Xiaomi Japanは2024年8月22日(木)、8.7インチのタブレット『Redmi Pad SE 8.7』『Redmi Pad SE 8.7 4G』を同時リリース。4Gモデルはモバイルネットワーク(SIM)に対応しています。
販売価格はRedmi Pad SE 8.7『4GB/64GB:16,980円(税込)』『4GB/128GB:24,980円(税込)』、Redmi Pad SE 8.7 4G『4GB/64GB:19,980円(税込)』『4GB/128GB:27,980円(税込)』『6GB/128GB:29,980円(税込)』。
私は同デバイスにサイズが近い『Fire HD 8』『UAUU T30』を所有。まずはこれらに感じている『不満点』を挙げていきます。
Fire HD 8(2022)の不満点
- Google Playに標準で対応していない(裏技を使えば使えるようになるが、そもそものAndroidのバージョンが古い)
- 見た目が安っぽい
- 充電速度が遅い(同梱の充電器[最大5W]でフル充電に約5時間)
- メモリ容量が少ない(2GB)
- ナビが使えない(GPS非搭載)
- モバイルネットワーク(SIM)を使えない
Fire HD 8は標準で『Google Play』を使えないのが致命的。メモリ容量も『2GB』と少ないです。拡張性に乏しく、マルチタスクにも不向きなので『動画を観る』『電子書籍を読む』といった使い方がメインに。
UAUU T30(SIM対応)の不満点
- 外観デザインがイマイチ(背面には見た目がよろしくない大きなロゴが入っている)
- スピーカーの音が悪い
- 電池の減りがはやい(発熱しやすい)
- 画面サイズの割に電池容量が少ない(5,000mAh)
- 動作がややもたつく
- DRMがWidevine L3(著作権保護のかかったコンテンツを高解像度で観られない)
- Wi-FiがBluetoothや家電と干渉しやすい2.4GHzのみに対応(通信速度もやけに遅い)
UAUU T30は『モバイルネットワーク(SIM)』『GPS』に対応しています。『mineo(マイそく:スタンダード)』のSIMで運用しようと考えていたのですが、ちょっとした動作で発熱し、電池の減りも早いので日常使いを断念。現在はタンスの肥やしとなっています。
Fire HD 8(2022)、UAUU T30の不満点をほぼ解消しているRedmi Pad SE 8.7(4G)
『Redmi Pad SE 8.7(4G)』は標準で『Google Play』を利用可能。Androidのベースも『14』と新しいです(Xiaomi端末なので定期的なアップデートを期待出来る)。
背面には『ポリカーボネート(熱可塑性樹脂)』を使用。『グラファイトグレー』『オーロラグリーン』『スカイブルー』の3色展開。
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レザー調の加工を施したハンドストラップ付き専用カバー(スタンドにもなる)を『2,580円(税込)』で用意。見た目をブラッシュアップしたい人は同ケースを装着した方が良さそう。
充電速度は最大18W(同梱の充電器は最大10W)。Xiaomiの最新端末と比較して『速い』とは言い難いですが、実用レベルを維持。
メモリは『4GB』。調理場に例えると『まな板』の役割を果たすメモリ。Fire HD 8よりも『2倍』余裕をもってデータを並べて処理出来るということです。
Redmi Pad SE 8.7は『4Gモデル』が位置情報(GPS/AGPS、Beidou、Glonass、Galelio)をサポート。廉価なタブレットにしては珍しく『加速度センサー』『Eコンパス』『ホール(磁気)センサー』まで備えるので、『大画面ナビ』としての使い勝手も良さげ。
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デジタル著作権管理法(DRM)に基づいたセキュリティレベルは、DRM Infoの表示が『Widevine L1』であることを、Xiaomi Japanのカスタマーサポートに実機で確認していただきました(本社からの情報はまだ届いないとのこと。よって公式情報ではない)。
Wi-Fiは2.4GHzに加えて干渉を受けにくい『5GHz』をサポート(Wi-Fi5)。ストリーミング動画や音楽の再生中にブツブツ途切れるのはストレスが溜まりますからね。
SocはMediaTek社の『Helio G85』。最初は『微妙だな』と思いましたが、ディスプレイ解像度が『1,340 x 800px』と知りある意味納得。私が所有するスマートフォン『moto g24』も、SocがHelio G85で画面のディスプレイ解像度はHD+(1612×720px)。
Redmi Pad SE 8.7(4G)は8.7インチと一回り大きいですが、HD解像度のFire HD 8を使用していて『画質が粗いな』と感じたことは特に無し。よってこの部分を心配するのは杞憂かなと。
解像度が低くなると、表示するデータが軽量化。CPU性能が控えめなエントリーモデルでも、比較的表示がスムーズになります(moto g24の動作は『意外と軽い』)。消費電力を抑えられるといったメリットも。
消費電力に余裕が生まれると、『リフレッシュレート(画面を1時間に書き換え可能な回数)』や『画面輝度』を無理なく高められます。
Redmi Pad SE 8.7(4G)のディスプレイは最大リフレッシュレートが『90Hz』。画面輝度は最大『600nit(屋外モード)』とスマートフォン並みに明るいです(色深度も10bit)。