ストリーミング動画再生時の電池もちはXiaomi 14 Ultraから2倍近く改善されている可能性
ディスプレイがHD+の端末(AQUOS wish4など)は、再生解像度が低くなるのでその分消費電力を抑えられる傾向に(電池残量が減りづらい)。
『Xiaomi 14 Ultra』『Xiaomi 15 Ultra』に関しては、ディスプレイ解像度を『フルHD+』に設定(WQHD+と選べる)。その上でフルHD解像度の動画を約90分間再生しています。
Xiaomi 14 Ultraは『-8%』という結果。画面書き換え時の消費電力を抑えられる『LTPO』技術の採用を前提にすると、電池の減り方は『微妙』です。
これまで行った同検証結果に基づくと、Xiaomiのスマートフォンは動画再生時の電池の減りが、他メーカーと比較して若干『はやい』印象。Xiaomi 15 Ultraも『微妙』な結果になるかと思いきや、まさかの『-4%』。これは実質優勝クラスです。
電池容量が5,000mAhから『5,410mAh』に増量されていることを鑑みても、他端末と比較して秀でた電池もち。これはXiaomi 14 Ultraに感じていた『スマホとしての不満要素』を払拭してくれるかもしれない!
ディスプレイの明るさを高めて『4K動画』を約10分間撮影
動画視聴は屋内での利用を想定して、画面の明るさを照度計で50LUX程度に調整。他の使い方は『屋外』も視野に入れ、『80LUX』程度まで明るさを高めました(画面表示を明るくする程消費電力は上がる)。

まずは標準カメラアプリを利用した『動画撮影』から。『解像度』『フレームレート』を高めに設定すると、多くのデータ処理が発生して電池が減りやすくなります。
今回の検証では解像度を『4K』、フレームレートは『60fps』に設定しました(消費電力高め)。約10分間の撮影で減った電池の量は、Xiaomi 14 Ultraが『-6%』でXiaomi 15 Ultraは『-4%』。動画視聴に続いて『撮影』でも改善を確認。
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標準カメラアプリで『写真』を100枚撮影
続いて両端末で『写真を100枚』撮影。完全な連射ではなく、1~2秒程度感覚をあけながらシャッターボタンを押しています。通常は1~2秒で構図が決まらない場合が多いので、電池の減り方はあくまで参考値。Xiaomi 14 Ultra、Xiaomi 15 Ultraともに『-1%』でした。

負荷が重い代表的な3Dゲーム『原神』を『高負荷』に設定して約15分間プレイ
ここまでは総じて『順調』と言えるXiaomi 15 Ultra。AnTuTu Benchmark測定時に発生した『オーバーヒート』は微塵も感じられません。しかし未だ『不安要素』が残っています。負荷の重い代表的な3Dゲーム『原神』は、ハイエンドでも熱暴走して電池の減りが一気に進む場合あり。
あまり気が進まないものの、『不安要素』を検証しなければ先へ進めません。グラフィックは『最高』に設定。さらにフレームレートを30fpsから『60fps』へと切り替えます。現在のデバイス負荷は『スムーズ』を大きく超えて『非常に高い(真っ赤)』に。
さらに有機ELディスプレイでは消費電力が上がりやすい『昼間』に時刻をずらします。エリアはダダウパの谷あたりをウロウロ(戦闘シーンを意識的に増やす)。

高負荷がかかった状態で『約15分間』のプレイを終えても、両端末とも『過度な発熱』『カクつき』は感じませんでした(部屋の温度は18度程度。ファンの利用はなし)。
ただし『電池の減り』にはまたも差が出ました。Xiaomi 14 Ultraは『-6%』。仮に30分間プレイを続けたら、-12%程度は電池が減ると想定出来ます。

Xiaomi 15 Ultraは『-4%』。プレイ時間が長くなるほどこの『差』が広がっていくことに。『動画視聴』『動画撮影』と来て、ついには『負荷の重い3Dゲームプレイ』も少ない電池の減りでこなした同端末。『ディスプレイ』だけでなく、『GPU』に関しても電力効率の向上がより顕著なものに。
Googleマップで20分程度道案内
追加で『ナビ(Googleマップ』についても電池の減りを検証。80LUX程度に画面の明るさを調整していると、屋外でもマップをしっかり確認出来ます。
約20分画面を表示したままの状態で歩き回った結果、電池の減りはXiaomi 14 Ultraが『-3%』でXiaomi 15 Ultraは『-2%』。ちなみにXiaomi 15 Ultraは検証を終える直前に残量表示が減っているので、長時間の検証ではさらに差は開きそう。
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AI機能『画像拡張』で20枚の画像を生成
意外だったのは、『クラウド処理』がベースという認識の『画像拡張(ギャラリーアプリ内で利用可能な生成AI)』。

Xiaomi 15 Ultraは『20枚』の画像を拡張生成して、電池の減りは『-1%』。Xiaomi 14 Ultraは『-3%』とそれなりでした。オンデバイス処理もそれなりに行われているということなのか。


拡張前

拡張後

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拡張後