【レビュー】第一印象『イマイチ』なXiaomi 165W Power Bank 10000mAhを3週間程度使ってみた

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Xiaomiのモバイルバッテリー

10,000mAhにしては『大きい』『重い』モバイルバッテリー

実際に使ってみて『第一印象』は変わるのか

5,480円(税込)という価格設定ながら、合計最大出力『165W(入力90W)』の超急速充電に対応しているモバイルバッテリー『Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh』。

実機を見た第一印象は『大きい(小さめな折り畳み傘くらい。見た目自体は悪くない)』。手に持っても『重い(実測値で316.7g)』と感じたので、一般的なモバイルバッテリー(10,000mAh程度)としての評価はハッキリ言ってイマイチ。

私が同バッテリーを購入したのは2025年2月20日。記事執筆時点(2025年3月29日)では1ヶ月程度が経過。実際に使ってみて、最初の『イマイチ』な印象は変わったのか、それとも変わらなかったのか。

スマホ充電

Xiaomi端末でも『旧モデル』ではパフォーマンスが落ちる可能性あり

本格的に165W Power Bankを使い始めたのは、3月に入ってからでした。個人的な事情で1週間以上家にほぼ帰れない状況が続き、仕事は隙間時間に片手間で行っていました。

『移動中の調べ物』『ノートパソコンをテザリング接続(モバイルWi-Fiルーター代わり)』とスマートフォン(Xiaomi 13T)が1日を通してフル稼働。突如として165W Power Bank活躍の場が訪れました。

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Xiaomi 13Tは神ジューデン(最大120W)に非対応となりますが、最大『67W』の急速充電が可能。165W Power Bankには『50mAh/min以上』の出力を期待しましたが、私が確認した限りでは『35mAh』程度が上限(出力はディスプレイに表示される)。AC充電時ほどの速度は得られませんでした。

最新『神ジューデン』端末!Xiaomi 14T Proとの相性は抜群

サブ端末として持ち歩いていたXiaomi 14T Proも、屋外で写真撮影を繰り返していたら電池がそれなりに消耗。Xiaomi 13Tでは充電速度が『イマイチ』だった165W Power Bankを期待せずに接続してみると、今度はは『100mAh/min』を超えてきました。

Xiaomi 14T Proにはバッテリー項目に『充電オプション』が用意されており、有線充電モードを標準から『トップスピード』に変更すると充電速度が上がりやすくなります。

充電オプション
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後日Xiaomi端末で165W Power Bankの充電速度を実測した結果がこちら。

端末名最大充電速度(公式値)165W Power Bankを接続した際の最大充電速度(充電環境により異なる場合あり)
Redmi 12 5G18W約18mAh/min
Redmi Note 11 Pro 5G67W約33mAh/min
Xiaomi 11T Pro120W約48mAh/min
POCO F4 GT120W約84mAh/min
POCO X7 Pro90W約81mAh/min
Xiaomi 14T Pro120W約107mAh/min

電池残量を揃えていないので若干誤差が生じている可能性はありますが、『POCO X7 Pro』『Xiaomi 14T Pro』といった新しい端末の方が『充電速度』は上がりやすい傾向に(最大値に対して)。充電技術のアップデートと何か関係があるのかもしれません。

モバイルバッテリー自体の充電も比較的スムーズ

165W Power Bankは最大『90W』の入力に対応。公式ページには15分で最大『75%』充電が完了すると明記されています。

私の充電環境では、165W Power Bankの電池残量が『57%』の状態で『残り27分』の表示(Xiaomiの120W出力AC充電器使用)。完了するまでの時間に大きな乖離はありませんでした(若干はやい程度)。

充電時間

それなりに高出力なAC充電器を使用すれば、恐らく1時間程度でフル充電完了(他にもっと相性の良いAC充電器はあるのかもはしれない)。ストレスを感じないレベルです。

165W Power Bankと接続機器を同時に充電すると充電低速化&電池が減る

モバイルバッテリーによっては『モバイルバッテリー』『接続機器』を同時に充電可能。165W Power Bankの場合は接続機器への出力が遅くなります。

POCO X7 Proを例にすると計測時の最大値は約81mAh/minですが、『約12mAh/min』に低速化。

この状態で165W Power Bank側の電池残量が増えていれば未だ良し。ところが私の検証時は減っていました。つまり『出力が遅くなるだけ』でメリットはなし。

充電環境によりけりかもしれませんが、基本的には『充電しながら充電』は止めておいた方が良さそうです。

最新Xiaomiハイエンドの『ヘビーユーザー』は手放せなくなるはず

スマートフォンで写真や動画を撮る際はケーブルが邪魔になるので、『素早く充電出来ること』が大きなメリットに。『ゲームプレイ』なども同様。

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外出先でスマートフォンの電池が減りやすい『何か』を行う場合は、多少重くとも『165W Power Bank』を持ち歩いた方が、トータルで利便性を向上させられる可能性が高いです。

外出先においては、『イマイチ』という認識が『ヘビーユーザーにとって心強い味方』に変わった165W Power Bank。意外だったのは『』での使い勝手。

『リビング』『寝室』『キッチン』がどこでも神ジューデンスポットに

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは『外出先で端末の電池が無くなった時に利用する』という人が殆どのはず。家ではコンセントから『AC充電』というのが一般的です。

Xiaomiの『ミドル』『ハイエンド』帯のスマートフォンは、独自充電技術を採用した超急速充電に対応。一度『短時間でフル充電』に慣れてしまうと、『充電待ち』に耐えられなくなります。

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AC充電は基本的に『コンセントの近く』でしか行えませんが、モバイルバッテリーであれば『寝室』『リビング』『書斎』問わずに『どこでも神ジューデン』が可能。わざわざコンセントを差し替える必要もありません。

充電速度表示

外出先だけでなく、『家の中で神ジューデンの利用範囲を広げられた』というのが個人的にかなりハマりました。何なら『外出用』『家用』にもう一台欲しいくらいです。

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持ち運び用途としては、『大きさ』『重さ』が確かに気になります。しかし小さく作りすぎて『高出力を活かせない』『安全面に問題あり』では本末転倒(実際165W Power Bankは安定している)。

ガッチリ作られているからこそ、安心して『高出力』で充電出来る165W Power Bank。第一印象『イマイチ』でしたが、結果的に『追加購入』検討中です。

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Xiaomi

瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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