Xiaomi(シャオミ)は2023年10月19日(木)、直販価格『29,800円(税込)』の格安スマートフォン『Redmi 12 5G』の発売を開始。2万円台という物価高に抗う低価格ながら、Socには一般的な使い方であれば十分なパフォーマンスを得られる『Snapdragon 4 Gen 2』を搭載。
先日行った電池もちの検証では、YouTube動画を1時間再生して電池の減りわずか『5%』。6.8インチの大画面で、大好きなコンテンツをのんびり堪能出来ます。
エントリークラスのスマートフォンで重視すべき性能の一つとなる『画面』。Redmi 12 5Gの最大リフレッシュレート(画面を1秒間に書き換え可能な回数)は『90Hz』。一般的なスマートフォン(60Hz)と比較して、30コマ分滑らかに表示することが可能です。
タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)は操作性に大きく影響。100Hz~120Hzの端末は、使っていて『モタつき』を感じるのでお勧めしません。
個人的に『実用的だな』と感じるタッチサンプリングレートは180Hz~。Redmi 12 5Gの公表値は『240Hz』。実測値も250Hz程度と優秀な部類でした。
『低価格』『実用的な処理能力』『電池もちの良さ』『十分な画面スペック』『128GBの大容量ストレージ』といったメリットてんこ盛りのエントリーモデルに、これ以上何かを求めるのは正直酷。ただしあと『1つだけ』追加出来るなら、やはり『カメラ画質』でしょうか。
Redmi 12 5Gのリアカメラは、『5,000万画素のメイン(広角)カメラ』『200万画素の深度センサー』といったシンプル構成。『超広角』『マクロ』といった要素を省いてコストダウンを図っています。
このメインカメラを『どう活かすか』がポイントです。しかし残念ながら、Xiaomiの標準カメラアプリで撮影しても『驚くほどの高画質』を得る事は出来ません(Xiaomi 12T Proなど上位モデルは別格)。お値段的には『それなり』に綺麗に撮れたらむしろ十分ですが。
Redmi 12 5Gのカメラ画質を、無料で『アップグレード』する裏技があります。それは何度か他モデルでも紹介してきた『GCam』の導入。
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GCamはGoogle Playストア外からダウンロードする、一般的には『野良アプリ』と呼ばれる類のものです。インストールする場合は、あくまで『自己責任』でお願いします。
Xiaomiのスマートフォンはアプリをインストールする時に『セキュリティ』機能が働き、問題がある場合は事前に通知。私が今回Redmi 12 5GにインストールしたGCamでは、特に問題が検出されませんでした。
apkデータは様々なサイトで配布されています。『9.0.115.561695573.37』と検索すると、ダウンロード可能なサイトの一覧が表示。いずれかのサイト内から、『9.0.115.561695573.37』というバージョンのGCamをダウンロードしてください。
GCamは相性があり、端末やバージョンによってはおかしな色で出力される場合も。『9.0.115.561695573.37』に関しては、今のところ正常な色で撮影出来ています(ポートレートモードはいつも通り機能しない)。
インストールを終えたら、ひとまず下画像の様な設定で撮影してみてください。HDR+拡張は一番右の『+』を選択。
この『HDR+拡張』が肝となります。+に設定すると、全ての撮影が強制的に『HDR』で撮影されます。HDRは『ハイダイナミックレンジ』の略称。異なる露出で連射した画像を、ダイナミックレンジの広い1枚の画像に組み合わせる技術。よって『出来るだけ手ブレさせずに撮る』のが重要なポイントに。
では、『標準カメラアプリ』『GCam』でどの程度画質が変わるのか。まずはその比較からご覧ください。
『空(雲)』『陰影』『色の深さ』に注目してください。標準カメラアプリとGCamでは、描写が異なることにお気づきいただけると思います。
表現力は間違いなく上がりますが、先述している通りHDRは複数の画像を撮影する必要あり。風が強い時はベストショットを狙いづらいです(撮影日はそこそこ風が吹いていたので苦労しました)。
ここから先は、『Redmi 12 5G+GCam』の作例になります。アプリを入れるだけで、『2万円台のスマートフォンらしからぬ』画質を得られるように。改めてGCam恐るべし。
Xiaomi Redmi 12 5Gを購入すべきポイント
- AnTuTu Benchmark(Ver.10)トータルスコア41万を超える処理能力を持つSnapdragon 4 Gen 2搭載(微細な4nmプロセス)
- FeliCa ICチップ搭載でおサイフケータイやGoogleウォレットといった決済サービスに対応(外出時の荷物が減る)
- SGSブルーライト低減認証取得。フルHD+解像度の6.8インチ超大画面(スマホを超えたファブレット級)採用
- 最大リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換え可能な回数)90Hzの滑らか表示(一般的な廉価端末のリフレッシュレートは60Hz)
- 最大タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)240Hzのスムーズな操作性(タッチサンプリングレート200Hzを超える端末は体感レベルで操作し易い)
- 電力効率に優れるSocと5,000mAhの大容量電池により最大27時間(公表値)の動画視聴を実現
- 最大18Wの実用的な速度で素早く充電
- 128GBの大容量ストレージ(eMMCより読み書き速度に優れるUFS2.2規格)採用
- Micro SDカード対応(最大1TB)で保存領域の拡張が容易。ストリーミング動画をダウンロードして外出先で視聴出来る
- 廉価モデルに採用が目立つ樹脂(プラスチック)素材ではなくガラス素材を背面に使用
- 画面にガラスフィルムを貼っても認証精度が落ちない、マスク着用時もスムーズにロックを解除する側面指紋認証
- AI技術を使用した顔認証システム採用
- 約5,000万画素の広角カメラに約200万画素の深度センサーを組み合わせた背面カメラ
- 有線イヤフォン・ヘッドフォンを使用出来るイヤフォンジャック搭載
- スマートフォンケース付属
- SoftBank、ドコモ、au、楽天モバイルといった複数通信キャリアの帯域をサポート
- 5Gモバイルネットワーク(Sub6)対応
- 物理的なnanoSIMに加えて開通まで時間がかからないeSIMをサポート
Xiaomi Redmi 12 5GとRedmi 12Cの仕様比較
モデル名 | Redmi 12 5G | Redmi 12C |
Soc | Snapdragon 4 Gen 2(4nm) | Helio G85(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 3GB、4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 64GB、128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大18W | 最大10W |
重量 | 約200g | 約192g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定センサー(背面)
フロントカメラ
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メインカメラ(背面)
ポートレート用補助レンズ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP53 | IP52 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
位置情報 | GPS、Glonass、Galileo、Beidou | GPS、Glonass、Galileo、Beidou |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+nano SIM |
認証 | 側面指紋認証+AI顔認証 | 背面指紋認証+AI顔認証 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | モノラル | モノラル |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
Xiaomi Redmi 12 5G(オープンマーケット版)にお勧めな格安SIM
Redmi 12 5Gが対応する周波数帯
- 5G Sub-6: 対応バンド n3/n28/n41/n77/n78
- LTE: 対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42
- 3G:WCDMA 1/2/4/5/8/6/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(×)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM
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