スマートフォンのカメラ画質は『ハード』『ソフト』の両輪に左右されます。SHARPのAQUOS senseシリーズは、『6』あたりまでハードウェアよりソフトウェアにチカラを入れていた印象。
しかし上位モデルで培われたソフトウェア処理能力は中々のもので、私好みの写真を量産。AIのシーン認識も適正で『雰囲気作りがうまいスマホ』といったイメージでした。
とはいえ『ダイナミックレンジ』や『質感』に関して言えば『あと一歩』。夜景などの『低照度』環境においてはノイズが目立ちました。
それまでのAQUOS senseを超越し、満を持して『ハードウェア』を強化したのが『AQUOS sense7』。イメージセンサーのサイズを『1/1.55インチ』に拡大したことで、扱える光の量が増加。
さらに物理的にレンズを動かしてブレを補正する『光学式手ブレ補正』を導入。全画素を使用した『像面位相差オートフォーカス』にも対応するなど別シリーズ並みの進化を実現。
投稿が見つかりません。低照度を含む全方位で描写力が向上し、『カメラ(写真)画質が良好なスマホ』の仲間入りを果たしたAQUOS sense7。
AQUOS sense8ではSocがSnapdragon 695 5Gから『Snapragon 6 Gen 1』に刷新。画像を処理する『ISP』が変更されているので、その部分が画質にどう影響を与えているかは実際に撮影して確認する必要あり。
スペック的にはイメージセンサーやレンズに大きな変更はなし(焦点距離が僅かに長くなっている)。前モデルと同じハードを使用するメリットは、ソフトウェアの最適化を引き継げること。
AQUOS sense8とAQUOS sense7のメインカメラスペック(Device Info HW参照)
AQUOS sense8 | AQUOS sense7 | |
解像度 | 1,260万画素(最大5,030万画素) | 1,260万画素 |
F値 | 1.9 | 1.9 |
焦点距離 | 5.6mm(35mm換算で23.5mm) | 5.5mm(35mm換算で23.1mm) |
イメージセンサーサイズ | 8.26×6.19 | 8.26×6.19 |
画素サイズ | ~1.01(2.02)μm | ~2.02μm |
手ブレ補正 | 光学式、電子式 | 光学式、電子式 |
カラーフィルター | BGGR | BGGR |
ISP | Qualcomm Spectra Triple ISP | Qualcomm Spectra 346T |
画素エンジン | ProPix5 | ProPix4 |
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AQUOS sense8では画素エンジンをProPix4から『ProPix5(AQUOS R8 proの高画素化技術を応用。RAWデータを複数枚撮影して合成)』にアップデート。
Snapdragon 6 Gen 1の採用により処理能力が向上しているので、『RAWデータを複数枚撮影して合成』するHDR(ハイダイナミックレンジ)画像のクオリティが上がっている可能性は大。
食べ物以外は色が不自然になりやすいスマートフォンのAIモードですが、AQUOS senseシリーズの場合はあまりそういった印象を受けません。よって今回は『オートHDR』に加えて『AI』もONにしていざ撮影を開始。
ここから書いている内容の一覧
- AQUOS sense8とAQUOS sense7のカメラ画質比較
- AQUOS sense8のカメラで撮影した風景写真
- AQUOS sense8のカメラで撮影した夜景写真
- AQUOS sense8のカメラで撮影した食べ物の写真
- AQUOS sense8、AQUOS sense7の主な仕様
- AQUOS sense8にお勧めな格安SIM
- 関連リンク
AQUOS sense8とAQUOS sense7のカメラ画質比較
ベースの部分は大きく変わっていないものの、AQUOS sense8の方が質感が残る描写に(グラデーションが深い)。また、背景のノイズ処理が滑らかになっているとも感じます。
AQUOS sense8が採用するSnapdragon 6 Gen 1のISPはAIDE(AI ベースのノイズ除去エンジン)に対応。ノイズ処理に関してはAIDEがうまく機能しているのかもしれません。
白い被写体は特に質感の差が顕著。AQUOS sense7では若干露出オーバー気味だったのが(全てではない)、AQUOS sense8では適正に調整されています。HDR性能の向上も影響してそうですね。
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AQUOS sense8のカメラで撮影した風景写真
ここからはAQUOS sense8で撮影した写真を中心にご覧ください。
淡い色から派手な色まで総じてバランス良し。これだけ花の写真を沢山撮っても『特定の色が強く出すぎている』と感じる描写が一枚も無いのはかなり稀。
曇りの天候を不自然に明るく仕上げることも無いので、私の様に風景をメインに撮る人とAQUOS sense8の相性は抜群と言えるでしょう。
画像処理が難しく、メーカーによって仕上がりが異なる『逆光』もご覧の通りお手の物。ミドルクラスでこの雰囲気を出せるスマートフォンは数少ないはず。
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AQUOS sense8のカメラで撮影した夜景写真
そして極めつけは夜景。AQUOS sense8のカメラアプリには『オートナイト』が新たに追加。ONに設定すると極端に光の量が少ない場所では自動的にナイトモードで撮影を行います。
ポートレートモードがナイトモードに対応しているのもAQUOS sense8の特徴。2つのモードを組み合わせることで、より幻想的な描写を得られます。
AQUOS sense8のカメラで撮影した食べ物の写真
食べ物の撮影は元々AQUOS senseシリーズの十八番といったイメージ。飯テロを日課としている人も不満を感じないかと。
AQUOS sense8、AQUOS sense7の主な仕様
モデル名 | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
Soc | Snapdragon 6 Gen 1(4nm) | Snapdragon 695 5G(6nm) |
容量 | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
電池 | 5,000mAh(USB Power delivery Revision3.0) | 4,570mAh(USB Power delivery Revision3.0) |
重量 | 159g | 158g |
画面 | サイズ:6.1インチ 種類:IGZO有機EL 表示色:10億色 解像度:1080×2432ピクセル ピーク輝度:1,300nit コントラスト比:1,300万:1 |
サイズ:6.1インチ 種類:IGZO有機EL 表示色:10億色 解像度:1080×2432ピクセル ピーク輝度:1,300nit コントラスト比:1,300万:1 |
カメラ | リアカメラ
フロントカメラ
|
リアカメラ
フロントカメラ
|
オーディオ | モノラル(シングルスピーカー) | モノラル(シングルスピーカー) |
イヤフォンジャック | 対応 | 対応 |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
位置情報 | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) | GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
SIM | nanoSIM/eSIM DSDV | nanoSIM/eSIM DSDV |
防塵防水 | IP68 | IP68 |
MIL規格 | MIL-STD-810H準拠 | MIL-STD-810H準拠 |
DisplayPort v1.4 | 対応 | 非対応 |
AQUOS sense8にお勧めな格安SIM
- 5G : n1/n3/n28/n41/n77/n78/n79
- LTE :B1/B2/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B21/B28/B38/B41/B42
- 3G : B1/B2/B5/B8
- GSM : 850/900/1,800/1,900MHz
docomoの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band19(◎)、Band21(◎)、Band28(×)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)、Band n79(◎)
docomo回線が使えるお勧め格安SIM
Softbankの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band8(◎)、Band11(×)、Band28(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
Softbank回線が使えるお勧め格安SIM
auの周波数帯対応状況
- 4G:Band1(◎)、Band3(◎)、Band11(×)、Band18(◎)、Band28(◎)、Band41(◎)、Band42(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)、Band n78(◎)
au回線が使えるお勧め格安SIM
楽天モバイルの周波数帯対応状況
- 4G:Band3(◎)、Band18(パートナー回線)(◎)
- 5G(sub6):Band n77(◎)
楽天回線が使えるお勧め格安SIM