少ないデータ使用量を基準にすると、LINEMOベストプランが月額『〜3GB/990円(税込)』。IIJmio(ギガプラン)は『2GB/850円(税込)』と大差なく、イオンモバイルに関しては『3GB/1,078円(税込)』とLINEMOベストプランの料金設定を上回ります。
LINEMOベストプランVの『30GB/2,970円(税込)』に照準を合わせると、IIJmio(ギガプラン)は月額基本料金『2,700円(税込)』。イオンモバイルは『2,508円(税込)』と、3GB使用時より割安です。
通信品質を度外視すると、『月額基本料金』『通話料金』はまだ『格安SIMに分がある』と言えます。しかし月間データ使用量30GB帯では、LINEMOベストプランVに『5分かけ放題』がセット。この部分を鑑みると見方が変わります(しかも通話品質はVoLTE)。
LINEMOはMNOサービスであることに加え、ユーザー特典として無料で『LINEギガフリー』が付帯。対象となるLINEアプリサービス(音声通話、ビデオ通話、ファイル送受信など)利用時に発生する通信がノーカウントに。
LINEMOベストプランVの月間データ容量が30GBに引き上げられたことで、『低料金』『自由度の高さ』が共存するサービスに進化。もはや『節約のために我慢しながら格安SIMを利用する』時代では無くなったという印象です。
ちなみに、Netflixの動画コンテンツを『自動』設定で約4時間観ると、データ使用量は『約1GB』。月間データ容量30GBのLINEMOベストプランVでは、スマートフォンにおける動画視聴を『余裕をもって行える』と言えるでしょう。
翌月への『データくりこし』には非対応ですが、月間データ容量が大きければこの部分は『デメリット』となりづらいのが正直なところ。例えば10GB余って翌月のデータ容量が『40GB』になっても、『使い切れない』という人が殆どでは。
『格安SIMの通信品質が著しく悪い』かと言われれば、一昔まえと比較して大きく改善されている(帯域幅の広い5Gの普及も進んでいる)のでそういったことはありません。
『通信キャリアの提供するサービスは高い』といった認識もまた間違いで、各社から安く使えるプランが多く登場しています。『SIMの乗り換えを行ったことが無い(1社の利用期間が長い)』という人は『通信料金が割高』になっている可能性が高いので、早急な見直しをお勧めします。
関連リンク