2022年10月4日、大手スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)が、海外(ヨーローパ)市場に向けて最新タブレット『Redmi Pad』を投入しました。
日本市場では競合となるOPPOが『OPPO Pad Air』の発売を開始したばかり。早速両モデルのスペックを比較してみましょう。
Xiaomi Redmi PadとOPPO Pad Airの仕様
Xiaomi Redmi Pad | OPPO Pad Air | |
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Soc | MediaTek Helio G99(6nm) | Qualcomm Snapdragon 680(6nm) |
容量 |
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電池 | 8,000mAh | 7,100mAh |
充電 | 18W | 最大18W |
重量 | 445g | 440g |
画面 |
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カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
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リアカメラ
フロントカメラ
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コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
オーディオ | クアッド(4つ)スピーカー(Dolby Atmos対応) | クアッド(4つ)スピーカー(Dolby Atmos対応) |
OS | MIUI for Pad | ColorOS 12 |
カラー | グラファイトグレー、ムーンライトシルバー、ミントグリーン | ナイトグレー |
タブレットの性能を決めるSocには、Redmi PadがMediaTekの『Helio G99』、OPPO Pad AirがQualcommの『Snapdragon 680』を採用。どちらもプロセスサイズは『6nm』。
Helio G99はXiaomiの『POCO M5』が先行搭載しており、YouTubeチャンネルGameERの情報を参考にすると、AnTuTu Benchmarkスコアは『31,9724』。Snapdragon 680を搭載するスマートフォンRedmi Note 11は『241,256(実測)』なので、Soc性能自体はRedmi Padの方が上という事になります。
ディスプレイはどちらも10bit(10億色以上の表示)に対応。目立った違いは『リフレッシュレート』と『輝度』。リフレッシュレートは1秒間に画面を書き換え可能な回数を示します。Redmi Padは『90Hz』なので、OPPO Pad Airより1秒間に30Hz分滑らかに表示可能。最大輝度も40nit明るいので、屋外での視認性が若干向上。
リアカメラはどちらも800万画素。タブレットのカメラなのでオマケ程度と考えた方が良いでしょう。フロントカメラはRedmi Padが800万画素でOPPO Pad Airが500万画素。画角はRedmi Padが『105度』と広め。被写体を自動追跡する『フォーカスフレーム』機能も備えます。ビデオ通話用のWEBカメラは100万画素~200万画素程度が主流。解像度的にはどちらの端末も十分です。
スピーカーはどちらもクアッド(4つ)仕様。立体音響効果『Dolby Atmos』にも対応しています。スマートフォンでは味わえない臨場感溢れる音響を楽しめるでしょう。
電池容量はRedmi Padが8,000mAhでOPPO Pad Airが7,100mAh。充電速度は『18W』と変わりません。重量の差はわずか5g。ディスプレイはRedmi Padのほうが0.31インチ大きいので、電池容量も含めて考えると実質的な軽さはRedmi Padの方が上か。
個人的にもっとも気になったのがBluetoothのバージョン。Redmi Padは『5.3』と最新規格に対応。OPPO Pad Airは『5.1』。Bluetoothは5.2から次世代音声規格『LE Audio』のサポート対象に。
5.3では通信の効率化や低消費電力も行われているので、Redmi PadがアップデートでLE Audioに対応したら、ストリーミング音楽プレーヤーとして大活躍してくれるはず。
日本市場での販売価格はOPPO Pad Airの4GB/64GBが『37,800円(税込)』。Redmi Padの日本発売は今のところ未定ですが、3万円台で発売されたらかなり強力なライバルになるでしょう。Xiaomi Pad 5ほどの高性能は必要ないというライトユーザー向けに、是非出して欲しい!