大手グローバルテクノロジーメーカーXiaomi(シャオミ)は、2023年10月19日(木)にエントリークラスのスマートフォン『Redmi 12 5G』を日本市場において発売開始。
直販価格は4GB/128GBモデルが『29,800円(税込)』。物価高が止まらない2023年後半においてはトップクラスの安さ。『安い=性能が低い』と考える人は多いと思いますが、Redmi 12 5Gに関して言えば要所をしっかり抑えているイメージ。
スマートフォンの処理能力を決めるのは『Soc』です。エントリークラスのスマートフォンは『ゲームプレイ』に不向き。『WEBブラウジング』『SNS』など、一般的な使い方をするのに重視すべきはGPUではなく『CPU』の性能です。
Redmi 12 5Gが搭載している『Snapdragon 4 Gen 2』は、2023年6月にリリースされたばかりのニューモデル。エントリークラス向けのSocにおいて、はじめて『4nm』という微細なプロセスサイズを採用しています。
実機を使ってベンチマークテストを行ったところ、AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは41万超え。GPUの数値はやや低めでしたが、CPU性能を測定したGeekbench 6の結果は『シングルコア』『マルチコア』のどちらも上位モデル『Redmi Note 11 Pro 5G』を上回りました。
もうひとつ特筆すべきが『ディスプレイ』。Redmi 12 5Gの画面サイズは『6.8インチ』。大画面採用が目立つAndroidスマートフォンの中でも最大クラス。そしてこのディスプレイ、ただ『デカい』だけでは無いのです。
一般的な廉価モデルは、1秒間に画面を書き換え可能な回数を示す最大リフレッシュレートが『60Hz』。Redmi 12 5Gは『90Hz(公表値)』なので、それらより30コマ分滑らかに表示することが可能。
さらに、タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)も最大『240Hz(公表値)』と実用レベル(アプリで測定してみたところ、『250Hz』と表示)。タッチサンプリングレートが『180Hz』を超えていれば個人的には不満なし。
カメラはエントリー~ミドルクラスにありがちな性能ですが(広角カメラと深度センサーのシンプル構成)、相性の良い『GCam(無料カメラアプリ)』を見つけて導入したら画質が向上。裏技を使えば、写真を撮るのが好きな人でもソコソコ満足出来るかと。
FeliCa ICチップを搭載しているのも大きなメリット。『おサイフケータイ』『Googleウォレット』といった決済サービスを、前端末からそのまま引き継げます。
ちなみにスピーカーは『モノラル』です(受話部分からも弱めの音は聞こえる)。『ステレオが良い』という人にとってこの部分はデメリット。ただしイヤフォンジャックを備えるので、音質に拘るならイヤフォン・ヘッドフォンを有線接続すべし。
手軽なのはやはり『Bluetooth』。YouTubeで動画を観るなど、音質に拘らないならお勧めは『Redmi Buds 4 Active』。お値段たったの『1,990円(税込)』。
Redmi Buds 4 Activeは『Google Fast Pair』という機能に対応しており、スマートフォンの近くでバッテリーケースを開くと自動的にペアリング画面がポップアップ表示。小難しい設定は不要です。
Google Playストアから『Xiaomi Earbuds』アプリをインストールすると、『低遅延』モードを選択することも可能。他にも『通話時のノイズキャンセリング』『IPX4生活防水』対応と千円台らしからぬ実用ぶり。
『2万円台のスマートフォン』『千円台のBluetoothイヤフォン』というラフな組み合わせは、物価高をストレス無く乗り切るのに最適。無駄な出費を抑えつつ、モバイルエンタメライフはしっかりと満喫しましょう!
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Xiaomi Redmi 12 5Gを購入すべきポイント
- AnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコア41万を超える処理能力を持つSnapdragon 4 Gen 2搭載(微細な4nmプロセス)
- FeliCa ICチップ搭載でおサイフケータイやGoogleウォレットといった決済サービスに対応(外出時の荷物が減る)
- SGSブルーライト低減認証取得。フルHD+解像度の6.8インチ超大画面(スマホを超えたファブレット級)採用
- 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)90Hzの滑らか表示(一般的な廉価端末のリフレッシュレートは60Hz)
- 最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)240Hzのスムーズな操作性(タッチサンプリングレート200Hzを超える端末は体感レベルで操作し易い)
- 電力効率に優れるSocと5,000mAhの大容量電池により最大27時間(公表値)の動画視聴を実現
- 最大18Wの実用的な速度で素早く充電
- 128GBの大容量ストレージ(eMMCより読み書き速度に優れるUFS2.2規格)採用
- Micro SDカード対応(最大1TB)で保存領域の拡張が容易。ストリーミング動画をダウンロードして外出先で視聴出来る
- 廉価モデルに採用が目立つ樹脂(プラスチック)素材ではなくガラス素材を背面に使用
- 画面にガラスフィルムを貼っても認証精度が落ちない、マスク着用時もスムーズにロックを解除する側面指紋認証
- AI技術を使用した顔認証システム採用
- 約5,000万画素の広角カメラに約200万画素の深度センサーを組み合わせた背面カメラ
- 有線イヤフォン・ヘッドフォンを使用出来るイヤフォンジャック搭載
- スマートフォンケース付属
- SoftBank、ドコモ、au、楽天モバイルといった複数通信キャリアの帯域をサポート
- 5Gモバイルネットワーク(Sub6)対応
- 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート
Xiaomi Redmi 12 5GとRedmi 12Cの仕様比較
モデル名 | Redmi 12 5G | Redmi 12C |
Soc | Snapdragon 4 Gen 2(4nm) | Helio G85(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 3GB、4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 64GB、128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大18W | 最大10W |
重量 | 約200g | 約192g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定センサー(背面)
フロントカメラ
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メインカメラ(背面)
ポートレート用補助レンズ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP53 | IP52 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+nano SIM |
認証 | 側面指紋認証+AI顔認証 | 背面指紋認証+AI顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
Xiaomi Redmi 12 5G(オープンマーケット版)にお勧めな格安SIM
Redmi 12 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/8/6/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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