フリマで『約2万円』のCMF Phone 1をクイックレビュー!ワイモバイル、LINEMO向けなスマホ

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CMF Phone 1とイヤフォン

この記事に書いてある内容

スペックの割に驚くほど安く買える!『SoftBank回線にピッタリ』なNothingのスマートフォンCMF Phone 1

  1. CMF Phone 1のAnTuTu Benchmarkスコアは人気日本ミドルクラスを超える60万台後半
  2. 明るく滑らかな有機ELディスプレイ採用
  3. Ultra XDRや4K(30fps)の動画撮影に対応する背面メインカメラ
  4. CMF Phone 1のメインカメラで撮影(12作例)
  5. 格安SIMのIIJmioでは128GBモデルを発売。フリマアプリでは取引価格が約2万円に暴落!想定される理由とは
  6. 『つながりやすさ』重視でCMF Phone 1を運用するなら『LINEMO』『ワイモバイル』がお勧め!実際に試した
  7. Nothing Phone (2a)、CMF Phone 1の主なスペック
  8. 関連リンク

スペックの割に驚くほど安く買える!『SoftBank回線にピッタリ』なNothingのスマートフォンCMF Phone 1

イギリスに拠点を置くテクノロジーメーカーNothing(ナッシング)は、2024年10月1日にサブブランドのCMFから初のスマートフォン『CMF Phone 1』を発売。8GB/256GBモデルの直販価格は『44,800円(税込)』。

同端末は奇抜な『デザイン』に目を奪われがちですが、実は『スペック』もかなりしっかりしています。

CMF Phone 1のAnTuTu Benchmarkスコアは人気日本ミドルクラスを超える60万台後半

CPUやGPUが集積されたSocには、MediaTek社の『Dimensity 7300 5G(4nm)』を採用。スマートフォンの性能を数値で知るのに有効なAnTuTu Benchmarkのトータルスコア(実測値)は『671,587』。

ベンチマーク結果

CMF Phone 1(Dimensity 7300 5G) のAnTuTu Benchmark(V10.4.8)スコア実測結果

ベンチマークに関する記事はコチラから

このスコアは『AQUOS sense9』『OPPO Reno11 A』といった日本の人気ミドルクラスを上回ります。実際の操作感もエントリークラスを凌ぐスムーズさ。

CMF Phone 1

指紋が目立たずファブリック感が強い背面デザイン(着脱可能)。右下のダイヤルは取り外してカスタマイズに対応

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明るく滑らかな有機ELディスプレイ採用

Socに加えて『ディスプレイ』『カメラ』の性能も中々のもの。6.67インチの大画面は、コストの安い液晶ではなく発色の美しい『有機EL』。『2,000nit』のピーク輝度、最大『120Hz』のリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)、『HDR10+』をサポートしています。

CMF Phone 1のディスプレイ1CMF Phone 1のディスプレイ2CMF Phone 1のディスプレイ3

Ultra XDRや4K(30fps)の動画撮影に対応する背面メインカメラ

Device Info HWの情報を参考にすると、背面メインカメラはNothing Phone(2a)とやや異なる構成。CMF Phone 1はイメージセンサーのサイズが一回り小さいです。

Deviceインフォ

左から『CMF Phone 1』『Nothing Phone 2a』のカメラ情報

ただし動画は『4K(30fps)』の高解像度撮影をサポート。加えて上位モデル譲りとなる『Ultra XDR』にも対応しています。実際にCMF Phone 1で撮影した写真がこちら(悪天候だったので若干暗めな仕上がり。選択するとAmazon Photoの低圧縮画像表示)。

CMF Phone 1のメインカメラで撮影(12作例)

バラ

ハゴロモジャスミン

グラプトペタルム

パンジー

ヒメウツギ

ペラペラヨメナ

ヒメジョオン

オダマキ

コバンソウ

つるアイスバーグ

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CMF Phone 1のカメラアプリは『自然モード(Tlue Lensエンジンによる自然な色合い)』と『鮮明モード(色合いをより豊かにし、明るさを高め、画像の色彩を一層際立たせる)』を搭載。花を撮影する場合は『自然モード』の方が適していると感じました。

iPhone撮影1

自然モード

iPhone撮影2

鮮明モード

格安SIMのIIJmioでは128GBモデルを発売。フリマアプリでは取引価格が約2万円に暴落!想定される理由とは

8GB/256GBモデルが『44,800円(税込)』ならまぁ妥当かなという評価のCMF Phone 1。格安SIMのIIJmioでは8GB/128GBモデル(CMF Budsセット)を『39,800円(税込)』で販売(端末のみ購入可能)。

CMF Phone 1は『Micro SDカード』に対応しているので、保存領域の拡張が容易。よって予算重視で128GBモデルを購入するのもアリと言えます。

恐らくIIJmioで購入したであろうCMF Phone 1(8GB/128GBモデル)が、メルカリやPayPayフリマといったフリマアプリで投げ売り状態に。2025年5月2日時点で実売価格は2万円程度。

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CMF Phone 1のスペックを鑑みれば、『2万円』は到底あり得ない安さ。なぜこんなに安いのか?実はこの端末、日本モデルらしからぬ『デメリット』を抱えています。

それが『対応バンド』。おおよその日本モデルは、電波が届きやすい『プラチナバンド』に対応しています(全キャリア)。各通信キャリアが対応する主要バンドは下記の通り。

通信キャリア主要4G LTE(主要プラチナバンドは太文字)5G(sub6)
楽天モバイルB3、B18(パートナー回線)、B28n77
SoftBankB1、B3、B8,B11、B28、B41、B42n77
auB1、B3、B11、B18B26、B28、B42n77、n78
NTTドコモB1、B3、B19,B21、B28、B42n77、n78、n79

CMF Phone 1が対応するバンド(周波数帯)がこちら。

5G NRn1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n66, n77, n78
4G LTE1, 3, 4, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40, 41, 66
UMTS (WCDMA)1, 4, 5, 8
2G GSM850/900/1800/1900

au、NTTドコモは主要プラチナバンドに非対応。楽天モバイルは『B18(パートナー回線)』に非対応ですが、今後自社のプラチナバンドエリア拡大により改善を見込めます。

『つながりやすさ』重視でCMF Phone 1を運用するなら『LINEMO』『ワイモバイル』がお勧め!実際に試した

SoftBankは主要プラチナバンド『B8』に加えて『B28』もサポート。つながりやすさで言えば、CMF Phone 1を運用するのに『もっとも適している』と言えるでしょう。

我が家の電波が届きづらいスポットにおいて『ワイモバイル』『LINEMO』の状況を確認してみましたが、どちらも問題なし。『通話』もクリアな品質を維持していました。

速度1

2025年5月2日午後3時26分にfast.comでLINEMOの通信速度を実測

電波状況1

2025年5月2日午後3時26分にネットワーク信号情報アプリでLINEMOの電波状況を確認

速度2

2025年5月2日午後3時41分にfast.comでワイモバイルの通信速度を実測

電波状況2

2025年5月2日午後3時41分にネットワーク信号情報アプリでワイモバイルの電波状況を確認

※通信速度は通信を行う場所、時間、人口密度などにより異なる場合があります。

キャンペーンを活用すると、SIMの契約時にYahoo!フリマで利用可能な『PayPayポイント』を貰える『ワイモバイル』『LINEMO』。SoftBank回線で運用するなら『CMF Phone 1』がイチオシ!エントリークラスよりも安い『約2万円』ですからね(2025年5月2日時点)。

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Nothing Phone (2a)、CMF Phone 1の主なスペック

Nothing Phone (2a)CMF Phone 1
SocMediaTek Dimensity 7200 Pro(4nm TSMC第2世代)MediaTekMediaTek Dimensity 7300(4nm)
容量8GB/128GB、
12GB/256GB
8GB/128GB、8GB/256GB
電池5,000mAh(有線充電:45W)5,000mAh(有線充電:33W、5Wリバース充電)
サイズ161.74 mm x 76.32 mm x 8.55 mm164 mm x 77mm x 8 mm / 9 mm (標準 / ヴィーガンレザー)
重量約190g約197 g / 約202 g (標準 / ヴィーガンレザー)
画面
  • サイズ:6.7インチ
  • 種類: 有機EL
  • 解像度:1084×2412ピクセル
  • 最低リフレッシュレート:30Hz
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:240Hz
  • 最大(屋外)輝度:1,100ニト
  • ピーク輝度:1,300ニト
  • コントラスト比:5,000,000:1
  • 10bit表示:対応
  • DCI-P3:100%
  • サイズ:6.67インチ
  • 種類: 有機EL
  • 解像度:1080×2400ピクセル
  • 最大リフレッシュレート:120Hz
  • 最大タッチサンプリングレート:240Hz
  • 通常輝度:700ニト
  • ピーク輝度:1,200ニト
  • コントラスト比:1,000,000:1
ベゼル幅2.1 mm
カメラリアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:非公開
    イメージセンサーサイズ:1/1.56インチ
    画素サイズ:非公開
    F値:1.88
    手ブレ補正:光学式、電子式
  • 超広角カメラ
    解像度:5,000万画素
    イメージセンサー:非公開
    イメージセンサーサイズ:1/2.76インチF値:2.2
    画素サイズ:非公開
    画角:114度
    Ultra XDR:対応

フロントカメラ

  • メインカメラ
    解像度:3,200万画素
    イメージセンサー:非公開
    イメージセンサーサイズ:1/2.74
    F値:2.2
リアカメラ

  • メインカメラ
    解像度:5,000万画素
    F値:1.8

フロントカメラ

  • メインカメラ
    解像度:1,600万画素
動画撮影

4K 30fps (リアカメラ)

1080p 60fps

1080p 120fps (スローモーション)

アクションモード

30fpsの4K録画、30または60fpsの1080p録画、30fpsの1080pライブHDR、120fpsのスローモーション、30fps、1080p録画のナイトモード、アクションモードE、IS画像安定化機能、4Kタイムラプス
ISPImagiq 765 (14-bit)Imagiq 950(12-bit)
イヤフォンジャック非対応非対応
位置情報GPS (L1), GLONASS (G1), BDS (B1I), GALILEO (E1), QZSS (L1)GPS (L1)、GLONASS (G1)、BDS (B1I)、GALILEO (E1)、QZSS (L1)
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac または ax (Wi-Fi 6)、2.4 GHz / 5 GHz デュアルバンド、 2×2 MIMO、MU-MIMO802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6)、2.4 GHz / 5 GHz デュアルバンド、MU-MIMO
BluetoothBluetooth 5.3, A2DP, BLEBluetooth 5.3、A2DP、BLE
SIMnanoSIM×2 (5G+5G)nanoSIM×2 (5G+5G)
防塵防水IP54IP52
指紋認証画面内画面内
Micro SDカード非対応対応
スピーカーデュアルステレオモノラル
おサイフケータイ(FeliCa)対応非対応

関連リンク

Nothing

CMF Phone 1
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 処理能力が高い(AnTuTu60万台後半)
  • 明るく滑らかな有機ELディスプレイ
  • Ultra XDRや4K動画撮影に対応するメインカメラ
  • 5,000mAhの大容量電池
  • フリマアプリを利用すると2万円程度で購入可能
  • カスタマイズ可能な自由度の高いデザイン
  • 背面の指紋が目立ちづらい
  • Micro SDカードに対応
デメリット
  • ドコモやauのプラチナバンドに対応していない
  • おサイフケータイ(FeliCa)に非対応
  • モノラルスピーカー
  • 防水性能が弱い
  • eSIMが使えない
瀬名 勇斗
運営者
サラリーマン時代は『製品開発(モバイルガジェット関連)』『広告(パッケージ及び説明書など)デザイン』『ディレクション』『マーケティング』『コピーライティング』などに従事。一つの製品に深く関わる事が好きで、開発から行っているメーカーに勤務していました。

ガジェット好きが高じて、一時は日本で発売されていないスマートフォンを海外から輸入。『Xiaomi』『OPPO』に関しては、日本参入前からフリークに。

元々写真を撮るのが趣味で、スマートフォンで撮影した作例を記事内に多数掲載。端末の性能を知りつつ、楽しんでいただければ幸いです。
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