西ヨーロッパでタブレット需要が増加。M1 iPad Proが好調のAppleが1位。2位はサムスンを抜いてLenovo

シンガポールの調査会社『Canalys』によると、2021年第2四半期『西ヨーロッパ』におけるタブレットの出荷は18%増加し合計790万台。これはロックダウンが長期化し、リモートで作業学習を行う社会人や学生が増加した事によるもの。パソコンではなくコストの安いタブレットを選ぶユーザーが多かったようです。

タブレット

シェア第1位はAppleで36%。前年比は+73%。M1チップを搭載するiPad Proが好調な売上を記録し、絶対的優位な立場ながらさらに出荷台数を伸ばしています。

M1 iPad Pro

Appleより

2位は前年比+87%と急成長したLenovoでシェア率は20%。タブレット需要の拡大に合わせ、iPadより廉価なタブレットを即時投入。価格差勝負が良い結果を生み、成長率ではAppleを上回る快進撃を見せています。

タブレット

Lenovoより

3位のSamsungは前年比-24%のダウン。シェア率18%でLenovoに2位の座を譲っています。スマートフォンに加え半導体部門においても苦境にあえぐSamsung。タブレット市場でも冴えない結果となっています。

Galaxy Tab A

Samsungより

Samsung以外にもHuaweiが-38%でシェア率8%。Amazonも-15%となりシェア率6%に転落しています。2021年度後半はXiaomi、Honorが中国市場に向けてタブレットをリリース。今後はRealme、OPPOもタブレットを投入予定。グローバル展開が決定したら、絶好調のApple、Lenovoを巻き込んだシェア争いが開始されるでしょう。

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