持ち運びに最適な大画面サイズと言えば『8インチ台』。AmazonのKindleシリーズなら『Fire HD 8』が該当。サイズ的にはバッチリですが、Fire HD 8は『ディスプレイ解像度と処理能力が低い』『顔・指紋認証非対応』という弱点を持ちます。
ALLDOCUBEの『iPlay50 mini』は、8.4インチという絶妙なサイズながら『フルHD解像度』のディスプレイを搭載。ただし『Soc性能がイマイチ(Unisoc T606)』『メモリ容量が4GB』『スピーカーがモノラル』『サイズの割に電池容量が少ない(4,000mAh)』『顔・指紋認証非対応』など、こちらもイマイチととれる箇所がチラホラ。
iPlay50 miniの上位モデルとして登場した『iPlay50 mini Pro』は、SocをMediaTek社の『Helio G99』にアップグレード。私は同Socを搭載するRedmi Padを所有していますが、AnTuTuベンチマーク(Ver.10)のトータルスコアは40万程度。『実用レベルの処理能力』という認識です。
内蔵メモリ容量が『8GB』に引き上げられ、電池も『5,000mAh』に増量。いよいよ仕上がったかのように見えたiPlay50 mini Proにも『致命的な弱点』が存在しました。
それは『Widevine』。Widevineはデジタル著作権管理法(DRM)に基づいたセキュリティレベルを表したもの。『Widevine L1』に準拠していない場合は、基本的に著作権保護のかかったストリーミング動画を『高解像度』で観る事が出来ません。
iPlay50 miniは『Widevine L1』に準拠していたのに、iPlay50 mini Proではまさかの『非準拠』。スマートフォンと比較してストリーミング動画視聴頻度が上がるタブレット。性能アップとのオフトレードはあまりに痛すぎる内容でした。
満を持して投入された『iPlay50mini Pro NFE』は、iPlay50 mini Proの高性能はそのままに、『Widevine L1』に準拠。この時点で購入に踏み切った人は大勢いるはず。
最後の鬼門となっていたのが『スピーカー』と『ロック解除』。実用レベルの処理能力を備えつつ、高解像度で著作権保護のかかったストリーミング動画を観られるようになったiPlay50mini Pro NFEは、『シングルスピーカー』『顔・指紋認証非対応』のままでした。
『2万円台』という実売価格を鑑みれば、コスト的に限界であろうことは想定出来ます。『スピーカー』『ロック解除』の部分は妥協してiPlay50mini Pro NFEの購入に踏み切るべきか。気づけば私は同端末をカートに入れていました。
2024年5月18日、ALLDOCUBE Japanが公式Xを更新。iPlay50mini Pro NFEの後継モデルとなる『iPlay60 mini Pro』の日本発売(2024年5月23日午後8時から。発送は6月10日より注文先着順に順次)を告知しました。驚いたのはそのアップグレード内容。
同シリーズとしてはじめて『ステレオスピーカー』『顔認証』が採用され、かつ電池容量を5,000mAhから『6,050mAh』に増量。端末の向きを自動検知する『6軸ジャイロ』まで搭載しました。
さらに『環境光センサー』を追加し、『画面の明るさ自動調整』に対応。『ダブルタップで画面OFF』『2本の指をスライドして画面分割』『3本の指をスライドしてスクリーンショット』といった実用的なジェスチャーもサポート。
OSはAndroid 14ベースの『ALLDOCUBE OS 3.0』が導入され、横向き時のインターフェースが最適化。マルチウィンドウ表示(小窓モード)にも対応しています。
内蔵ストレージはiPlay50mini Pro NFEより少ない『128GB』。ただしMicro SDカードをサポートしているので、最大『512GB』までは容量拡張が可能です。SIMカードスロットを備え、単体で『通話』を行えるのも同シリーズの特徴です(SoftBank回線推奨)。
最近はスマートフォンのニューモデルがリリースされすぎて、個人的には散財続き。まさかこのタイミングで超魅力的なタブレットまで登場するとは。自分の中から『嬉しい』『やめてくれ!』という声が同時に聞こえます。お金は無いけどこれは流石に喉から手が出る。
Alldocube 60 mini ProとAlldocube 50 mini Proの仕様
端末名 | Alldocube 60 mini Pro | Alldocube 50 mini Pro |
---|---|---|
Soc | MediaTek Helio G99(6nm) | MediaTek Helio G99(6nm) |
容量 |
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電池 | 6,050mAh | 5,000mAh |
充電 | 18W | 10W |
重量 | 310g | 306g |
サイズ | 高さ:202.7mm 幅:126mm 厚さ:7.9mm |
高さ:202.7mm 幅:126mm 厚さ:7.5mm |
画面 |
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カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n |
オーディオ | ステレオスピーカー | モノラルスピーカー |
OS | Android 14 | Android 13 |
Widevine L1 | 準拠 | 非準拠 |
顔認証 | 対応 | 非対応 |
画面の明るさ自動調整 | 対応 | 非対応 |
Alldocube 60 mini Proにお勧めなSIM
- FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66
- TDD: B38/39/40/41
- WCDMA: B1/2/5/8
- GSM: B2/3/5/8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(×)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(×)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(×)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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