ついに湿度が一気に低下する『10月』を迎えました。そしてあっと言う間に一年で最も乾燥する時期とされる12月~2月に突入します。のどや鼻、皮膚が乾燥すると風邪を引きやすくなるので、新型コロナウィルスがおさまらない現状において湿度の管理は絶対にすべき事の一つ。
適正な湿度を保つのに必要となるのが『加湿器』です。加湿器には大きく分けて『スチーム式』『気化式』『超音波式』『ハイブリッド式』といった4種類が存在します。
スチーム式はヒーターで水を加熱して除菌するので、衛生的である事が特徴。加湿効果も高いです。デメリットはヒーターを使うので消費電力が上がり、それが電気代に反映されてしまいます。カルキが残りやすいので定期的にクエン酸を使って手入れをする必要もあり。
気化式はフィルターに水を浸透させ、ファンで気化しながら蒸気を送ります。ヒーターを使わないのでスチーム式と比較して電気代は安くなりますが、水が除菌されないので頻繁に手入れをしないと加湿と共に菌をばらまく事に。パワーが弱いので加湿力が弱いのも難点。また、フィルターは消耗品なので、定期的に交換、もしくは本体の買い替えが必要。取り扱い数は減少傾向。
超音波式は超音波の振動で水をミスト状態にして噴霧。デスクトップタイプなど小型なものから幅広いサイズが用意されています。気化式と同じくヒーターを搭載しないので低消費電力駆動。電気代が安いのがメリットです。ただし除菌されないのは超音波式も同じ。定期的にカルキ汚れを落とす必要もあります。
ハイブリッド式は気化式にヒーターを組み合わせたもの。フィルターに浸透させた水をヒーターで温めた温風を使って気化させながら加湿を行います。水が除菌行される事や加湿の素早さがメリットですが、フィルタに加え電気代という二重のコスト増。コストパフォーマンスはあまり良くない印象。
それぞれにメリットとデメリットがあり、特に『除菌』と『電気代』はオフトレードな関係に。しかしこの部分を改良した加湿器が登場しました。それがDysonの『Hygienic Mist™』です。消費電力の高いヒーターではなくUV-Cライト(紫外線)を水に照射して除菌。
スチーム式は最大200W程度の電力を必要とする場合が多いのに対し、Hygienic Mist™は最大55W。低消費電力で清潔に加湿を行えるので、まさに皆が求めていた究極の加湿器と言えるでしょう。ただしお値段が53,680円(税込)。いくらランニングコストが安いと言えど、加湿器にここまでのお金をかけられる人は中々いないのでは。
Dyson Hygienic Mist™と同じUV-Cライトによる除菌機能を搭載した加湿器を新たにリリースしたのが、スマートフォンでお馴染みの『Xiaomi』です。
水タンク容量はHygienic Mist™の2.84リットルより多い4.5リットル。上部給水設計を採用しているので注水及び手入れが簡単です。
セラミックを使用した高周波ミスト生成システムにより300ml/hで広い範囲を加湿。加湿はレベルは4段階に調節可能で、スマートフォンアプリ『Mi Home』からリモートで設定を行えます。
消費電力はわずか25W。1日中24時間つけっぱなしにしていても電気代は『16円』程度(東京電力料金)です。電動バルブの静音性を高める研究開発により駆動中の騒音を38db未満に制御。寝室など音が気になる場所での利用にも最適。
Hygienic Mist™の半額程度で購入出来れば満足出来そうなこの加湿器が、Xiaomi価格だとたったの『6,800円(税込)』。値段を見て即購入してしまいました。デザインも良いですし、これは間違いなく売れるでしょうね!
Xiaomi Mi スマート加湿器の主な仕様
Mi スマート抗菌加湿器 | |
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定格電圧 | 220 V |
定格電力 | 25 W |
重量 | 約1.9kg |
加湿能力 | 300 ±50 mUh |
定格周波数 | 50 Hz |
水タンク容量 | 4.5L |
作動時ノイズレベル | 38 dB 以下 |
製品サイズ | 190 × 190 × 353 mm |
同梱品 | 本体、取扱説明書 |
製品番号 | SCK0A45 |