大手スマートフォンメーカーのXiaomiは、一部の端末において一定の条件下で『緊急機関(110番、118番、119番)への発信が出来くなる場合がある』との情報を2022年1月28日に開示。
同様の事象は一部のiPhoneやPixelでも発生しています(iPhoneはiOS 15.2で解消)。GoogleとXiaomiは、今後ファームウェアの更新により同問題を解消する予定。
問題の対象となる端末
※ファームウェアのバージョンがMIUI 12.5.7以降の場合は解消
- Redmi Note 9S
- Redmi Note 10 Pro
- Mi Note 10 Lite(アップデート配信済み)
- Mi Note 10(アップデート配信済み)
- Mi Note 10 Pro(アップデート配信済み)
- Mi 11 Lite 5G(アップデート配信済み)
- Xiaomi 11T
- Xiaomi 11T Pro
Xiaomi Redmi 9Tに関しては既にアップデートで同問題を解消しているので、他の端末に関しても長い時間は要さないと予想。しかし不測の事態で緊急機関に発信出来ないのは問題です。よって今回は『発生条件』と『回避方法』についてお伝えしたいと思います。
問題発生条件(全てを満たした場合にのみ発生)
- 2種類のSIM(音声通話機能つき)を利用(デュアルSIM)
- 通話のデフォルトを『毎回確認』に設定
- 緊急機関に発信する直前の『発信』または『着信』を『SIM2』で行っている
回避する方法
問題発生には上記3つを全て満たす必要があります。まず2種類のSIMを利用(デュアルSIM)していない人に関しては関係がない事象となるので回避する必要もありません。現状のままで問題なし。
デュアルSIMで利用している場合は、通話のデフォルトを一番右の『毎回確認』ではなく、『SIM1』か『SIM2』のどちらかを選択すればこの時点で問題発生は回避出来ます。
重要な問題ではありますが、簡単に回避出来ることやアップデートで解消出来る(すでに解消している端末もある)ことを考慮すれば、この件を理由に端末の購入を踏み止まる必要は無いかと!
ひとまず対象端末でデュアルSIM運用をしている人は、通話のデフォルト(設定→SIMカードとモバイルネットワーク)項目を一度ご確認ください。