AppleのAIが使えるだけじゃない!USB-Cポートを備えるiPhoneの最廉価モデル
Appleは2025年2月19日(水)、iPhone 16シリーズに廉価モデルとなる『iPhone 16e』を追加しました。Socに『A18 Bionic(iPhone 16と比較してGPUコアが1コア少ない)』を搭載しつつ、直販価格は99,800円(税込)〜。
Apple Intelligenceへの対応が当面の差別化となりますが、iPhone 16eは『USB-C』コネクタに対応していることも特徴の一つ。
iPhoneが接続ポートをLightningから『USB-C』に切り替えたのは、2023年9月に発売を開始した『iPhone 15シリーズ』から。
USB-Cポートを搭載するiPhone(Pro除く)
端末名 | Apple Intelligence | 直販価格(税込) |
iPhone 15 | – | 112,800円〜 |
iPhone 15 Plus | – | 124,800円〜 |
iPhone 16 | 対応 | 124,800円〜 |
iPhone 16 Plus | 対応 | 139,800円〜 |
iPhone 16e | 対応 | 99,800円〜 |
ちなみにiPhone 15シリーズは、Proモデル以外Apple Intelligenceのサポートがアナウンスされていません(2025年3月19日時点)。今後注力されるであろう『AIによる進化』を体験出来ない可能性が高いということです。

アクセサリー購入時に『ライセンス料』を支払う必要が無くなったUSB-C対応モデル
iPhoneがLightningコネクタを採用していた頃は、Appleの認証(MFi)を受けた専用アクセサリーを購入しなければなりませんでした。
ライセンス料が販売価格に上乗せされているので、Lightning製品はAndroid端末向けに作られている汎用品と比較して『割高』な場合が殆ど。
Micro USBが主流だった頃は『両面どちらでも差し込める』部分がLightningのメリットでしたが、USB-Cの登場によりその強みも消滅。
iPhoneはUSB-C化により、それまでAndroid端末でしか使えなかった『廉価なサードパーティの製品』を使えるように(全てでは無い)。『Apple経済圏(MFi)』からの脱出は、トータルコスト削減に繋がります。

Bluetoothコーデックは恐らくiPhone最大の弱み
『処理能力』『電力効率』の高さに優れるiPhoneですが、『Bluetooth』対応コーデックに関してはAndroidのエントリーモデル以下。基本的には『AAC』『SBC』で接続されます(ライセンスの影響が大きい)。
Bluetoothで音楽を聴くことを前提とするなら『LDAC』『aptX Adaptive』といったハイレゾコーデックに加え、今後は『LC3』のサポートも進むであろうAndroid端末の方が個人的にはお勧めです。

もっとも、Apple MusicはAACやSBCに適していない『ハイレゾロスレス(24bit/192Hz)』音源を配信。iPhoneでも『良い音(高解像度)』で聴きたいなら、Bluetoothではなく『有線』でイヤフォンを接続しましょう。

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ただしLightning時代は、イヤフォンやヘッドフォンを有線接続するために必要な『変換コネクタ』『DAC』の種類が限定的。USB-Cに変わったことで、これらの『選択肢』も以前より豊富に(もちろん安く手に入る)。

今回は私がAndroid端末用に『1,679円(税込)』で購入したUSB DAC(ノーブランド品)をiPhone 16eに接続し、Apple Musicのハイレゾロスレスがどの様に聴こえるかを検証します(USB DACの製品ページはすでに削除。スペックと見た目はコチラと同じ)。
