ASUSの最新ハイエンドモデル『Zenfone 8』。6.67インチと大型だった前モデルからスリム化し、一回り小さい5.9インチのディスプレイを採用した同モデル。片手にすっぽりと収まるので、正直別のシリーズに生まれ変わったかのようです。
Androidスマートフォンは大型化が進んでいるので、5インチ台はある意味貴重。ましてやZenfone 8はハイエンド。高性能で小型なAndroidスマートフォンと言えばコレ一択になるかもしれません。
小さい筐体ながらSocにはSnapdragon 888を搭載。Androidトップクラスとなる高い処理能力を持ちます。しかしこのSnapdragon 888。パフォーマンスが高すぎて、GPU性能をフルに使うグラフィック処理が重めなゲームをした時に発熱しやすいのがネック。これはZenfone 8だけでなく他のメーカーも同じです。
ゲームプレイを目的にスマートフォンを購入するのであれば、正直Zenfone 8はお勧めしません。スペック的にはグラフィック負荷の高いゲームも勿論遊べますが、小型サイズのスマートフォンは物理的に放熱性が弱く、長時間ゲームをするのに不向きだからです。ゲームプレイ目的であれば、安定性に優れたSnapdragon 870を搭載するmoto g100がお勧めですね。サイズアップを許容出来ればの話しですが。
スマートフォンはCPUやGPUのクロック周波数が高くなる程素早い処理を可能としますが、その分消費電力が上がり、発熱もしやすくなります。『ダウンクロック』というやり方をすれば最大クロック周波数を下げられますが、それを行うには通常『ROOT化』という作業が必要です。
ROOT化は失敗すると俗にいう『文鎮』の状態に。また、たとえROOT化がうまくいったとしても、そこから出荷時の状態に戻すのがまた難しく、ROOT化されたままでは保証も対象外に。かなりのリスクが伴うという事です。
Zenfone 8はROOT化をしなくても、『設定』→『電池』→『システムモード』から『アドバンスド』を選択すると『温度制限』『CPUパフォーマンス』『GPUパフォーマンス』『RAMパフォーマンス』を『通常』『中』『高』の3段階で調整可能。
通常利用の場合は細かく設定をする必要はありませんが、自分の使い方に合わせてパフォーマンスをコントロール出来るというのはかなり嬉しい仕様。さすが老舗メーカーASUSといったところです。
筐体サイズが小さいからこそ、ちょっとした設定の変更で使いやすさが変わるZenfone 8。他にも様々な設定項目があるので、自分流にカスタマイズして小型ハイエンドを使いこなしましょう!
ASUS Zenfone 8を購入すべきポイント
- SocにSnapdragon 888 5Gを搭載。圧倒的な処理能力により負荷の重い3Dゲームから編集作業までラクラクこなす。
- 重量を約230gから約169gに軽量化。片手持ちも容易なスリム設計。片手持ちに最適化した片手モード搭載。
- 1秒間に画面を切り替え可能な回数を示すリフレッシュレートは最大90Hzから120Hzに。流れる様な滑らか表示が可能に。
- ディスプレイのガラス素材には2mからの耐落下性能2m(通常は80cm程度)、前世代から耐擦傷性を最大2倍に高めたCorning® Gorilla® Glass Victus™を採用。
- ピーク輝度が700nit(HBM)から1,100nit(HBM)に向上。屋外など明るい場所でも画面に表示された情報が見やすい。
- ダークモード設定時に低消費電力効果を得られる有機ELパネルを採用。応答速度が液晶と比較して速いので動画鑑賞やゲームプレイにも最適。HDR 10+コンテンツの再生にも対応。
- 画面内指紋認証搭載。マスク着用時にもスタイリッシュに素早くロックを解除。
- ストレージにUFS3.1、メモリにLPDDR5といった高速規格を採用。アプリの起動やデータの読み書きがより速く。
- メインカメラのイメージセンサーにSONY IMX 686を使用。世界一有名な画像評価サイトDxOMarkにおいて写真スコア126の高評価を受ける。
- 4軸光学式手ブレ補正を搭載。光の少ない場所や動画の撮影時に大きな効力を発揮。
- Dirac HD Sound(音響補正技術)を採用したデュアルスピーカーがゲームプレイや動画鑑賞をとことん盛り上げる。
- CirrusLogic社のスマートアンプ『 CS35L45』を内蔵。広いダイナミックレンジ、深い低音、優れたバランス、低ノイズによる大音量を実現。オーディオプレーヤーとしての性能も秀逸。
- 最高水準となるIP68の防塵防水規格に準拠。お風呂スマホユーザーにもお勧め。
- FeliCaチップを搭載する事でおサイフケータイに対応。券売機に並ばずにSuicaやPASMOの定期券を発行する事も。
- docomo、Softbank、au、楽天モバイルにフル対応。SIMカードを2枚同時に使用するDual SIM運用(nano SIM×2)も可能。
- 高速通信ネットワーク5Gをサポート。回線が普及してからも機種変なくそのまま使える。
ASUS Zenfone 8の主な仕様
Zenfone 8 | |
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Soc | Qualcomm Snapdragon 888 5G(5nm)
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容量 | 8GB/128GB、8GB/256GB、16GB/256GB
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電池 | 4,000mAh(最大30W(25分で60%充電完了) |
重量 | 169g |
画面 |
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カメラ |
リアカメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP68 |
オーディオ | デュアルスピーカー(Dirac)、スマートアンプ搭載 |
SIM | nano SIM×2スロット |
おサイフケータイ | 対応 |
OS | ZenUI 8(Android 11) |
Zenfone 8の対応周波数帯に関する情報
- 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
- FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
- TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42
キャリアアグリゲーション :6CA(DL)/2CA(UL) 対応 - W-CDMA:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19
- GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz)
docomoの周波数帯対応状況(グローバルモデル)
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band18(◎)、Band41(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)