2023年10月6日(金)から随時発売が開始されている『OPPO Reno10 Pro 5G』。Socに『Snapdragon 778G 5G』を搭載するミドルクラスのスマートフォンです。
『処理能力』『カメラ性能』『充電速度』『FeliCa ICチップ搭載』など、スペックに関しては悪くない。しかし違和感を感じたのが『販売価格』です。
OPPO公式オンラインショップの価格は『86,800円(税込)』。Snapdragon 8+ Gen 1を搭載するハイエンドモデル『Zenfone 9』の実売価格を上回っています。
OPPO Reno10 Pro 5Gと同じ『Snapdragon 778G 5G』を搭載する『Motorola edge 20』は、2023年10月26日時点で実売価格『3万円台』。発売日にズレがあるとは言え、近い性能を持つスマートフォンとしては価格差が広がりすぎ。
どう考えても高額なOPPO Reno10 Pro 5Gですが、株式会社BCNが提供する全国の主要家電量販店やECショップの販売実績(POS)を集計した『スマートフォン 週間売れ筋ランキング(2023年10月16日~10月22日)』では『6位』にランクイン。
そんなに売れているのかとAmazonの製品ページをチェックしてみると、2023年10月26日時点でレビューはたったの1件。スマートフォン売れ筋ランキングも『569位』とふるいません(販売価格78,908円で3千円クーポンあり)。
ランキング上位に入っているOPPO Reno10 Pro 5Gは、Amazonで販売されているオープンマーケット版ではなく『SoftBank版』。つまり何らかのキャンペーンが大々的に開催されていて、一時的にランキング上位に入っている可能性が高いのです。
スマートフォンに詳しくない人からすれば、『86,800円で販売されているスマートフォンをこんなに安く買える!』と飛びつくかもしれませんが、先述している通り『86,800円』という値付けはどう考えても適正とは言えません。
また、通信キャリアとの契約がセットになっているのであれば、一般的な格安SIM(MVNO)と比較して月の通信コストが『数千円上がる』可能性も。実質『分割払いでスマートフォンを買っている』という状態になりかねません。
PayPayフリマやラクマといったフリマアプリでは、『OPPO Reno10 Pro 5G(SoftBank版)』が4万円程度で販売中。市場が適正と考える価格はこの程度ということでしょう。
フリマアプリで同端末を購入してSoftBankのオンラインプラン『LINEMO(ミニプラン)』で2年間運用したら、合計コストは64,000円程度。月換算で約2,600円ちょっとに抑えられます。
LINEMOは頻繁にキャンペーンを行っているので、うまく活用すれば実質的な月換算額は2,500円を下回るはず。通信キャリアのキャンペーンでこれよりも安く購入出来たなら、それは間違いなく『お得』ということですね!
通信業者が行っているキャンペーンの中には『本当にお得なスマートフォン』が紛れているのも事実。『値引き額が大きいから買う』ではなく、『月に発生する通信料金+端末の正当な価格』を見極めることでそれが見えてくるはず。飛びつきは厳禁です。
記事が見つかりませんでした。
Motorola edge 20、OPPO Reno10 Pro 5Gの主なスペック
モデル名 | Motorola edge 20 | OPPO Reno10 Pro 5G |
Soc | Snapdragon 778G 5G | Snapdragon 778G 5G |
容量 |
|
|
メモリ規格 | LPDDR4X | LPDDR4X |
ストレージ規格 | UFS(バージョン不明) | UFS2.2 |
電池 | 4,000mAh | 4,600mAh |
充電 | 有線:最大30W | 有線:最大80W |
重量 | 約163g | 約185g |
サイズ |
|
|
画面 |
|
|
カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
|
リアカメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP52 | IP54 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
オーディオ | シングルスピーカー | シングルスピーカー |
SIM | nano SIM×2スロット | nano SIM+eSIM |
デスクトップモード | 対応(ワイヤレス/PC) | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 | 対応 |
格安SIMに関する記事
一覧はコチラから