ハイエンドスペックがズラリの4万円台スマホ!POCO X7 Proは追加機能も豊富
Xiaomi(シャオミ)のサブブランドPOCO(ポコ)から、2025年2月12日に日本投入されたスマートフォン『POCO X7 Pro』。直販価格は4万円台〜とミドルクラスの設定。
ただしAnTuTu Benchmark(ver.10)のトータルスコアは同価格帯の日本モデルを大きく引き離す『150万』超え。実際に使用していてディスプレイもハイエンドと遜色ない印象(ガラスは高耐久なCorning® Gorilla® Glass 7i)。

AnTuTu Benchmark(v10.4.4)を3回連続で実測(左から1回目、2回目、3回目)。2回目以降電池温度が上がりすぎているので、実効スコアはもう少し低い値になりそう
カメラに関してはハイエンドスペックではありませんが、『ソフトウェア』の進化を顕著に感じられる仕上がり。私は『ポートレートモード』が特にお気に入りです。

『処理能力』『ディスプレイ』『カメラ』は、どちらかと言えばスマートフォンの要部分。基本スペックを上げているのだから、4万円台〜という価格を鑑みれば『追加機能』は省かれてある意味当然。

それなのに、『POCO X7 Pro』はハイエンド譲りとなる様々な機能まで搭載しています。今回はその中から、私が個人的に気に入っている『4つ』を紹介します。
タブレットでスマートフォンの画面を確認&操作出来る『ホーム画面+』に対応
対応するスマートフォンの画面を、タブレット側で表示&操作出来る『ホーム画面+』。私が複数所有する端末の中では、最初『Redmi Pad Pro』『Xiaomi 14T Pro』の組み合わせでしか動作しませんでした。

Redmi Pad Proのホーム画面
ハイエンドモデル特化機能なのかと思っていたら、『POCO X7 Pro』の場合はRedmi Pad Proだけでなく『Xiaomi Pad 6』でもホーム画面+を使うことが出来ました(恐らくXiaomi Pad 7シリーズでも使えるはず)。

ホーム画面+を利用すると、POCO X7 Proからタブレットへのデータ転送をドラッグ&ドロップで行えるように。通知内容を確認するといった一般的な作業以外も効率化が進みます。
低消費電力&高音質な『LC3』で音楽を聴ける(ただし非公式)
次世代のBluetoothオーディオ『LE Audio』に含まれるコーデック『LC3(Low Complexity Communications Codec)』は、低いデータレートで『高音質』『低消費電力』を実現。
POCO X7 Proは公式に『LC3』をサポートしていません。Xiaomi 14T Proは製品仕様にLC3が含まれるので、ホーム画面+と同様に『ハイエンドの特権』だと思っていました。

ところが『開発者オプション』の設定を変えてみると、POCO X7 Proでも『LC3』接続でストリーミング再生を行えるように(イヤフォンはRedmi Buds 5 Pro)。

加えてPOCO X7 Proはオーディオのカスタマイズ機能が優れているので、『メディアプレーヤー』としての使い勝手もすこぶる良好です。
