Xiaomi Buds 5 Proは『Wi-Fi版』が超気になる。ただし相棒は『最新ハイエンドスマホ』に限定されそう

Xiaomi Buds 5 Pro

Xiaomiより

XPANテクノロジーを採用することでワイヤレスイヤフォンの弱点を克服

ボイスレコーダーにWi-Fiモデルあり。『普通』ではない極上イヤフォン登場!

2025年3月13日(木)、シャオミが日本市場に向けてハイエンドワイヤレスイヤフォン『Xiaomi Buds 5 Pro』をリリースしました。直販価格は24,980円(税込)〜。

同イヤフォンは『aptX Lossless』『LE Audio(LC3)』をサポートしつつ、『55dB/5kHzのアクティブノイズキャンセリング』『デュアルアンプ同軸トリプルドライバー』『超広帯域(15〜50kHz)』を採用。最上位モデルらしい構成です。

デュアルアンプ同軸トリプルドライバー

Xiaomiより

センサーを内蔵することで、頭部の位置を特定して動きを追跡する『ヘッドトラッキング』にも対応。耳道と頭の大きさに基づいて調整を行う、インテリジェント機能も備えます。

Xiaomi Buds 5 Proは『普通』のハイエンドイヤフォンではありません。イヤフォンは『音を聴くモノ』という認識ですが、なんと『ボイスレコーダー』機能を搭載。最大『4時間(両方の耳を合わせて)』の録音が可能です。

xiaomi buds 5 pro

Xiaomiより

『普通』では無い機能がもう一つ。通常のワイヤレスイヤフォンは『Bluetooth』で接続を行います。しかしXiaomi Buds 5 Proに関しては『Wi-Fi版(27,980円)』を用意。

BluetoothとWi-Fiは『最大データ転送速度』が大きく異なります。Bluetoothの最大通信速度は『24Mbps』。Wi-Fiは旧規格のIEEE802.11gですら最大『54Mbps』。

もっとも、上記は通信技術全体の最大値。例えば対応規格が『Bluetooth 5.4』であれば、最大速度は『2Mbps』にとどまります。

また、電波干渉を起こしやすい『2.4GHz』の周波数帯を使用(今後拡張の予定あり)するので、データ容量の大きなハイレゾ音源などを聴いている時に『途切れやすい(環境による)』といった難点も。

イヤフォンを聴く人

Xiaomiより

Bluetoothは速度よりも『低消費電力』に重点を置いているのが特徴。Wi-Fiは速度に消費電力が比例。イヤフォンの様な小型デバイスでは一定の制御が必要に。

QualcommのXPANテクノロジー(Snapdragon Soundの一部)は、『Bluetooth』『Wi-Fi』の長所を組み合わせて『通信範囲の拡大』『データレートの向上』を実現。Wi-Fiは電波干渉を避けるために、『2.4GHz』だけでなく『5GHz』『6GHz』もサポートします。

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