楽天モバイルは2024年6月19日(水)、『AQUOS R8』の予約受付(発売は2024年6月26日午前9時から)を開始しました。
SHARPは2024年7月以降に『AQUOS R9』の発売を開始予定。つまりAQUOS R8は『旧型』ということになります。なぜ楽天モバイルは、モデルチェンジのタイミングでAQUOS R8の取り扱いをはじめるのか。
SHARPの最上位端末となる『AQUOS Rシリーズ』。2023年は『AQUOS R8』『AQUOS R8 Pro』と2モデルを投入。スマートフォンの処理能力を決めるSocは、どちらも『Snapdragon 8 Gen 2』を搭載しています。
2024年5月8日にSHARPがリリースしたのは『AQUOS R9』のみ。しかもSocは『Snapdragon 7+ Gen 3』搭載と、これまでの『ハイエンドらしさ』がやや影を潜めてしまった印象。
SHARPは『AQUOS R6』から、かつてHuaweiが採用していた『Leica(ライカ)監修カメラ』を導入。日本スマートフォン市場においては、ライカの『Leitz Phoneシリーズ』、そしてAQUOS Rシリーズが『ライカ』の名前を独占。
2024年、そこに割って入ったのが『Xiaomi(シャオミ)』です。Xiaomiは2022年時点で、すでにライカ社とのパートナーシップを締結。日本リリースされている『Xiaomi 13T』『Xiaomi 13T Pro』に関しても、グローバル版は『LEICA』の文字がカメラ付近に。
しかし日本では『ライセンス』の兼ね合いがあり、『Leica監修カメラ』を採用出来ない状況に。そのライセンス問題解消と共に投入されたのが、『Xiaomi 14 Ultra』です。
『約20万円』の高価格帯ながら、楽天市場やAmazonのランキング上位に入り込む人気ぶり(2024年6月21日午前10時50分時点で楽天市場スマートフォン本体リアルタイムランキング第1位)。これには『ライカBOOST』が寄与しているのでは無いかと考えています。
2024年6月7日には、ライカカメラがiPhone向けアプリ『Leica LUX』をリリース。本格的に利用するには月額『1,000円』の利用料金を支払う必要がありますが、SNS界隈では『ライカの再現度が高い』と話題に。長年の研究成果により、ソフトウェア処理で『ホンモノ』に画質を近づけられるようになっているのかと。
Xiaomiは『Xiaomi 14 Ultra』以外に、サブブランドから『POCO F6 Pro』を日本投入。こちらはAQUOS R8と同じ『Snapdragon 8 Gen 2』を搭載するハイエンド。
私がチェックしていた限りでは、発売開始から楽天市場(スマートフォン本体)週間ランキングでずっと『1位』の同端末。『69,980円』という販売価格、そして『Snapdragon 8 Gen 2』の高性能が、今の日本スマートフォン市場にジャストフィット。
Xiaomi Japanは2024年6月11日、公式Xにおいてアンケート調査を実施。内容は『なるべくGlobalでの同時販売を目指して欲しい』『若干発売遅延&割高になってもFeliCaが欲しい』の2択。
同アンケートには13,852票が集まり、その内の『61.7%』が『若干発売遅延&割高になってもFeliCaが欲しい』に投票。
『Xiaomi 14 Ultra』『POCO F6 Pro』は『FeliCa』をサポートしていません。アンケートの結果を踏まえると、FeliCa ICチップを搭載させておサイフケータイに対応したら、もっと『高価格』で『沢山』売れる可能性が高いということでしょう。
AQUOS R8は『ライカ監修カメラ』『Snapdragon 8 Gen 2』『おサイフケータイ(FeliCa)』に加え、『Pro IGZO OLED(黒画像挿入で240Hz駆動)』『防塵防水(IP68準拠)』『耐高温/低温・耐衝撃性(MIL-STD-810G/H準拠)』『長期アップデート(OS最大3回、セキュリティ最大5年)』を採用。日本市場の『欲しい』を満たしているスマートフォンと言えますね。
ただし実売価格は、2024年6月21日時点でAmazon『140,360円(税込)』、楽天市場『140,360円(税込)~』といずれも余裕の10万円超え。近い価格帯で楽天モバイルが発売しても、『沢山売る』のは正直厳しそう。
楽天モバイルのAQUOS R8販売価格は、度肝を抜く『79,890円(税込)』。POCO F6 Proの『69,980円(税込)』を意識しているのでは?。と勘ぐってしまう利益度外視な安さ。
楽天モバイルは、2024年6月17日に『楽天モバイルの単体加入者回線数(BCP、MVNO除く)700万回線達成』を発表。楽天グループが黒字化に向けて掲げている『800万~1,000万回線』が現実的に見えてきた状況です。
楽天モバイルでAQUOS R8注文の際に、『楽天モバイル(最強プラン)に申し込み』で『6,000円相当』、さらに『楽天モバイル(最強プラン)への初めての申し込み&他社から乗り換えで6,000円相当』の楽天ポイントが付与(合計12,000円相当)されるキャンペーンも実施中。800万回線達成に向けて、AQUOS R8が大きなカンフル剤となることでしょう(売り切れがかなり心配)!
SHARP AQUOS R8の主なスペック
モデル名 | SHARP AQUOS R8 |
Soc | Snapdragon 8 Gen 2(4nm) |
容量 | 8GB/256GB |
電池 | 4,570mAh |
重量 | 約179g |
画面 |
|
カメラ | メインカメラ(標準)
メインカメラ(広角)
サブカメラ
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スピーカー | ステレオ(DOLBY ATMOS) |
Bluetooth | 5.3 |
おサイフケータイ | 対応 |
位置情報 | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6/6E) |
SIM | nanoSIM/eSIM |
防塵防水 | IP68 |
MIL規格 | MIL-STD-810G準拠 |
DisplayPort | 対応 |
楽天モバイルについて
- 転入手続き申し込み時に必要なMNP予約番号期限:7日以上(WEBの場合)
- 開通手続き:My楽天モバイルから
- MNP開通手続きを行わなかった場合:MNP予約番号有効期限が過ぎて長期間開通手続きを行わないと申込みが消滅する可能性がある
- 切替受付時間:午前9時~午後9時まで
- 切り替えにかかる時間:受付時間内の申し込みは当日開通(受け取り直後や午後9時00分直前に手続きをした場合、当日中に完了せず、翌日の開通となる場合がある)
- 音声対応SIM基本料金:1,078円(税込)~
- 契約月の基本料金:日割りなし
- 通話料金:22円/30秒(電話回線)、0円(Rakuten Link使用)
- 15分かけ放題(電話回線):1,100円(税込)
- 無制限かけ放題(Rakuten Link使用):0円(税込)
- データ容量:3GB~
- 翌月くりこし:非対応
- 5G:対応
- 低速切り替え:非対応
- 通信回線:楽天、au(パートナー回線)
- eSIM設定方法(Android):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001374/
- eSIM設定方法(iOS):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/ios/
- APN設定方法(楽天モバイルで購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/setting/
- APN設定方法(楽天モバイル以外で購入した端末):https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001495/?l-id=guide_faq
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