
Nothingより
Nothingのaシリーズが『2モデル』展開に。AIや望遠性能を強化
Socなど基本性能は順当なアップデート
イギリスに拠点を置くテクノロジーメーカーNothing(ナッシング)が、2025年3月3日(現地時間)最新スマートフォン『Phone(3a)』『Phone(3a)Pro』を同時リリースしました。
最新シリーズではSocメーカーをMediaTekから『Qualcomm』へと変更。両モデルとも4nmプロセスの『Snapdragon 7s Gen 3 5G』 を搭載します。AnTuTu Benchmark(Ver 10)の公式値は『825,564』で、前作からは8万程度のスコアアップ。

Phone(2a)の時点で、『ブラウジング』『SNS』『ネットショッピング』といった一般的な使い方における動作速度はスムーズ。負荷の重い3Dゲームをしない人であれば、ハイエンドからの乗り換えでも不満は感じないはず。

『背面ガラスを樹脂から強化ガラス』『防塵規格をIP5XからIP6X』『最大輝度を700nitから800nit(ピーク輝度も1,300nitから3,000nit)』『充電最大速度を45Wから50W』など、実用面のアップデートが進められています。
Nothingだからこそ早く使ってみたいAI機能
他メーカーと同様に『AI機能』の導入も。この辺りは実際に使ってみて『Nothingらしさ』がどう組み込まれているのかを確認したいところ。

『エッセンシャルキー(側面に備えられたジェスチャー用ボタン)』『エッセンシャルスペース(ToDoリスト、リマインダー、文字起こしなど)』が特に気になりますね。

Nothingより
個人的にもっとも大きなトピックとなるのが『カメラ』です。上位の『Phone(3a)Pro』だけでなく、ベースモデルの『Phone(3a)』もPhone(2a)には無かった『望遠カメラ』を搭載(コストが確実に上がっていそう)。

Phone(3a)ProとPhone(3a)の主なカメラ仕様
| 端末名 | Phone(3a)Pro | Phone(3a) |
| メイン(広角)カメラ |
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| 望遠(ペリスコープ)カメラ |
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| 超広角カメラ |
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| TrueLensエンジン3 |
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| 動画撮影 | 4K(30fps)、1080p(30〜60fps)、1080p(120fps)、4K/1080p(タイムラプス) | 4K(30fps)、1080p(30〜60fps)、1080p(120fps)、4K/1080p(タイムラプス) |

Nothingより
上位モデルのPhone(3a)Proはミドルクラスながらペリスコープカメラを搭載!
ウルトラズームの画質に興味津々
Phone(3a)の望遠カメラは光学ズームの倍率が『2倍(50mm相当)』。レンズのF値は『2.0』で、ウルトラズームの最大倍率は『30倍』となっています。Xiaomi 14Tに近い構成ですね。

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Phone(3a)の作例(4倍)Nothingより
独特なカメラデザインの『Phone(3a)Pro』は、ミドルクラスのスマートフォンながら、ハイエンドへの採用が目立つ『ペリスコープ』技術を導入(光学式及び電子式手ぶれ補正対応)。Phone(3a)は非対応のマクロモードもサポートしています。

Nothingより
ペリスコープカメラの光学ズーム倍率は『3倍(70mm相当)』。ロスレスズームは『6倍』まで上がり、ウルトラズームの最大倍率は一般的なミドルクラスを超越する『60倍』。

Phone(3a)Proの作例(6倍)
ペリスコープカメラのイメージセンサーは、SONYのLYTIAブランドから『LYTIA 600(1/1.95インチ)』を採用。レンズのF値は『2.55』となっています。

このペリスコープカメラの仕様、前にどこまで見たことがある気が。私が所有するOPPOのハイエンドモデル『Find X8』でした。
ペリスコープカメラの構成が似ているPhone(3a)ProとFind X8

Find X8も望遠にペリスコープ技術を採用し、イメージセンサーはPhone(3a)と同じ『LYTIA 600』。F値も『2.6(73mm相当)』と近い数値です。最大倍率は『120倍』。
いくら最大倍率が高くても、物理的(光学)な拡大率が『3倍』では、高倍率で撮るのは難しいだろうというのが『撮影前』の見解。しかしFind X8は『生成AI』による画像処理がすごかった!

『写真らしさ』はやや薄れるものの、高倍率撮影時も『ガタガタで何が写っているか分からない』という仕上がりではないのです。ちなみに私はスマートフォンで撮るのに不向きな『鳥』を撮影しました。



Phone(3a)Proが搭載する『 Snapdragon 7s Gen 3 5G』は、オンデバイス(端末上)での生成AI機能をサポート。画像を処理するISP(Qualcomm Spectra Triple ISP)も、機械学習を活用した高解像度の描写に対応。
Find X8が持つズーム性能を体感したからこそ、気になって仕方がない『Phone(3a)Pro』のペリスコープカメラ。
海外の販売価格は459〜479ユーロとなっており、日本で発売されたとしてもPhone(2a)から値上がりすることは間違いなさそう。それでも欲しいのはやはり『Pro』ですね。ハイエンドのFind X8と撮り比べしたい!

