Googleのハイエンドスマートフォン『Pixel 7 Pro』。公式ホームページを見ると、背面メインカメラの詳細には『50メガピクセル』という表記がされています。これは一般的に『5千万画素』の解像度を示すもの。
ところがPixel 7 Proのメインカメラは『Octa PD Quad Bayer』というピクセル統合技術を採用しているので、センサーが5千万画素対応でも、出力ファイルには『1,250万画素(4:3比率で撮影した場合4080×3072Pixel)』の情報しか残りません。
ピクセルを統合させる目的は、1画素あたりの『光の取得量』を増やすこと。他メーカーのスマートフォンだと、大体ピクセル統合のONとOFFを『標準モード』『高解像度モード』で切り替えられます。Pixel 7 Proは『高解像度モード』を搭載していないのです。
実際に5千万画素と遜色ない解像を得られているのであれば、『50メガピクセル』という総画素数のみの表記でも然程大きな問題は生じないかと。ただしあまりに差が出るのであれば、『1,250万画素』の表記もすべきでは。
今回は『5千万』の記録画素で撮影可能なXiaomi 12T ProとPixel 7 Proの写真を比較して、どういった違いがあるのかを検証していきたいと思います!
ご覧の通り、画素を2.4μm相当まで統合させているPixel 7 Proの方が明るく仕上がっています。ただし解像を維持出来ず、錆部分のディテールが不明瞭に。Pixel 7 Proの解像度をXiaomi 12T Proまで引き上げるのは技術的に不可能です。それが『明るさ』ならどうでしょう。
露出を少し上げると、目立つ劣化をすることもなくPixel 7 Proと近い明るさに。画素サイズが小さくなるので、高解像度モードは被写体によって通常モードより暗く写りやすいのは確か。被写体によっては、撮影時に露出を調整すれば後から補正を入れる必要もなし。
広角を活かした風景写真では、後方部分の解像差が顕著に。Xiaomi 12T Proの5千万画素は、最後方も写真としての原型を留めています。1枚目の写真はやや暗く仕上がりましたが、2枚めは明るさも適正。
単純に風景の一部を拡大して撮りたいのであれば、Pixel 7 Proは望遠カメラを使えば良いだけ。しかし広域を『細かく撮る』ことは残念ながら出来ません。
スマートフォンの小さい画面サイズ(等倍)でこの差を認識するのは至難の業ですが、最近は4Kテレビにキャストしたり印刷する人も徐々に増えているはず。そういった用途ではXiaomi 12T Proの高解像度が圧倒的に有利。
Xiaomi 12T Proはさらに上の『2億画素』で撮影することも可能。1.22インチの大型イメージセンサーを採用しているからこそ為せる技。Pixel 7 Proがアップデートで高解像度モードを提供しないのであれば、『50メガピクセル』の表記は誤解を招きそうですね。
Xiaomi 12T Pro | |
---|---|
Soc | Snapdragon 8+ Gen 1(4nm) |
容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB
|
電池 | 5,000mAh(最大120W急速充電) |
重量 | 205g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ
超広角カメラ
マクロカメラ
フロントカメラ
|
FeliCa | 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 4、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、802.11a/b/g |
センサー | 近接センサー、360度周囲光センサー、加速度計、ジャイロスコープ|、電子コンパス、IRブラスター、フリッカーセンサー、色温度センサー |
オーディオ | デュアルスピーカー(Harman Kardon監修、Dolby Atmos対応) |
SIM | デュアルSIM(nano SIM+eSIM) |
OS | MIUI 14(android 13) |
Xiaomi 12T Pro(日本版)にお勧めなSIM
- 5G:NSA + SA をサポート
- 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n75
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66
- 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42/48
- 3G:WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
Pixel 7、Pixel 7 Proの主要スペック
Pixel 7 | Pixel 7 Pro | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor G2 | Google Tensor G2 |
容量 |
|
|
電池 | 4,355mAh(有線充電:最大21W 無線充電:最大20W) | 5,000mAh(有線充電:最大23W 無線充電:最大20W) |
重量 | 197g | 212g |
画面 |
|
|
カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
|
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO | Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz、HE160、MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
Google Pixel 7 Proにお勧めなSIM
- 5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
- 5G mmWave: 対応バンド n257 / n258 / n260 / n261
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)、Band n257(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n257(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n257(◎)