8月10日。XiaomiはMi Pad 4シリーズに続く3年ぶりのタブレット『Mi Pad 5(Wi-Fi)』『Mi Pad 5 Pro(Wi-Fi)』『Mi Pad 5 Pro(5G)』の3モデルを中国市場に向けてリリースしました。カラーはMi Pad 5が白、緑、黒の3色、Mi Pad 5 Proが白と黒の2色展開。
価格はMi Pad 5が6GB/128GB:1,999元(約34,000円)、6GB/256GB:2,299元(約39,000円)、Mi Pad 5 Proは6GB/128GB:2,499元(約42,500円)、6GB/256GB:2,799元(約47,500円)、8GB/256GB:3,499元(約59,500円)。
両モデルのディスプレイサイズは共通で11インチ。ピーク輝度500nit、コントラスト比1500:1のLCDを採用し、10bitの色深度と2.5K(2560×1600ピクセル)解像度に対応。TrueToneテクノロジーにより、周囲の光に合わせて色と明るさが自動的に切り替わります。
リフレッシュレートはiPad Proと同じ最大120Hz。HDR10に加え、Xiaomiの最上位スマートフォンに採用されているDolby Visionもサポート。高精細で滑らかかつ、明暗の広い迫力ある映像表示を可能に。
Mi Pad 5、Mi Pad 5 ProはどちらもDolby Atmosの立体音響に対応。ただしスピーカーの数が異なり、Mi Pad 5が4つなのに対しMi Pad 5 Proはなんと8つ。中低音、高音用の専用ユニット追加し音響効果を高めています。
iPad AirやiPadのスピーカーは2つ。iPad Proや音響に定評があるHuaweiのMate Padの最上位モデルですら4つ。Mi Pad 5 Proの音、とんでもなく気になります。
SocはMi Pad 5が『Snapdragon 860』、Mi Pad 5 Proは上位モデルとなる『Snapdragon 870』を採用。
Snapdragon 860はSnapdragon 855 Plusと同等の性能。Snapdragon 855 Plusは『ROG Phone 2』『Red Magic 3S』『Galaxy Z Flip』といった高性能スマートフォンに搭載されています。
Snapdragon 870はSnapdragon 865のGPU強化モデルとなるSnapdragon 865 Plusと同等性能。つまり最新の3Dゲームをプレイするにも十分な処理能力を持つという事です。
Snapdragon 865 Plusは『ROG Phone 3』『Galaxy Note 20 Ultra』『ZenFone 7 Pro』といった各メーカーを代表するフラッグシップモデルがこぞって採用しています。
Snapdragon 870はSamsungのGalaxy Tab S7、LenovoのYoga Tab 13といった高価格帯のタブレットが搭載。これらと比較すると、Mi Pad 5 Proの2,499元(約42,500円)~がどれだけずば抜けて安いかがわかります。
背面カメラはMi Pad 5がシングルレンズで1,300万画素の解像度に対応。Mi Pad 5 Proはデュアルレンズ。Wi-Fiモデルが1,300万画素、5Gモデルが5,000万画素の解像度を備え、それぞれ500万画素の深度測定カメラを搭載しています。Mi Pad 5 Proは何のイメージセンサーを採用しているでしょうか。私の予想では恐らくSamsungの『ISOCELL JN1』。フロントカメラは3モデル共通で800万画素。
電池はMi Pad 5の方が大容量で8,720mAh。Mi Pad 5 Proは8,600mAh。最大充電速度はMi Pad 5が33WでMi Pad 5 Proは67W(67分でフル充電)。iPad Pro(12.9インチ)は充電の最大値が40W。それすらも遥かに上回ります。
タブレットのサイズを活かし、Mi Pad 5には表面積27067m㎡、Mi Pad 5 Proにも22745m㎡の大型放熱構造を採用。高い処理能力と高速充電をしっかりサポート。
ファームウェアにはMIUI 12.5をタブレット用にカスタマイズした『MIUI for Pad』を初採用。独自の入力方法、分割画面、フローティングウィンドウ、並列配置などタブレットに特化した機能が凝縮されています。
現時点ですでに300以上の主流なアプリケーションがMIUI Padの分割画面、フルスクリーン表示に最適化。同社は今年末までに最適化されたアプリケーションの数を2,000まで増やす事が目的としています。
Mi Pad 5、Mi Pad 5 Proには専用アクセサリーも用意。僅か12.2gのスタイラスペンは4096レベルの筆圧感知と240Hzのタッチサンプリングレートに対応。連続駆動時間は最大8時間。
タブレットの側面にはスタイラスペンの充電機能(マグネット式)が備えられており、約60秒の充電で最大20分の使用が可能となります。本当に欲しくなる便利機能が盛りだくさん。価格は349元(約6,000円)。
キーボード付きのカバーケースは『白』『黒』『緑』の3色展開。63キー構成でキーストロークは約1.2mm。価格は399元(約6,800円)。キーボードなし標準カバーは『黒』『緑』『オレンジ』の3色展開で99元(約1,700円)。
純正アクセサリーも含め、正直今すぐ欲しいレベルです。しかし一番の問題はグローバル対応するかどうか。ファームウェアがタブレット用にカスタマイズされているので、やや敷居が高い気がします。しかしここまで作り込んだのであれば、グローバルモデルを出してくれ!タブレットの世界シェアを一瞬で奪えると思います。
Mi Pad 5/Mi Pad 5 Proの主な仕様
Mi Pad 5/Mi Pad 5 Pro | |
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Soc |
Mi Pad 5:Qualcomm Snapdragon 860(7nm)
Mi Pad 5 Pro:Qualcomm Snapdragon 870(7nm)
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容量 |
ストレージ:UFS 3.1 |
充電 |
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電池 |
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サイズ | 254.7×166.3×6.9mm |
重量 |
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画面 |
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カメラ | Mi Pad 5:
メインカメラ
フロントカメラ
Mi Pad 5 Pro(Wi-Fi): メインカメラ
深度測定カメラ
フロントカメラ
Mi Pad 5 Pro(5G): メインカメラ
深度測定カメラ
フロントカメラ
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カラー |
Mi Pad 5:
Mi Pad 5 Pro:
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NFC |
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Wi-Fi |
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スピーカー |
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OS |
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