Googleの最新スマートフォン『Pixel 6』『Pixel 6 Pro』には、同社初の独自Soc『Tensor』が搭載されています。バランスとAI性能を重視したソコソコ高性能なSocになるだろう程度に予想していたのですが、それは完全に間違いでした。
スマートフォンの性能をトータルで示すAntutuのベンチマークスコアは『Snapdragon 888』を搭載するOPPOの代表モデルFind X3 Proとほぼ互角。CPUはともかく、GPU性能の高さが一番意外でした。iPhoneの牙城すら崩しにきている事が分かります。
3DMark(Wild Life)のスコアはFind X3 Proを完全に凌駕。GPU性能を知る上でもっとも参考になるアベレージフレームレートは、私がこれまで計測したAndroid端末の中で最も高い数値。iPhone以外で40FPSを超えた端末は見た事がありません。ゲーミングスマートフォンでも難しいでしょう。
それだけPixel 6シリーズののGPU性能は優れているという事です。ただしゲーム側が最適化されていない場合があるので、その点は注意が必要。GPU性能に差はありますが、当面はSnapdragon搭載モデルの方が快適に遊べると思います。それかやはりiPhoneですね。
Android最高クラスのスペックを持つPixel 6シリーズ。せっかくであれば通信速度にも拘りたいところ。お勧めなのは『eSIM』に対応する通信キャリアの格安プラン『ahamo(5Gはアップデートで対応)』『LINEMO』『povo 2.0』。Pixel 6シリーズは物理的なSIMスロットが1スロットのみ。よってDual SIM運用する事を想定すれば、片方は必ず『eSIM対応』である必要があります。
『ahamo』『LINEMO』『povo 2.0』は通信キャリアの回線を直接利用出来る『MNO』。回線をレンタルしてユーザーに提供している『MVNO』との大きな違いは速度の安定です。せっかく端末が高性能でも、通信速度が遅くてデータの読み込みに時間がかかっては意味がありません。高性能なハイエンドにこそ『ahamo』『LINEMO』『povo 2.0』が適していると言えます。
通信量を気にせずMNO回線を使いまくりたいのであれば、楽天モバイル(同社の適合表には11月3日時点でPixel 5aまでしか記載されていないので、心配な方は更新を待ちましょう。5Gに関してはアップデートで対応との事。)。
ただし楽天モバイルは現状で通信エリアにやや不安があるので、こちらは最初の段階からDual SIMでの運用を大前提にした方が無難。『povo 2.0』は基本料金月額0円(データは都度トッピング。なしの状態では最大128Kbps)、『LINEMO』は月額990円(3GB)のミニプランが用意されているので、サブSIMとして利用するにも最適です。最適なSIMを選択して、Google史上最高スペックのハイエンドをとことん使い倒しましょう!
投稿が見つかりません。Pixel 5、Pixel 6のスペック&価格比較
Pixel 5 | Pixel 6 | |
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Soc | Snapdragon 765G 5G | Google Tensor
Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
容量 |
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電池 | 4,000mAh(有線:最大18W充電、無線:最大12W充電) | 4,614mAh(有線:最大30W充電) |
重量 | 151g | 207g |
画面 |
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カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
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おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | デュアル SIM(nano SIM+eSIM) | デュアル SIM(nano SIM+eSIM) |
価格 | 74,800円 | 74,800円、85,800円 |
Google Pixel 6にお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)