Googleは2024年5月14日(日本時間5月15日午前2時~)、年次イベント『Google I/O 2024』を開催予定。同イベント内では最新スマートフォン『Pixel 8a』がリリースされる見込みです。
これまでにリークされているPixel 8aの情報をまとめると下記の通り(公式情報では無いので確定事項ではない)。
- 『Mint(緑)』『Porcelain(白)』『Bay(水色)』『Obsidean(黒)』の4色展開
- SocにTensor G3採用(パッケージング方式がPixel 8採用モデルのFOPLPからIPoPに変わる可能性あり。Pixel 7aはTensor G2)
- 形状はPixel 8に近づく(マット仕上げ)
- 『ベストテイク』『音声消しゴムマジック』『通話スクリーニング』『かこって検索』『リアルタイム翻訳』『天体写真モード』といったAI機能搭載
- 最大120Hzのリフレッシュレートに対応(Pixel 7aは最大90Hz)
- 最大27Wの有線充電に対応(Pixel 7aは最大18W)
- 7年間のセキュリティアップデート(Pixel 7aは5年間)
- 2024音5月16日(現地時間)発売開始
- 8GB/128GB、8GB/256GBの2モデル展開
- 販売価格708.99カナダドル~(Pixel 7aは599.99カナダドル)
ざっくり言ってしまえば『Pixel 8に近づく可能性が高い』ということです。Pixel 8(SIMフリーモデル)の直販価格は『112,900円(税込)~』。708.99カナダドルを日本円に換算(2024年4月29日時点)すると82,700円程度。Pixel 8と比較すれば遥かに安いです。
ただしPixel 8の直販価格は『高すぎる』との声が多く(私もそう感じる)、セール期間中以外は以外はあまり売れていない印象(通信キャリアのレンタル用端末化)。
ちなみに、2024年3月31日まで実施されていた新生活キャンペーンでは『89,900円』まで値下がりしています。セールでPixel 8を購入していない人が、明確には性能で劣るPixel 8aを8万円程度で購入するとは到底思えません。
私は『Pixel 7a』『Pixel 8』をどちらも使用して、『Pixel 7aで十分だな』と感じた瞬間が多々ありました。Pixel 7aの直販価格は『69,300円(税込)』ですが、楽天市場やメルカリでは『新品未使用品』が4万円台で販売されています(2024年4月29日時点)。
仮にPixel 8aが8万円程度で販売されたら、『割安なPixel 7aを購入しよう』という人が一時的に増えるはず。需要が増えると必然的に底値が上昇。つまり安く買うなら『Pixel 8aの登場前』が狙い目(あくまでPixel 8aの値上げが前提)。
『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』では、『編集マジック』というAIの上位機能を利用することが可能です。同機能は『クラウド』を介して処理が行われているので、Soc性能に依存なし。
Googleは2024年4月10日(現地時間)に、編集マジックを『すべてのPixelデバイスに拡大中』であることを公式ブログで発表しています。
実際に使ってみて『驚く』ほど精度が高かった編集マジック。『上位モデル特化機能』なのであればプラスの要素となりますが、Pixel 7aでも今後使えるようになるなら話しは別。
2023年11月にPixelカメラアプリが『Ultra HDR』をサポートし、直近では『かこって検索』が利用可能に。2024年6月3日のシステムアップデートではPixel 8の様に『VPN』がシステムの一部として組み込まれるPixel 7a。今後も何かしらの便利機能が追加される可能性大。
Pixel 8aでセキュリティアップデートが7年間(Pixel 7aは5年間)に延びたところで、7年後に使い続けている人はどれ位いるでしょうか。
スマートフォンの『画面』『電池』は消耗品。7年間使い倒せば『電池もちが極端に悪くなる』『ディスプレイが暗くなった(または焼きつきがみられる)』といった症状が出る可能性大。
『前モデルと価格が変わらない』『円高』といった状況下であれば、Pixel 8aを待つことをお勧めします。しかし2024年4月29日時点では瞬間的に1ドル160円を超える超円安。
Pixel 7aを3~4年使い、少しでも円高な状況で(さらに円安が進む可能性も勿論ある)新しいPixelに買い替えるのが本来は理想的。Pixel 8aが8万円は『高い』ですが、Pixel 7aが『4万円台』は安いです。
Pixel 6a、Pixel 7aの主要スペック
Pixel 6a | Pixel 7a(G82U8) | |
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Soc | Google Tensor | Google Tensor G2 |
容量 |
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電池 | 4,410mAh(有線充電:最大18W) | 4,385mAh(有線充電:最大18W 無線充電対応) |
サイズ | 高さ 152.2 mm×幅 71.8 mm×厚さ 8.9 mm | 高さ 152 mm×幅 72.9 mm×厚さ 9.0 mm |
重量 | 約178g | 約193.5g |
画面 |
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|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
カメラ機能 夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、リアルトーンᵀᴹ、 顔のぼかし解除、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ |
メインカメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
カメラ機能 ボケ補正、夜景モード、トップショット、ポートレート モード、超解像ズーム、モーション オートフォーカス、Live HDR+、よく撮影する人、デュアル露出補正、シネマティック撮影、ポートレート ライト、消しゴムマジック、長時間露光 リアルトーンᵀᴹ、顔フォーカス、パノラマ、手動によるホワイト バランス調整、ロックされたフォルダ |
オーディオ |
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|
防水防塵 | IP67 | IP67 |
認証 | ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証 | ディスプレイ内蔵指紋認証センサーによる指紋認証、顔認証 |
USB | USB Type-C® 3.1 Gen 1 | USB Type-C® 3.2 Gen 2 |
Bluetooth | 5.2 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、HE80、MIMO |
位置情報 | GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
Google One VPN | 250円~(Google One) | 無料 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Google Playストア販売価格 | 53,900円 | 62,700円 |
Google Pixel 7a(G82U8)にお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 75 / 76 / 77 / 78 / 79
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 28 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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