この記事に書いてある内容
2025年日本ローエンド市場の主役になりそうなスマホ登場!
- 『値上げ』か『性能微上げ』と想定していたmoto g64 5Gの後継モデル。直販価格『34,800円』を維持
- Socのアップデートは最大クロック周波数の微上げにとどまる
- シンプルな見た目を大幅リニューアル
- メインカメラがSONYの『LYTIA』に!早く撮りたい
- 一般的な防水スマホを超えてきた!?高温水噴射テストをクリアして『IPX9』に準拠
- Gorilla® Glass 7i採用からの『MIL-STD-810H』取得。水だけじゃなく落下や温度変化にまで『強いスマホ』爆誕
- スーパーDEALスマホも世代交代へ。楽天モバイルとの組み合わせがイチオシ!
- Motorola moto g64(y) 5G、moto g66(y) 5Gの主な仕様
- Motorola moto g66j(y) 5Gにお勧めな格安SIM
- 関連リンク
2025年日本ローエンド市場の主役になりそうなスマホ登場!
2024年〜2025年にかけて、私が個人的に『安くて使い勝手の良いスマホ』として推していたのがMotorolaの『moto g64 5G』です。
『34,800円(税込)』という買いやすい価格帯ながら、SocにAnTuTu Benchmarkスコア50万程度の『Dimensity 7025』を搭載。『お値段以上の体感速度』がお勧めしたい決めてとなっていました。
もちろん『動作の軽快さ』だけがmoto g64 5Gのストロングポイントではありません。『Micro SDカード対応』『ステレオスピーカー(DOLBY ATMOS)』『おサイフケータイ(FeliCa)』など、必要とされる基本機能をしっかりと網羅。
『値上げ』か『性能微上げ』と想定していたmoto g64 5Gの後継モデル。直販価格『34,800円』を維持
34,800円(税込)という価格設定はあきらかに安すぎるので、世代交代で性能をアップさせるなら、数千円の『値上げ』は仕方がないと考えていました。
値上げをしないのであれば、物価高が止まらない昨今においては『Socの処理速度を若干高める』『デザインを変える』程度の軽微な内容でも文句は言えない。個人的な次期モデルへの期待は『薄かった』というのが正直なところ。
2025年6月23日(月)、Motorolaは日本市場においてmoto g64 5Gの後継となる『moto g66j 5G』を発表(2025年7月10日発売開始予定)。お値段(直販価格)は据え置きで『34,800円(税込)』。これは詳細を確認するのが恐ろしい!
Socのアップデートは最大クロック周波数の微上げにとどまる
SocはDimensity 7025から『Dimensity 7060』へと変更。同Socに関してメーカーのMediaTekは情報を公開していませんが(2025年6月26日時点)、Motorolaの公式ページを参考にすると下記のような構成。
モデル名 | Dimensity 7025 | Dimensity 7060 |
CPU |
|
|
GPU | IMG BXM-8-256 | IMG BXM-8-256 |
高性能コアの最大クロック周波数を、Dimensity 7025の2.50GHzから『2.60GHz』に高めていることが分かります(処理速度のやや向上を望める)。この部分は想定通りです。

シンプルな見た目を大幅リニューアル
デザインについても大幅なニューアルが行われています。moto g64 5Gの見た目はいたってシンプル。大きな特徴がありませんでした。

moto g64 5G(これはこれで好きだった)
moto g66j 5Gではカメラレンズがシームレスに隆起。上位モデルにも採用されている形状です。製品画像から存在感を高めるテクスチャも確認。

PANTONE Black Oysterが格好よすぎる
お値段据え置きなので、『アップデートはこれで終了!』でも十分だと思います。moto g66j 5Gはここからが凄かった。

メインカメラがSONYの『LYTIA』に!早く撮りたい
moto g64 5Gのメインカメラ画質は、moto g53j 5Gから『画像処理』の部分ではっきりと認識出来るレベルの進化を遂げていました。

moto g53j 5Gとmoto g64 5Gは恐らく同じイメージセンサー(Device Info HWより)

moto g53j 5Gのメインカメラ(ナイトビジョン)で撮影した写真を拡大

moto g64 5Gのメインカメラ(ナイトビジョン)で撮影した写真を拡大

moto g64 5Gのメインカメラ(自動HDR、自動補正ON)で撮影
エントリーモデルとしては十分な画質。moto g66j 5Gでは、人の体に例えると『目の網膜』の役割を果たすイメージセンサー(光を電気信号へと変える)を、1/1.953インチの『LYTIA™ 600』に刷新。さらなる画質の向上を期待出来る、写真好きの私にとってかなり嬉しい展開に。

LYTIAはソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が2022年に発表したモバイル用イメージセンサーのプロダクトブランド。『目の前の光景をありのままに映し出す能力を持つセンサーでありたい』という思いを込めてつけられた名称です。
一般的な防水スマホを超えてきた!?高温水噴射テストをクリアして『IPX9』に準拠
あえてmoto g64 5Gの価格を度外視していうなら、仕様的に『弱点』となっていたのが『耐久性』の部分。防水規格は『IPX2』と弱め。ディスプレイガラスに関する情報なども公開されていませんでした。
moto g66j 5Gでは、弱点を『改善』どころか『強み』に変えてきたのだから驚き。
防水規格は、一般的な『防水スマホ』が採用している『IPX8』を取得。通常であればこれだけで十分。水に対する『壊れにくさ』をアピール出来ます。しかしmoto g66j 5Gは『8』にとどまりませんでした。

IPX8に加えてさらに上の等級となる『IPX9』まで取得。同規格については『4方向の角度(0°、30°、60°、90°)から、80℃の高温水をそれぞれ30秒ずつ(2分間)高圧で噴射した後でも電話機としての機能を有すことを意味』と公式に説明しています。
IPX8までのテストは『常温の真水』で行います。それがIPX9では『80℃の高温水』に。4方向から2分間高温水をかけ続ける拷問のようなテストをクリアしているmoto g66j 5G。忍耐強すぎる。
Gorilla® Glass 7i採用からの『MIL-STD-810H』取得。水だけじゃなく落下や温度変化にまで『強いスマホ』爆誕
moto g64 5Gで非公表となっていたディスプレイガラスは『Corning® Gorilla® Glass 7i』に。コーニング社は同ガラスにつき『アスファルトを模した表面に1mの高さから落下させても破損を免れた』『リチウムアルミノシリケート製カバーガラスに比べて最大2倍の耐擦傷性』とアピール。

ガラスの耐久性向上を確定付けるかのように、moto g66j 5Gは米軍軍用規格である『MIL-STD-810H』を取得。ここまで来るともう『別シリーズ』の様相。
競合となるOPPO Reno13 AもMIL-STD-810Hを取得していますが、行っているテストは『耐衝撃(MIL-STD-810H:method 516.8)』のみ。対してmoto g66j 5Gは『落下、過酷な温度変化、水没など、16項目におよぶ厳しいテスト』をクリア。高温水に強いだけではないようです。
世代交代で『デメリット(弱点)』と捉えられる部分を改善するケースは然程珍しくありませんが、moto g66j 5Gは改善どころか『メリット(強み)』に変えている。時の部屋から出てきた孫悟飯のような気配を感じます。

スーパーDEALスマホも世代交代へ。楽天モバイルとの組み合わせがイチオシ!
moto g64 5Gは、定期的に楽天市場のポイントアップサービス『楽天スーパーDEAL』の目玉商品に。6月26日(木)時点でmoto g66j 5GもスーパーDEALの対象となっており、今後は『スーパーDEALスマホ』としても世代交代が行われると予想。

moto g66j 5Gでは画面サイズが6.5インチから『6.7インチ』まで拡大。『動画視聴プレーヤー』としての使い勝手向上もアップデート要素。Micro SDカードにストリーミング動画や音楽をたっぷり詰め込んでお出かけしましょう!

データ通信量を気にせずストリーミング動画を視聴するなら、格安通信キャリア『楽天モバイル』がお勧め。楽天モバイルのSIM契約キャンペーンで『楽天ポイント』の付与を受け、楽天スーパーDEALでmoto g66j 5Gをお得に購入出来たら最高ですね!

Motorola moto g64(y) 5G、moto g66(y) 5Gの主な仕様
モデル名 | moto g64(y) 5G | moto g66j(y) 5G |
Soc | Dimensity 7025 | Dimensity 7060 |
容量 | 8GB/128GB(moto g64y 5G:4GB/128GB) | 8GB/128GB(moto g66y 5G:4GB/128GB) |
電池容量 | 5,000mAh | 5,200mAh |
充電速度 | 最大30W | 最大30W |
サイズ |
|
|
重量 | 約177g、バニラクリーム:約180g | 約200g |
画面 |
|
|
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
リアカメラ
フロントカメラ
|
スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS) | ステレオ(DOLBY ATMOS) |
防塵防水 | IP52 | IP68、IP69 |
MIL-STD-810H | – | 準拠 |
認証 | 側面指紋認証、顔認証 | 側面指紋認証、顔認証 |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大2TB) |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
位置情報 | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou | GPS, A-GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, Beidou |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
イヤフォンジャック(3.5mm) | ◯ | ◯ |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Motorola moto g66j(y) 5Gにお勧めな格安SIM
- 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G:LTE B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
- 3G:W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(◎)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)、Band 28(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM