
『壊れにくさ』と『カメラ』が強化されたmoto g66j 5G。処理能力はどう変化しているのか
2025年7月10日(木)から発売開始となったMotorolaのスマートフォン『moto g66j 5G』。直販価格は『34,800円(税込)』と、先代のmoto g64 5Gから据え置き。それでいて防塵防水規格をIP52から『IP68&IP69』へと別次元に強化。
加えて米軍軍用規格である『MIL-STD-810H(落下、過酷な温度変化、水没など、16項目におよぶ厳しいテストをクリア)』まで取得。『壊れにくさ』を強く意識したスマートフォンに。

メインカメラのイメージセンサーはSONYの『LYTIA™ 600』。センサーサイズが『1/1.953インチ』に大型化しているので、画質の向上を期待出来ます(撮影がとても楽しみ!)。

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PANTONE Black Oysterは背面にレザー調のテクスチャ採用。フィット感が向上
スマートフォンの顔となる『背面デザイン』も刷新。私が購入した『PANTONE Black Oyster』にはレザー調のテクスチャが採用されています(手触りもレザーっぽい)。サイズは大型化するも、手に持った時のフィット感はmoto g66j 5Gの方が上。



moto g64 5G、moto g66j 5G、POCO M7 Pro 5Gの主なSoc仕様
今回は近い処理能力を持つ『moto g64 5G』『moto g66j 5G』『POCO M7 Pro 5G』の実機を使って、『AnTuTu Benchmark』『Geekbench 6』のベンチマークを実測。3モデルの主なSoc仕様は下記の通り。
| モデル名 | moto g64 5G | moto g66j 5G | POCO M7 Pro 5G |
| Soc名 | Dimensity 7025 | Dimensity 7060 | Dimensity 7025-Ultra |
| CPU |
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| GPU | IMG BXM-8-256 | IMG BXM-8-256 | IMG BXM-8-256 |
moto g66j 5Gが搭載する『Dimensity 7060』では、最大クロック周波数が2.5GHzから『2.6GHz』へと僅かに引き上げられています。スコアにはどう影響しているのでしょうか。
moto g66j 5G、moto g64 5G、POCO M7 Pro 5GのAnTuTu Benchmarkスコア(Ver.10.5.1)
※約28度の室内で同時に測定しています。

moto g66j 5G(Dimensity 7060) のAnTuTu Benchmark(V10.5.1)スコア実測結果(左から1回目、2回目、3回目)


- CPU:スマートフォンの脳となりデータの演算処理を行う
- GPU:主にグラフィックの処理を担当。動画撮影・編集や3Dゲームのパフォーマンスを左右
- MEM:主に内蔵ストレージやメモリの読み書き速度
- UX:アプリの動作速度
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AnTuTu Benchmarkの実測結果について解説

ほぼ『横並び』のスコア結果。計測した端末の中で一番クロック周波数の高い『moto g66j 5G』は、3回目の実測においても『475,888』を維持しています。
moto g64 5Gは3回目の計測で『GPU』のスコアが半分以下にダウン。moto g66j 5Gにそういった動きは見られず、3回ともすべて安定。
POCO M7 Pro 5GはXiaomi端末なので、『トップスピード』を意識。エントリーモデルながら、電池温度がもっとも高い『39度』まで上がっています。それでいてスコアは横並び。この辺りが同Socの限界値ということでしょう。
moto g66j 5G、moto g64 5G、POCO M7 Pro 5GのGeekbench6スコア
続けて『Geekbench 6』で、CPUのベンチマークを再実測していきます。



Geekbench 6の実測結果について解説

シングルコアのスコアは『moto g66j 5G』がもっとも高く『1,041』。総合的な処理能力を示すマルチコアはmoto g64 5Gとほぼ変わらず。moto g66j 5GのCPU性能は『moto g64 5Gとほぼ同じ』という認識で問題ないかと。
CPU性能は一般的な使い方において『体感速度』に影響。『moto g66j 5G』『moto g64 5G』を交互に操作してみても、スコア通り大差なし。
Motorolaの場合は『OS』が軽量なので、両端末の動作速度は『ハイエンドのサブ』でも不満を感じないレベル。数年前のエントリーモデルからは比較にならない『快適さ』です。
先代から処理能力の向上を期待していた人にとっては『物足りない内容』かもしれませんが、moto g64 5Gの時点ですでに十分なパフォーマンス。そしてmoto g66j 5Gで強化されているのは、『防塵防水』『耐久性』『カメラ』であることをお忘れなく!

Motorola moto g64(y) 5G、moto g66(y) 5Gの主な仕様
| モデル名 | moto g64(y) 5G | moto g66j(y) 5G |
| Soc | Dimensity 7025 | Dimensity 7060 |
| 容量 | 8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB) | 8GB/128GB(moto g66y 5G:4GB/128GB) |
| 電池容量 | 5,000mAh | 5,200mAh |
| 充電速度 | 最大30W | 最大30W |
| サイズ |
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| 重量 | 約177g、バニラクリーム:約180g | 約200g |
| 画面 |
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| カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
| リアカメラ
フロントカメラ
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| スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS) | ステレオ(DOLBY ATMOS) |
| 防塵防水 | IP52 | IP68、IP69 |
| MIL-STD-810H | – | 準拠 |
| 認証 | 側面指紋認証、顔認証 | 側面指紋認証、顔認証 |
| Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大2TB) |
| Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
| Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
| 位置情報 | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| イヤフォンジャック(3.5mm) | ◯ | ◯ |
| SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Motorola moto g66j(y) 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band 28(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
