットが使えないのは残念ですが、一瞬で開き『ON』『OFF』切り替えるだけなのでそこまで苦にはならないかと。
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IIJmioについて
- 基本料金:850円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割り
- 通話料金:11円/30秒
- 5分かけ放題:500円(税込)
- 10分かけ放題:700円(税込)
- 無制限かけ放題:1,400円(税込)
- データ容量:2GB~
- 翌月くりこし:対応
- 5G:対応(無料の5Gオプションに申し込み必要)
- 低速切り替え:対応
- 通信回線:NTTドコモ、au
- eSIM:対応
- eSIM設定方法(Android):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/android.html
- eSIM設定方法(iOS):https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/iphone.html
- APN設定方法(Android/iOS):https://www.iijmio.jp/hdd/guide/apn.html
- 対応端末:https://www.iijmio.jp/hdd/devices/
- 公式HP:IIJmio
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