『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』ユーザーは『編集マジック』というクラウドAIを用いた機能を使うことが出来ます。編集マジックは消しゴムマジック等と異なり、一度Googleフォトに画像をアップロードしなければなりません。画像編集自体はクラウド上で行います。
編集マジックの精度がどの程度かと言えば、ローカル環境で行う消しゴムマジックの比にならないレベル。一度編集マジックの完成度を知ってしまうと、『もう消しゴムマジックを使いたくない』と思うかもしれません。それ位違います。
クオリティは申し分ない編集マジックですが、『時間がかかる』『データ通信量が必ず発生する』というのはデメリット。家に光回線が開通しておらず、『モバイル通信のみ』という人にとってはやや使いづらい部分も。
今後Pixel 8 Proには『動画ブースト(ビデオ夜景モード)』という機能も追加される予定。こちらも最高画質を得るにはGoogleフォトに動画をアップロードする必要があるとされており、あくまでクラウド処理が前提。
編集マジックに関して言えば、『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』で撮影した画像のみが同機能に対応しているという訳ではありません。他のスマートフォンで撮影した画像でも、Googleフォトにアップロードされていれば同じ様に編集出来ます。
先述している通り、作業は『クラウド上』で実行。よってGoogleフォトの機能として採用されていれば、アップロード後に『端末を変える』必要は無いのです。
画像を編集しやすいのは、画面が小さいスマートフォンではなく断然『タブレット』。編集マジックをタブレットで使えるようになれば、利便性は確実に上がります。
Googleは『Google One』というクラウドストレージサービスを提供。同サービスに加入すると、『Gmail』『Googleドライブ』『Googleフォト』で利用可能なデータ容量を15GB(デフォルト)以上に増やすことが出来ます。
月契約料金 | 年契約料金 | |
ベーシック100GB | 250円 | 2,500円 |
スタンダード200GB | 380円 | 3,800円 |
プレミアム2TB | 1,300円 | 13,000円 |
また、Google Oneに加入するとその特典として『消しゴムマジック』『ぼかし』『HDRエフェクト』といった編集機能がGoogleフォトで使えるように。そこに今後『編集マジック』が追加されても何ら不自然ではありません(動画ブーストは難しいかもしれませんが)。
もっとも、編集マジックや動画ブーストを『Pixel 8、Pixel 8 Proで使える特別な機能』としてGoogle側が打ち出したいという意図も分からなくはありません。とは言え、『編集マジックを使いたいからPixel 8、Pixel 8 Proを買う!』という人がそこまで多いとも思えない。
現状で言えば、端末にはハード面での改善点(特にSoc)が残されている様な気が。端末は端末でしっかりアップグレードしてクラウドはクラウドでサービスを拡充させないと、どっちつかずで中途半端な状況が続くと思います。
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Pixel 8、Pixel 8 Proの主要スペック
Pixel 8 | Pixel 8 Pro | |
---|---|---|
Soc | Google Tensor G3 | Google Tensor G3 |
容量 |
|
|
電池 | 4,575mAh(有線充電:最大27W 無線充電:最大18W) | 5,050mAh(有線充電:最大30W 無線充電:最大23W) |
重量 | 187g | 213g |
画面 |
|
|
カメラ | メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
フロントカメラ
|
メイン(広角)カメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
フロントカメラ
|
防水防塵 | IP68 | IP68 |
オーディオ |
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|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO | Wi-Fi 6E(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz + 6 GHz、2×2+2×2 MIMO |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
SIM | nano SIM+eSIM | nano SIM+eSIM |
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