OPPOは2023年10月6日(金)から、最新スマートフォン『OPPO Reno10 Pro 5G』の順次発売を開始。カラーは『シルバーグレー』『グロッシーパープル』の2色展開。OPPO公式ストアの直販価格は『86,800円(税込)』。
OPPO Reno10 Pro 5Gは、スマートフォンの性能を決めるSocに『Snapdragon 778G 5G』を搭載しています。これは『Motorola edge 20』と同じもの。
Motorola edge 20が登場したのは2021年10月。『薄型』『軽量』『高性能』を両立したスマートフォンとして、2023年10月現在も継続発売されいます。
Motorola edge 20の通常販売価格は『54,800円(税込)』ですが、リリースからそれなりの期間が経過しているので実売価格は下落。2023年10月6日時点では、Amazonの価格が『36,000円(税込)』。格安SIM『IIJmio(ギガプラン音声SIM、音声eSIM)』への乗り換えであれば、『14,800円(税込)』で購入することが可能です。
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今回はOPPO Reno10 Pro 5GとMotorola edge 20のスペックを比較して、両モデルの『メリット』『デメリット』を解説してきたいと思います。
まず、『Snapdragon 778G 5G』はどの程度の性能を持つSocなのか。2年前に発売を開始したMotorola edge 20に搭載されているモデルなので、『最新のスマートフォンに搭載するには古すぎる』と感じるかもしれません。
しかし2021年は、ミドルクラスのスマートフォンが一気に高性能化した年。CPU性能を当時のハイエンド並みに高めたSnapdragon 778 5Gは、その一役を担いました。
高い処理能力は今も健在。AnTuTu Benchmark(Ver.10)のトータルスコアは60万超え(日本市場に多く出回っているSnapdragon 695 5G搭載モデルは45万~46万程度)。一般的な使い方であれば、ストレスを感じない『サクサクした動作速度』を体感出来ます。
ただしハイエンドモデルと比較するとGPU性能が低い(バージョンもライト)ので、原神の様な負荷の重い3Dゲームを『高グラフィック』『高フレームレート』設定でバリバリ遊ぶには不向きです。
Motorola edge 20、OPPO Reno10 Pro 5Gの主なスペック
モデル名 | Motorola edge 20 | OPPO Reno10 Pro 5G |
Soc | Snapdragon 778G 5G | Snapdragon 778G 5G |
容量 |
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メモリ規格 | LPDDR4X | LPDDR4X |
ストレージ規格 | UFS(バージョン不明) | UFS2.2 |
電池 | 4,000mAh | 4,600mAh |
充電 | 有線:最大30W | 有線:最大80W |
重量 | 約163g | 約185g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP52 | IP54 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
オーディオ | シングルスピーカー | シングルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット | nano SIM+eSIM |
デスクトップモード | 対応(ワイヤレス/PC) | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 | 対応 |
OPPO Reno10 Pro 5G、Motorola edge 20を購入するメリット
- カメラ性能が高い
- 10bit対応の大型かつ滑らかな有機ELディスプレイ
OPPO Reno10 Pro 5GとMotorola edge 20は、どちらもメインカメラにハイエンドクラスの大型イメージセンサーを搭載しています。イメージセンサーの面積が広がると、扱える光の量が増えてダイナミックレンジが拡大。質感豊かなリアリティのある画質を得られるように。
物理的に被写体を拡大出来る『光学ズーム』に対応しているのも共通点。ミドルクラスで望遠カメラを備えるスマートフォンは希少。デジタルズームの画質がどんどん向上しているのも事実ですが、あくまで『トリミング』なので光学ズームとはそもそもが異なります。
投稿が見つかりません。ディスプレイは6.7インチの大型有機EL。10bit(10億色以上の表示)に対応することで廉価モデルと差別化。有機ELは液晶と比較し高コストですが、その分発色が美しく残像が発生しづらい(応答速度がはやい)といったメリットを持ちます。
最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)が『144Hz(Motorola edge 20)』『120Hz(OPPO Reno10 Pro 5G)』と高めであることも大きな強み。カメラに加えてディスプレイもハイエンドスペックです。
OPPO Reno10 Pro 5Gを購入するメリット
- メモリとストレージが大容量(8GB/256GB)
- おサイフケータイ対応
- 最大充電速度が速い(80W)
- 電池が大容量(4,600mAh)
- ソフトウェア(OS、セキュリティ)のアップデートが長い(2026年2月まで)
OPPO Reno10 Pro 5Gはメモリ『8GB』、ストレージ『256GB』の大容量モデル。よほどのヘビーユーザー以外はMotorola edge 20の『6GB/128GB』で支障がないと思いますが、余裕のある環境でスマートフォンを使えるのは間違いなし。
両モデルは『Micro SDカード』に非対応ですが、USB Type-Cコネクタを備えるフラッシュメモリーを接続ることで、手軽にデータのバックアップを行えます。写真や動画を頻繁に撮る人は一つ持っておいて損はないでしょう。
Motorola edge 20の画面は『6.7インチ』と大型なので、『4,000mAh』という数字だけ見ると少し足りない様な気も。しかし実際に使ってみると、極端に電池の減りがはやいといったことはありませんでした。これはSnapdragon 778G 5G(6nm)の電力効率が高いから。
投稿が見つかりません。Motorola edge 20の時点ですでに十分な電池もち。4,600mAhのOPPO Reno10 Pro 5Gではさらにゆとりが生まれるはず。しかも最大『80W』の急速充電技術(80W SUPERVOOC™フラッシュチャージ)に対応。電池切れに対するストレスは皆無です。
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Motorola edge 20を購入するメリット
- 薄くて軽い(185g→163g)
- 実売価格が安い
- デスクトップモードReady forを使える
Motorola edge 20を購入する2大メリットは『安さ』と『軽さ』です。この2つをスマートフォンの『選ぶ基準』にしている人も多いはず。画面サイズ『6.7インチ』で『163g』というのは異次元。手に持った瞬間伝わるレベルの軽さです。
トータル性能を鑑みれば、『3万円台』という実売価格がまずあり得ません。安すぎます。OPPO Reno10 Pro 5Gが『8万円台』で発売されたので、Motorola edge 20の安さが際立つカタチに。
Motorolaの上位モデルだからこそ使えるデスクトップ機能『Ready For』も見逃すべきではありません。同機能を使用して外部ディスプレイやパソコンに接続すると、専用UIに切り替わってパソコンライクな使い方が可能に(マルチウインドウ対応)。
『Ready For Tablet』は、AndroidタブレットにMotorola edge 20の画面を表示させて直接操作を可能にする機能。タブレットの操作中にMotorola edge 20に必要な通知があっても、見逃す事が無くなります。
先述している通り、Motorola edge 20は『2021年』に発売を開始したスマートフォン。つまりいつ在庫切れ(終売)になっても不思議ではありません。物価が上がり続けている日本市場に残っている数少ない掘り出し物です。
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OPPO Reno10 Pro 5Gを購入するデメリット
- 販売価格が高すぎる
- 立体ディスプレイ採用
OPPO Reno10 Pro 5Gの直販価格は『86,800円(税込)』。一般的なエントリークラスのスマートフォンと比較して性能は高めですが、8万円台の値付けは流石にやりすぎ。せめて6万円台で発売出来なかったのか。一部通信キャリアでも取り扱いが行われているので、その辺りとの兼ね合いによるものか。
ディスプレイは左右がラウンドした立体型。立体型のディスプレイは見た目に高級感があってプロダクト的には美しいのですが(Pixel 7 Pro所有)、画面いっぱいに動画や静止画を表示させると、ラウンド部分にはみ出すことがしばしば。人によっては気になるかもしれません。
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Motorola edge 20を購入するデメリット
- ソフトウェア(OS、セキュリティ)のアップデートが早めに停止される
- おサイフケータイを使えない
すでに発売開始から2年程度経過しているMotorola edge 20。当然のことながら、OPPO Reno10 Pro 5Gよりも早くソフトウェアのアップデート対象から外れます。
ただし、ソフトウェアのアップデートが停止されたからといってスマートフォンが『使えなくなる』わけではありません。Androidスマートフォンは、基本的に『Google Playストア』からアプリケーションのダウンロード。
Google Playストアには『Google Play プロテクト』というセキュリティシステムが備えられており、アプリケーションに何らかの脅威やリスクが存在する場合は、検出して通知してくれます。
もしソフトウェアのアップデート停止が『大問題』に発展するのであれば、そもそも『中古スマートフォン』の市場は成り立たないことになります。Google Playストアからウィルス対策用のアプリをダウンロードすることも可能なので、セキュリティに対する過度な心配は不要です。
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