Apple MUSICが料金据え置きでロスレス音源に対応。月額980円はAmazon Music HDの半額!
Apple Musicが追加料金なし(月額利用料金980円)でロスレス音源の配信に対応。私が契約しているAmazon Music HDは月額1,980円(プライム会員は1,780円)、でした。それが6月9日ついに月額980円(プライム会員は780円)に大幅値下げ。海外からは約1ヶ月遅れましたが、安くなったなら結果全て良し!ユーザーとしては感謝感謝です。
ロスレス音源配信サービスApple Music、Amazon Music HD、mora qualitasを比較
サービス | Apple Music | Amazon Music HD | mora qualitas |
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曲数 | 7,500万曲 | 7,000万曲 | 非公表 |
ロスレス品質 | 44.1kHz/16bit~192kHz/24bit | 44.1kHz/16bit~192kHz/24bit | 44.1kHz/16bit~96kHz/24bit |
ロスレスフォーマット | ALAC | FLAC | FLAC |
3Dオーディオ | 対応(空間オーディオ:Spatial Audio) | 対応(360 Reality Audio) | 非対応 |
月額利用料金 | 980円(税込) | 980円(税込)※アマゾンプライム会員:780円 | 2,178円(税込) |
ロスレス音源を聴くなら音が安定する有線接続がお勧め。ただしiPhoneとAndroidでは準備するものに違いあり
ロスレス音源を聴くのにお勧めなのはやはり有線接続。iPhoneは変換アダプタとハイレゾに対応するイヤフォン/ヘッドフォン、もしくはLightningコネクタを採用するイヤフォン/ヘッドフォンが必須となります。
かたやAndroidはイヤフォンジャックを搭載する端末が多いので、大体の場合はハイレゾに対応するイヤフォン/ヘッドフォンを用意するだけでOK。iPhone対応製品はMFiの認証が必要になるので、どれも価格が割高。揃えるには手間だけでなくお金もかかります。手軽にロスレス音源を楽しみたいのであれば、やはりiPhoneではなくAndroidがお勧め。
Apple Music、Amazon Music HDを最高音質で楽しむにはDACが必要
Apple MusicとAmazon Music HDは44.1KHz/16bit~192KHz/24bitの周波数/ビット数に対応しています。最高の音質を求めるのであれば、192KHz/24bitの周波数/ビット数で聴ける環境を整える必要があります。iPhone及びAndroid端末が対応する最大周波数/ビット数は48kHz/24bit。つまりデフォルトの状態でApple MusicとAmazon Music HDの最高音質に非対応。そこで必要になるのがDACです。
超安価な千円台のDACがどの程度使えるのかを検証
もっとも、DACを拡張せずに聴ける48kHz/24bitでも音質は十分過ぎる程高精細。仮にDACの価格が高ければ不要という人が実際は殆どのはず。そこで今回は千円台で購入出来る超リーズナブルなDACがどの程度使えるのかを検証する事に。
AndroidでAmazon Music HDの音質、端末の性能、接続状況、コーデックを表示
Amazon Music HDでは曲の音質(再生している音源の最大音質)、端末の性能(OSで報告されている端末で再生可能な最大音質)、現在の接続状況(現在再生中の音質)、コーデックをそれぞれ確認する事が可能です。Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Redmi 9T、moto g30、Zenfone 7では下の画像の通り情報が表示されます。先述している通り、DACを利用しなければ最大周波数/ビット数は48KHz/24bit。
表示されている端末の性能(OSで報告されている端末で再生可能な最大音質)は同じでも、勿論端末によって音の聴こえ方は異なります。Redmi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Redmi 9T、moto g30、Zenfone 7の中で、私が個人的に一番気に入っているのがRedmi Note 10 Pro。聴覚テスト機能まで備えるこのスマホ。只者ではありません。
iPhoneでAmazon Music HDの音質、端末の性能、接続状況、コーデックを表示
iPhone 12 miniに表示されている内容はコチラ。Android端末と変わりません。ただし、イヤフォンジャックに対応させるには別途変換プラグが必ず必要になる事を忘れずに。
Android端末に一番安い千円台のUSB DACを接続
続いてUSB DAC(もどき?)を接続してみましょう。この製品はHi-Fiチップ利用と書いてあり、DACという表記はありません。しかし性能は似たようなものなので、今回の検証に使用する事に。ロゴマークのデザインが微妙なので普段は殆ど使っていません。効果は微妙かと思いきや驚きの結果が!
なんと最大周波数が48KHzから96KHzに上がっています。千円足らずで明確な性能アップを得られるとは。きちんとDACとして作用している証拠かと。しかし最高音質は192KHz/24bitなのでその領域には届いていません。
2番目に安いUGREENのUSB DACをAndroid端末に接続したらまさかの結果に
2番めは安価ながら見た目も格好良いUGREENのUSB DAC。こちらはきちんとDACという表記があります。それでいて価格は先程のものと対して変わりません。どちらを買うか悩んだら間違いなくこっちをお勧めします。そのはっきりとした理由が接続結果からも明らかに。
周波数がAmazon Music HDの最高値となる192KHzに到達!Android端末であれば、千円台のUSB DACを接続すればApple MusicやAmazon Music HDの最高音質に対応する事が判明。素晴らしいコスパですね。実際にこのUSB DACを装着すると認識出来るレベルで音が向上します。とんでもない数の高評価がついているのも理解出来ますね。
Lightningコネクタ対応のDACを買ったと思ったらただの変換プラグだった!
そしていよいよiPhoneの出番です。iPhone用のDACを持っていなかったので、ビックカメラに買いに行きました。一番安いもの(ELECOM)をセレクトしたら、DAC機能の無いただの変換アダプタでした!きちんと説明を読めば良かった。しかし変換アダプタが3商品の中で一番高額という事実。MFi恐るべし。
今回は仕方が無いので、Lightningをイヤフォンジャックに変換した場合の結果を検証する事に。その結果がコチラ。予想通りですが変化無し。有線で音楽が聴けるようになっただけでした。音質はイヤフォンジャックに直接イヤフォンを接続したRedmi Note 10 Proの方が上と感じるので、やはりロスレス音源を聴くにはあまり適していないという事か。
UGREENのLightning DACをAmazonで購入!
iPhoneだけ変換アダプタ出検証というのはまずいので、Android用のDACで最高のパフォーマンスを発揮したUGREEN製のDACをAmazonで購入しました。なんとMFi対応でギリギリ千円台!探せばあるんですね。レビューを別記事にしているのでよろしければご覧ください!
お勧めなハイレゾ対応イヤフォンはコレ!
1万以上の製品と比較しても音質的に負けていないと感じたのがCCA C12というイヤフォン。リケーブルタイプなのでケーブルを自分好みにカスタムする事も可能です。デザインが特徴的なので万人受けするとは思いませんが、適当な価格で高音質なイヤフォンを探している人にはお勧めです!