世界第一位の規模を持つ中国のスマートフォン市場。Counterpointの調査結果によると、6月18日に開催された大規模セールが好調となり、2021年6月度は1日から3週間の売上が前月比で15%、前年比で7%増加。
メーカー別のシェアを見ていくと、Vivo、OPPO、Xiaomiがほぼ横並びとなり60%以上のシェアを獲得。Apple、Huaweiと続いています。中国では絶対的なシェアを維持していたHuaweiが大きく急落。前年比で見ると23%もシェアを落としている事が分かります。
Huaweiの後釜として大きくシェアをのばしているのがVivo、OPPO、Xiaomiの3社。Vivoの勢いが止まりませんね。今後HuaweiはHarmony OSの導入でどこまでシェアを奪い返す事が出来るのでしょうか。
Appleは+1%とほぼ横ばい。realmeは様々な割引に加えてニューモデルとなるRealme Q3 Pro Carnivalの投入が功を奏し、前年比10倍の売上を達成したとのこと。シェア率も+4%と存在感を増しています。
Vivo、OPPO、Xiaomiはグローバル市場においても大きくシェアを拡大中。2021年度後半も勢いを持続させる事は出来るのか。今後訪れる新型コロナウィルスからの本格的な景気回復が、スマートフォンマーケットにはどういった影響を与えるのか、注目です。