トップスピードのパフォーマンスを追求する姿勢は前世代から変わらず
Xiaomi 15 Ultraは1回目と2回目の計測で『電池温度の推移』『電池の減り』が表示。Xiaomi 14 Ultraではどちらも非表示です(電池の減りや温度は別画面で確認。最近非表示の端末が増えている。Xiaomi 15 Ultraも4回目と5回目はなぜか非表示)。
Xiaomi 15 Ultraのトータルスコア(1回目)は『265万』オーバーと大幅なアップ。ただし電池温度は『40.1度』まで上昇しており、サーマルスロットリングが低めに調整された印象は受けません。
2回目も『248万』と高いスコアを維持しつつ、電池温度は一時『46.1度』まで上昇。車でいうところの『アクセルベタ踏み状態』が維持されたまま。あくまで『安定性』よりも『トップスピードをどこまで維持出来るか』を見せたいということなのか。
3回目の実測で限界値をオーバー。AnTuTu Bencnmark測定時のサーマルスロットリングは調整の余地あり
ハイエンドは車でいうところの『F1』なので、そういった思考が全く理解出来ないわけではありません。しかし3回めの実測においては、『デバイスが発熱しています』と表示され、強制停止。これは『コースアウト』を意味します。やはりサーマルスロットリングに調整は必要ですね。
強制停止後の電池温度は『48.8度』。AnTuTu Benchmark測定時に限定した挙動の可能性はありますが(高いスコアを出すため)、強制停止するほどの温度上昇はいただけない。
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『バッテリーセーバー』と『節電』設定の併用で強制停止は回避。高いパフォーマンスは維持
ひとまず『バッテリー』の設定をバランスから『バッテリーセーバー』に変更。続けて『ゲームターボ』に『AnTuTu Benchmark』『AnTuTu 3D Benchmark』をどちらも追加して、GPUの設定をデフォルトから『節電』に切り替えてみました。
電池温度が『36.9度』とまだ高めの状態からAnTuTu Benchmarkを再実測(4回目)。上記の設定に効果が無ければ、また『強制停止』となってしまう可能性も。

Xiaomi 15 Ultra(Snapdragon 8 Elite) のAnTuTu Benchmark(V10.4.7)スコア実測(4回目)
しかし省電力設定後は、止まることなく無事測定完了。さらにもう1回続けてみても『強制停止』とはなりませんでした(トータルスコアは250万程度を維持)。

Xiaomi 15 Ultra(Snapdragon 8 Elite) のAnTuTu Benchmark(V10.4.7)スコア実測(4回目)
Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 14 UltraでAnTuTu Benchmark実測結果まとめ
端末名/Soc | Xiaomi 15Ultra(Snapdragon 8 Elite) | Xiaomi 14 Ultra(Snapdragon 8 gen 3) |
1回目の計測 | ||
CPU(1回目) | 578,650 | 445,497 |
GPU(1回目) | 1143,460 | 866,697 |
MEM(1回目) | 486,463 | 410,264 |
UX(1回目) | 441,542 | 330,055 |
トータルスコア(1回目) | 2,650,115 | 2,052,513 |
電池温度(1回目終了時) | 40.1度 | 39.8度 |
電池の減り(1回目) | -10% | -10% |
2回目の計測 | ||
CPU(2回目) | 548,518 | 421,286 |
GPU(2回目) | 1,038,182 | 807,476 |
MEM(2回目) | 465,115 | 397,336 |
UX(2回目) | 433,663 | 324,231 |
トータルスコア(2回目) | 2,485.478 | 1950,329 |
電池温度(2回目終了時) | 45度 | 43.4度 |
電池の減り(2回目) | -9% | -8% |
3回目の計測 | ||
CPU(3回目) | NG | 415,967 |
GPU(3回目) | NG | 787,651 |
MEM(3回目) | NG | 402,811 |
UX(3回目) | NG | 319,802 |
トータルスコア(3回目) | NG | 1,926,231 |
電池温度(3回目終了時) | NG | 43.6度 |
電池の減り(3回目) | NG | -10% |
4回目の計測 | ||
CPU(4回目) | 554.930 | – |
GPU(4回目) | 1,109,395 | – |
MEM(4回目) | 473.162 | – |
UX(4回目) | 425,581 | – |
トータルスコア(4回目) | 2,563,068 | – |
電池温度(4回目終了時) | 44.2度 | – |
電池の減り(4回目) | -9% | – |
5回目の計測 | ||
CPU(5回目) | 541,078 | – |
GPU(5回目) | 1,058,015 | – |
MEM(5回目) | 489,401 | – |
UX(5回目) | 426,877 | – |
トータルスコア(5回目) | 2,515,371 | – |
電池温度(5回目終了時) | 46.1 | – |
電池の減り(5回目) | -9% | – |
電池の減りに関しては『Xiaomi 14 Ultra』と同程度(利用頻度が低いので最大電池容量は100%が維持されているはず)。それでいて『トータルスコア50万アップ』は明確なアップグレードと言えるでしょう(繰り返しになりますがサーマルスロットリングは調整が必要)。
AnTuTu Benchmark実測値(最大) | 端末名 |
200万〜 | OPPO Find X8、Xiaomi 14 Ultra、Xiaomi 15 Ultra |
150万〜200万 | Xiaomi 14T Pro、POCO X7 Pro |
100万〜150万 | Pixel 8、Pixel 8a、Xiaomi 13T Pro |
50万〜100万 | OPPO Reno11 A、moto g64 5G、Nothing Phone (2a)、AQUOS sense8、AQUOS sense9 |
〜50万 | OPPO A3 5G、Redmi 12 5G |