Socに『Dimensity 6020』を搭載するOPPO A79 5G。先日ベンチマークテストを行ったところ、Aシリーズながら上位の『Reno Aシリーズ』に迫るスコアを記録。
しかしあくまでGPU性能が控えめな『エントリーモデル』。負荷の重い3Dゲームプレイを目的に購入する端末ではありません(その代わりディスプレイ輝度の高さは秀逸)。
とはいえ『たまにゲームで遊びたい』という人は多いはず。今回は『原神』『Asphalt 9』をプレイして、OPPO A79 5Gのゲーム性能をチェック。
原神に関しては、以前『Redmi 12 5G』と『Motorola moto g53j 5G』でも検証を行っています。どの端末を購入するか迷っている人は、こちらの記事も合わせて参考にしていただければ幸いです。
いつもはスクリーンムービーを撮影するのですが、OPPO A79 5Gは撮影時に原神のフレームレートが著しく低下(OFFにすると安定)。よって外部カメラで撮影する方式に切り替えました。
ハイエンドは『画質:最高』『60fps』で検証を行いますが、エントリーモデルのOPPO A79 5Gは『画質:最低』『30fps』からスタート。上限となる30fpsをほぼ維持し、軽快にプレイ出来ています。
画質を『低』に上げてもフレームレートが極端に落ちることはありませんでした。つまりまだ『許容範囲』ということ。
画質を『中』まで引き上げると、フレーム落ちが目立つように。動きも当然カクつきます。30fpsでプレイするなら『画質:低』がちょうど良い設定。
『画質:最低』『45fps』の組み合わせも意外と悪くない動き。局所的なフレーム落ちはありますが、プレイしていて不自然に感じるほどではありませんでした。
30fps設定ではフレームレートが不安定になった『画質:中』。『24fps』まで下げたらどうなるかを試してみました。30fps時より安定感が増し、カクつきも減った印象。画質の美しさを優先するならこちらがお勧めですね。
OPPO A79 5Gで原神をプレイした検証結果
画質:最低、30fps | 画質:低、30fps | 画質:中、30fps | 画質:最低、45fps | 画質:中、24fps |
◎ | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
続けてレースゲーム『Asphalt 9』をプレイ。フレームレートは『60fps』に設定しています。
『常時60fps』こそ実現出来ていないものの、表示は極めて滑らか。3~4年前に発売されたエントリーモデルではカクつきが目立ち、そもそもAsphalt 9で『60fps』の設定すら出来ませんでした。そこから鑑みれば見違える様な進歩。
3Dゲームをプレイするなら『ハイエンドがお勧め』と言いつつ、原神の様に極端に重いゲームでなければそこそこ遊べてしまうのが、最新廉価スマートフォンですね。
OPPO A79 5Gは前モデル(OPPO A77)からどう変わったか
- スマートフォンの処理能力を決めるSocがMediaTek社のHelio G35(12nm)からDimensity 6020(7nm)に刷新。データ処理速度と電力効率が改善。
- ストレージ規格がeMMC 5.1からUFS2.2に変更。データの読み書き速度が向上し、消費電力低下。
- ディスプレイの解像度がHD+からフルHD+に向上。画像や文字をより高精細に表示。
- リフレッシュレート(画面を1秒間に書き換え可能な回数)が60Hzから90Hzに向上。1秒間に30コマ分滑らかな表示が可能に。
- タッチサンプリングレート(1秒間に画面がタッチに反応する回数)が60Hzから180Hzに向上。タッチ感度が3倍に上がり操作性アップ。
- FeliCa ICチップを搭載したことで、おサイフケータイやGoogleウォレットといったサービスに対応
- SocがHelio G35からDimensity 6020に変更されたことで、4Gだけでなく5Gネットワークにも対応。
- 物理的なSIMカードに加えてeSIMに対応。通信業者とのオンライン上のやりとりで最短即日開通可能
- マスクを着用したままロック解除可能な顔認証
OPPO A77から引き継がれた強み
- 最大33Wの急速充電に対応
- 128GBの大容量ストレージ
- Micro SDカード対応(最大1TBまで)
- Bluetoothの規格が新しい(5.3)
- ウルトラボリュームモード搭載で最大300%ボリュームアップ可能
- OPPO独自開発のDynamic Computing Engineに対応し、バックグラウンドのアプリ動作を安定させ消費電力を制御
- アイコンや文字サイズを大きく見やすくするシンプルモード搭載
OPPO A79 5Gを購入するのに不向きな人
- 原神の様な負荷の重い3Dゲームで頻繁に遊ぶ
- 日常的に使用しているアプリの数が多い(メモリ容量の多いOPPO Reno9 Aがお勧め)
OPPO A79 5GとOPPO A77の主な仕様
モデル名 | OPPO A79 5G | OPPO A77 |
Soc | MediaTek Dimensity 6020(7nm) | MediaTek Helio G35(12nm) |
メモリ容量 | 4GB(LPDDR4X) | 4GB(LPDDR4X) |
ストレージ容量 | 128GB(UFS 2.2) | 128GB(eMMC 5.1) |
電池 | 5,000mAh | 5,000mAh |
充電速度 | 最大33W(充電器別売) | 最大33W(充電器別売) |
重量 | 約193g | 約187g |
サイズ |
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画面 |
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カメラ | メインカメラ(背面)
深度測定カメラ
フロントカメラ
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メインカメラ
深度測定カメラ
フロントカメラ
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防水防塵 | IP54 | IP54 |
イヤフォンジャック | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
位置情報 | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS | GPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSS |
Wi-Fi | Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
SIM | nano SIM×2+eSIM×1 | nano SIM+nano SIM |
認証 | 顔、側面 | 顔、側面 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
スピーカー | ステレオ(ウルトラブースト) | ステレオ(ウルトラブースト) |
Micro SDカード | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
5G(Sub6) | 対応 | 非対応 |
主な通信バンド対応 | 4G&5Gドコモ、SoftBank、au、楽天(B79、ミリ波非対応) | 4G:ドコモ、SoftBank、au、楽天 |
OPPO A79 5G(オープンマーケット版)にお勧めなSIM
主な通信バンドに対応 | 通信業者 |
ドコモ | IIJmio、ahamo、mineo、NUROモバイル |
SoftBank | ワイモバイル、LINEMO、mineo、NUROモバイル |
au | UQモバイル、mineo、NUROモバイル |
楽天 | 楽天モバイル |