一見微妙なXiaomiの一万円台タブレット。『Redmi Pad SE 8.7 4G』を欲しくなった理由

UAUU T30は『フルHD』解像度(最大リフレッシュレートは60Hz)のディスプレイを採用していますが、Helio G85より性能の低いSoc(UNISOC SC9863A)を搭載。電池の減りの早さや発熱は、全体のアンバランスさも起因しているかと。

UAUU T30をAnTuTu Benchmark(Ver10)で実測

Helio G85(moto g24)のAnTuTu Benchmark(Ver.10)スコアは26万程度。エントリースペックですが、表示速度は気になるほどの遅さでは無い。もしフルHD解像度のディスプレイを採用していたら、バランスが崩れ挙動が違っていたかもしれません。

moto g24をAnTuTu Benchmark(Ver10)で実測

Fire HD 8(2022)をAnTuTu Benchmark(Ver10)で実測

フルHD解像度のディスプレイを採用し、SocはHelio G85より高性能な『Helio G99』という8インチタブレットもAmazonや楽天市場にチラホラ。しかしそれらは『メーカーの規模』がXiaomiと比較して小さいので、『開発力』『チューニング』『アップデート』『サポート』の部分で心許ないのが正直なところ。

日本でもすっかりその名と品質が定着したXiaomi。たとえスペックが若干低くても、価格が近ければ『Xiaomi(Redmi)デバイスを買う』という人が増えているはず。

スピーカーは『Dolby Atmos』をサポートするステレオ仕様。スピーカーを2つ搭載していればステレオ再生は可能ですが、『どう鳴らすか』はメーカーの腕次第。『harman kardon』と協業してハイエンド端末用のスピーカーを開発していたXiaomi。この部分にも期待が持てます。

Fire HD 8は格安ながら、ハイレゾBluetoothコーデック『LDAC』に対応しているのがストロングポイントの一つ。Redmi Pad SE 8.7(4G)もLDACをサポート。Bluetoothのバージョンが『5.3(重複した通信を制御し、省エネ性能が向上)』と新しいのも特徴です。

防災の観点では、データ通信を必要としない『FMラジオ』に対応しているのもポイント。自然災害などにより通信キャリアで障害が発生しても、リアルタイムに情報を得ることが可能(有線イヤフォンのケーブルがアンテナの代わりをする)。

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廉価なタブレットは画面サイズに対して電池容量が少なめな場合がありますが、Redmi Pad SE 8.7(4G)は『6,650mAh』と必要十分。Micro SDカードで最大『2TB』の保存領域拡張も可能です。

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Redmi Pad SE 8.7 4Gは『NTTドコモ(19/28)』『SoftBank(8/28)』『au(18/28)』『楽天モバイル(28)』といった各通信キャリアのプラチナバンドに対応。5Gネットワークには非対応となりますが、タブレットとしては優秀な部類。

  • 4G LTE:B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/38/40/41/66
  • W-CDMA:B1/2/4/5/6/8/19

docomoの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(×)

docomo回線が使えるお勧め格安SIM

Softbankの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(×)

Softbank回線が使えるお勧め格安SIM

auの周波数帯対応状況

  • 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(×)

au回線が使えるお勧め格安SIM

楽天モバイルの周波数帯対応状況

  • 4G:Band3(◎)、Band28(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)

楽天回線が使えるお勧め格安SIM

SocがHelio 85』『ディスプレイ解像度がHD+』という時点で敬遠しそうになりますが、よくよく紐解くと悪くないかもしれない(むしろ良い)。少なくとも私が所有する『Fire HD 8』『UAUU T30』の不満はほぼ解決。

サブスマホ』の購入を検討している人は、電子書籍の読書や大画面ナビとしても使える『Redmi Pad SE 8.7 4G』を買った方が利便性が上がるかも。私はほぼ購入確定です(mineo(マイソク:スタンダード)で運用するつもり)。

Redmi Pad SE 8.7、Redmi Pad SE 8.7 4Gの主な仕様

モデル名 Redmi Pad SE 8.7 Redmi Pad SE 8.7 4G
Soc Helio G85 Helio G85
容量 4GB/64GB、4GB/128GB 4GB/64GB、4GB/128GB、6GB/128GB
電池 6,650mAh 6,650mAh
充電 最大18W 最大18W
重量 約373g 約375g
サイズ
  • 高さ:211.58mm
  • 幅:125.48mm
  • 厚さ:8.8mm
  • 高さ:211.58mm
  • 幅:125.48mm
  • 厚さ:8.8mm
画面
  • サイズ:8.7インチ
  • タイプ:液晶
  • 解像度:1,340 x 800ピクセル
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • ピーク輝度:600nit(屋外モード)
  • 色深度:10bit
  • コントラスト比:1,500:1
  • 読書モード:対応
  • サイズ:8.7インチ
  • タイプ:液晶
  • 解像度:1,340 x 800ピクセル
  • 最大リフレッシュレート:90Hz
  • ピーク輝度:600nit(屋外モード)
  • 色深度:10bit
  • コントラスト比:1,500:1
  • 読書モード:対応
カメラ リアカメラ

  • 解像度:800万画素

フロントカメラ

  • 解像度:500万画
リアカメラ

  • 解像度:800万画素

フロントカメラ

  • 解像度:500万画
コネクタ USB Type-C USB Type-C
Bluetooth 5.3 5.3
対応コーデック SBC/AAC/LDAC SBC/AAC/LDAC
Wi-Fi Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac) 2.4G WiFi / 5G WiFi Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac) 2.4G WiFi / 5G WiFi
オーディオ ステレオ(Dolby Atmosサポート) ステレオ(Dolby Atmosサポート)
位置情報 GPS/AGPS、Beidou、Glonass、Galelio
FMラジオ 対応 対応
センサー 加速度センサー | Eコンパス | ホールセンサー | IRブラスター | 近接センサー | 環境光センサー 加速度センサー | Eコンパス | ホールセンサー | IRブラスター | 近接センサー | 環境光センサー
カードスロット 非対応 SIM1+ SIM2+MicroSD
カラー グラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルー グラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルー

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